非圧雪パウダースノーコースが人気!妙高市にある大規模スキー場「ロッテアライリゾート」に宿泊する
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
目次
ロッテアライリゾート
今回はロッテアライリゾートに宿泊します。ロッテアライリゾートは、1993年にソニー関連会社のレイケイや旧新井市の出資によって開業したARAI MOUNTAIN & SPAを前身とするスキーリゾート施設です。バブル崩壊やスキーブームの終結に伴い、2017年に韓国・ロッテグループによってロッテアライリゾートとして、再出発し現在に至ります。豪雪地帯にあるため12月~5月までの約半年もの間でスキーを楽しむことができます。
アライリゾートの新井は旧市名の新井から来ています。新井市と妙高高原町・妙高村が市町村合併して現在の妙高市となりました。合併にあたっては新井市も含めて妙高地域であるということから妙高という名称を合併後の市名にするということが協議され、2005年4月1日に妙高市が発足しました。合併前から広域行政組合による共同管理が行われていたようなので、合併が進められたのは必然だったかもしれません。
ARAI棟 客室の様子
一般宿泊客向けのARAI棟と家族で宿泊できるようなデラックスルームがあるLODGE棟に分かれており、今回はそのうちARAI棟に宿泊しました。一般向けのARAI棟でもリゾート地として開発されたという経緯から客室もリゾートホテルを意識したつくりとなっています。ビジネスホテルと違って、ベランダの外に出て空気を吸うこともできます。ロッテグループとして再出発する際に大規模なリニューアル工事が行われているため内装も綺麗です。コンセントが若干少ないのが気になるくらいでした。
水回りの様子
水回りは若干狭めに作られています。ホテル併設の温泉施設を利用することができるので、客室内の水回りはあまり利用しないかもしれません。ホテル宿泊者は専用の出入口から入場することで滞在中は何度でも無料で入浴することができます。スキー場利用者もリフト券を提示すると1,000円で日帰り入浴することができます。
食事の様子
豪雪地帯の山の中でのリゾート開発が進められたという経緯からも分かる通り、周囲にはお店が少なくふらっと食べに行くということは難しいです。特に日没後の豪雪地帯での移動はとても困難なので、特に食べに行く場所を決めていないのであれば結局ホテルで食べるのが便利という結論になりました。
夕食の様子
ホテルの中でもお手頃ラインの夕食処は、洋食レストラン『The PLATE』と和食レストラン『日本料理 あさ日』があります。洋食はビュッフェスタイル(6,380円)で、和食は和食膳(6,380円)と値段は同じのことだったので、どちらにしようか悩んでビュッフェスタイルを選びました。
洋食のビュッフェスタイルなのでメインは洋食で、ローストビーフもありました。
ハンバーグやサーモンのマリネなど単品で出てきても
洋食がメインと言っても完全に洋風な食事になってしまうと単調になってしまうからか、海鮮丼や天ぷらなどの和風メニューも用意されています。天ぷらを食べながらムール貝やマカロニを食べるというビュッフェスタイルならではの食べ方ができます。
お酒は別注文することができます。チーズやクラッカーなど明らかにお酒のおつまみ系のものも用意されているので、お酒を軽く飲みたい方でも利用することができます。なお、ソフトドリンクはドリンクサーバーから自由に持ってくることが可能です。
新潟県の郷土菓子である笹団子や運営会社のロッテにちなんでロッテコアラのマーチなどがデザートとして用意されていました。ソフトクリームを食べるとさっぱりとします。
部屋に戻ってみると日中は吹雪いていた雪が降り止んでいました。予報だと夜はこのまま晴れるものの、日が上がってからはまた雪が降るとのことだったので、降るなら夜のうちに降ってもらいたいなと思いました。
朝食の様子(1日目)
朝食は再び夕食で訪れたのと同じく『The PLATE』が会場でした。The PLATEの朝食ビュッフェは(4,400円)です。朝食時は自由席となっているので、空いてる席を探して座ります。宿泊プランに含まれている人も多いようで、あきらかに夕食時よりも多くの人が訪れていました。
夕食時にはひとつひとつが1品1品として単品として出てきてもおかしくないようなメニューだったのと比べると、朝食はもう少し軽めでオードブルの一部分のようなメニューとなっていました。メニュー数も多いので
ライブキッチンとしてオムレツがありました。注文すると目の前でふわふわのオムレツを焼いてもらうことができます。良い目のホテルでは朝食にオムレツを焼いてくれるので、ロッテアライリゾートももれなく良いホテルの文化を踏襲しています。
館内はどこでも暖房が効いているので温かいのですが、一歩外に出たら極寒です。朝からカレーを食べておくと体が温まります。
