福島・本宮市にある地産原料の手作り味噌店!麹を使ったカフェも併設の直売所「糀和田屋」を訪れる
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
糀和田屋
福島県本宮市にて麹を使った食品を製造している糀和田屋を訪れました。糀和田屋は長年地域の食卓に上る味噌や醤油を製造している商店です。江戸時代からこの地に根付いて営業しており、現在でも主にひとつひとつ手作業で手塩にかけて作られた製品を展開しています。店舗建物も母屋として使われた歴史のある建物を改装しているそうです。
本記事は、福島県観光交流課の主催する『ふくしま観光・夏コース』モニターツアープログラムに参加し、滞在に際して支援を受けて作成しています。
作業場見学
今回は特別に作業場見学もさせてもらえるそうです。早速、手洗い消毒及び工場用の靴に履き替えて作業場見学へと向かいました。麹を活用した様々な製品を製造しているため、所狭しと色々な機械や装置が設置されていました。
米麹の仕込み
訪れたときには米麹の仕込み作業が行われていました。室内は麹が定着しやすい環境となっており、人間にとっては真夏のような温度や湿度が保たれています。
この部屋の中で蒸した米に種となる麹を植え付けて、定着するまで数日間待つと米麹が作られます。米に麹菌が定着すれば米麹になりますが、定着しなければ炊いて数日経ったただの米になってしまうので、しっかり定着するようにお世話をするそうです。
出荷前の検品作業
こちらの部屋では検品作業が行われていました。検品でパッケージの内外に不適合な箇所が無いことを確認して、出荷されるそうです。ひとつひとつ丁寧に検品されているので安心して食べることができます。検品で最終選別が行われて合格したもののみが店頭に並びます。
麹の箱詰め作業
こちらの部屋ではブロック状に乾燥した状態の米麹を箱に詰める作業が行われていました。水気を切ることでより運搬に適した状態になるようです。一定の数を箱に詰めたら、また次の箱に詰めて・・・という作業でした。
蒸米機
米を蒸すための機械です。米を投入すると機械の中で蒸されて出てくるそうです。作業中は蒸気でとても高温な環境になるそうです。奥には翌日に使うお米が準備されていました。お米の産地は最終的な利用方法に合わせて、国産・外国産を使い分けているとのことでした。
味噌仕込み体験
作業場見学の後は手作り味噌づくり体験を行いました。味噌づくりに必要な材料は、大豆、塩、米麹と水です。炊いた大豆をよく潰して米麹と塩を混ぜ合わせ、タッパーに詰めたら初日の作業は完了です。途中で天地返しというタッパー内の発酵状況を均等化する作業を挟みつつ、数カ月間熟成させると『手作り味噌』が出来上がります。
麹バナナスムージーでひとやすみ
味噌づくり体験が終わった後は麹バナナスムージーで乾杯をしました。味噌づくりは混ぜるだけと言っても万遍なくしっかり混ぜる必要があるので意外と大変です。そうした作業の後にさっぱりとした麹バナナスムージーはとても美味しく飲むことができました。糀和田屋ではひとやすみに便利なカフェメニューも提供しています。
おわりに
今回は江戸時代から続く旧家の生業を受け継いできた糀和田屋を訪れました。糀和田屋は地域で昔から食べられてきた調味料を製造販売しています。味噌や醤油は料理の基本とも言える調味料です。食事があれば必ず使うものでもあるので、ある種の『ご当地グルメ』として、郡山北部の本宮市の近くを訪れた際にはお土産にぜひ検討してみてください。