旧石器時代に野尻湖人が住んでいた痕跡!発掘調査の拠点にもなっている「野尻湖」と「ナウマンゾウ博物館」を訪れる
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野尻湖 ナウマンゾウ博物館

まずは野尻湖ナウマンゾウ博物館を訪れました。野尻湖ナウマンゾウ博物館は長野県の野尻湖にある博物館です。ナウマンゾウ発掘の歴史や野尻湖人の存在についての展示が行われています。野尻湖はナウマンゾウの歯の化石やその他多数の化石が発見されたことで有名な湖です。ナウマンゾウの化石が発見されたことに加えて、狩りをしていた人間の存在が歴史的価値となっています。
入場料

区分 | 料金 |
---|---|
一般 | 500円 |
小中学生 | 300円 |
入館料は一般500円、小中学生300円です。
展示室の様子



旧石器時代の地層からナウマンゾウの化石が発見されることは珍しいことではありませんが、野尻湖においては自然に集まったとするには不自然なほど多くの化石が発見されています。このことから旧石器時代に野尻湖人が住んで狩りをしていたと推測されています。


野尻湖の発掘調査は一般人でも希望すれば参加することができる参加型の調査となっています。考古学の発掘調査といえば学者か作業員でないとできないものと思われるかもしれませんが、野尻湖においては一般人でも参加者登録すれば調査に参加することができます。


野尻湖で人が生活していた痕跡はナウマンゾウの化石だけではありません。野尻湖にて漁をおこなっていたと思われる道具の一部も見つかっています。



本物のナウマンゾウの歯の化石に触れてみるコーナーや旧石器時代の野尻湖の周囲を想像したイラストを背景に記念撮影することができるコーナーも設置されていました。
黒姫山と野尻湖


野尻湖は長野県で諏訪湖に2番目に大きい湖です。湖面の形状が開いた花のように見えることから芙蓉湖という別名もあります。野尻湖の形成については諸説ありますが、黒姫山の噴火によって沢がせき止められてできたという説が有力となっています。2015年には黒姫山と野尻湖が妙高戸隠連山国立公園として指定されています。

野尻湖には枇杷島という島があります。枇杷島は宇賀神社という五穀豊穣にご利益があるとされている宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が祀られています。枇杷島には野尻湖遊覧船またはカヤックにて訪れることができます。遊覧船の場合は約20分間の上陸時間でお参りすることができます。
ナウマンゾウ 親子像



北国街道の野尻湖の入口にはナウマンゾウの親子の像が設置されています。もしナウマンゾウが湖畔を歩いていたとしたらという景色を見られます。
おわりに
今回は野尻湖と野尻湖ナウマンゾウ博物館を訪れました。野尻湖ははるか昔からこの地に存在している湖で、旧石器時代にはすでに周辺に野尻湖人と呼ばれる人たちが住んでいたと考えられています。湖畔に立って眺めていた景色はもしかすると野尻湖人と同じ景色を眺めているのかもしれません。日本の歴史が好きな方はぜひ立ち寄って見てください。