朝食の様子(2日目)
2日目の朝食も同じく『The PLATE』で朝食ビュッフェを食べました。リゾートホテルとして営業しているので長期滞在しても飽きないようにメニューは毎日少しずつ入れ替えが行われています。連泊するときは和洋中からメインとして食べる料理の種類を決めて取り分けるとよりバリエーションを作ることができます。
注文すると目の前で焼いてくれるライブキッチンのオムレツも昨日とは違ってパンがついていました。
パウダースノーが人気のスキー場
スキーリゾートとして開発が行われた場所なので、スキー場へ行かない理由はありません。併設のスキー場は『アライマウンテンリゾート』と言います。アライマウンテンリゾートの特徴を一言で表すと『上級者はフリーライディングゾーンでまるでバックカントリーのような滑走を楽しめる場所』となっています。
フリーライディングゾーンとは、スキー場管理区域内にあるまるでバックカントリーのような滑走場所です。バックカントリーは上級者でも戻ってこれないことがあるエクストリームスポーツですが、フリーライディングゾーンはスキー場のパトロールが巡回しているので多少は安全です。
2日目は降雪で視界不良
ゴンドラやリフト時代は稼働していたのですが、降雪が激しく視界も悪かったのでほとんど滑走している人は見当たりませんでした。
初心者コースの一番末端にあるファミリーゲレンデもガラガラでした。上級者であれば降りたてのパウダースノーを求めて滑りに行くという方もいるかもしれませんが、この天候でも滑りたいという初心者はあまりいないようです。
チケット売り場も開店休業の状態でした。ロッテマウンテンリゾートのリフト券は決して安価ではないので、この天候が続くと厳しいので利用するのは見送ることにしました。
3日目は絶好の晴天
夜遅くまで降り続いた雪も一夜明けて快晴になりました。朝から期待が持てそうな遠くまで雲一つ無いカラッとした天気でした。
スキー場では早ければ早いほど誰も滑っていない荒れていない状態を滑ることができます。いわゆる1番乗りの『ファーストトラック』のために、日の出前からスキーやスノボの板を置いて順番待ちをしている場合があります。この日は前日までの大雪の関係かそういった人はまだ見かけませんでした。
太陽が登ってスキー場の斜面が明るくなってきました。南斜面なので日中はとても明るく見えます。ロッテアライリゾートではファーストクラスと一般のエコノミークラスという2種類のリフト券があります。ファーストクラスは、リフトの乗車受付時間が30分早くに始まることと、エコノミークラスに比べて優先して乗車できるという特典があります。訪れた日はさほど混雑していなかったのと、準備の都合で30分早い開始時間には間に合いそうになかったので、エコノミークラスのチケットにしました。
初心者コースは緩やかなロングコース
山麓から『新井ゴンドラ』と『小毛無リフト』を乗り継いで、初心者コースの『妙高ロングラン(滑走距離2,300m・平均斜度8°)』→『六本木ロード(滑走距離1,100m・7度)』のスタート地点までやってきました。妙高ロングランと六本木ロードは時速10kmで滑走した場合は約20分間のロングコースとなっています。ファミリーゲレンデからステップアップで練習している子どももいるような緩やかなカーブが続く緩斜面コースなので、多少なりとも滑れるのであれば問題無いかなと思います。
妙高ロングランと六本木ロードを通ると『小毛無リフト』の乗り場前に出てくるのでぐるぐると初心者コースを周回することができます。初回は初めて過ぎて何がなんだかというかんじでしたが、午前中の早い時間帯だったのでコースも整備されていてとても気分良く滑ることができました。
コースの途中にフリーライディングゾーンが設定されています。初心者コースをショートカットするように設定されているので、時折上手な方が滑り降りているのを見ることができます。初心者コースのショートカットコースなので、初心者から中級者レベルの方が実力チャレンジで滑ってみるというのにも程よいかもしれません。
山麓にロッテアライリゾートの建物や旧新井市を一望することができます。午後から再び降雪の予報が出ていたので遠くのほうが徐々に白く霞んで見えるようになっていました。天気が良いときに滑ると絶景を眺めながらの滑走になります。ただし、初心者コースでも一部急斜面スレスレになっている箇所があるので、まだ上手くコントロールできない初心者は中級者以上の方に付き添ってもらったほうが安心して楽しめるかなと思います。
おわりに
海外にあるようなスキーリゾートを想定して作られたスキー場です。初心者もたのしめますが、どちらかと言うと上級者のほうがより良さを体感できるかもしれません。サラッサラの摩擦感のないパウダースノーとまるでバックカントリーのようなフリーライディングゾーンは一度体験すると嵌る人も多いそうです。