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江戸へ金を輸送する北国街道の要衝!新潟と長野の県境にある「関川の関所跡」を訪れる

江戸へ金を輸送する北国街道の要衝!新潟と長野の県境にある「関川の関所跡」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

関川 一の橋

北国街道と交差する関川という河川を渡るための橋が一之橋です。関川は信濃国(長野県)と越後国(新潟県)の境目にある川だったので、渡った先に関所があります。奥に見える鉄骨製の橋が現行の『一之橋』であり、手前のアーチ状の橋が江戸時代の一之橋の見た目を復元した『長寿橋』です。江戸時代から多くの往来があった北国街道ですが、バイパスとして造られた上信越自動車道が開通したため現在ではほとんど車の通りはありません。ちなみに、上信越自動車道は近くにある信越大橋という高くて大きな橋を通ります。

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関川の関所跡

関川の関所は、江戸時代に使われていた検問所です。今でこそ県境を超えることは当たり前に行われていて道路も自由に通行することができますが、江戸時代にはあらかじめ御代官に許可された経路を行き来する必要がありました。関所破りは極刑という規則となっています。関所では移動の目的と通行手形の確認が行われていました。

ところが、実際には『関川関所犬くぐり道』という関所破りができる経路もありました。夕方までに宿に到着し、開門する前に宿の主人が先導して建物の裏側にある勝手口から橋へと抜けていたそうです。関所破りまでしてどこに行くのかというと、善光寺だそうです。関所も地元の人が採用されていたそうなので抜け道があるのは分かっていたはずですが、善光寺参りを目的とした関所破りは黙認されていたようです。

北国街道は江戸時代には佐渡から江戸への砂金を運ぶための経路として使われていたことからとても厳重な警備が行われていたと言われています。長寿橋が復元された際には『きんさん・ぎんさん』という長寿タレントが除幕式に参加したことを記念してきんさん・ぎんさんの銅像が設置されています。江戸まで金を運んでいたことと長寿ということにちなんでいるということのようです。

道の歴史館

関川の関所には復元した関所の跡の他に道の歴史館という地域博物館が設置されています。入館料は大人500円、子ども300円です。館内では江戸時代の風習や関所についての資料を見ることができます。江戸時代と関所の歴史について興味がある方は館内にも入館してみてください。

おわりに

今回は長野県と新潟県の県境にある関川の関所を訪れてみました。関川の関所は江戸時代にはとても重要な経路として使われていた北国街道の関所でした。今では上信越自動車道であっという間に通過してしまいがちな場所にありますが、近くを通りかかった際にはぜひ立ち寄ってみてください。

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