大雨予報の直前は貯水を大放水!群馬・吾妻峡散策で「八ッ場ダム」を訪れる
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
ハイキングコースの入口付近にある猿橋
猿橋付近にある入口からハイキングコースに入ると川に沿って自然散策が楽しめるのですが、この日は翌日に大雨の予報が出ていて、予防的にハイキングコースは閉鎖されていました。ハイキングコースが閉鎖されているので、並行している道路を進むことにしました。
おそらく同じように散策に来たものの、コースが閉鎖されていたことで道路を歩いている人もチラホラと見られました。残念ですが安全のための措置なので仕方がありません。吾妻渓谷の上流にある八ッ場ダムで放水が行われているため、吾妻川も増水して荒々しくなっていました。
JR線で最短だったトンネル
JR線で最短だったトンネルとして知られている樽沢隧道が見えました。吾妻川の上流に八ッ場ダムが建設された際に吾妻線の線路付け替え工事が行われた為、現在ではJR線は通っていません。吾妻峡レールバイク アガッタンのアトラクションの一部としてトンネル内を通ることができます。
吾妻川に沿って道路を進む
吾妻川に沿って設置されている道路を進んでいくとハイキングコースの出口側の階段の前を通りました。入口側が封鎖されていたので当然ながら出口側も封鎖されていました。階段を降りた先には景観のよい橋があるのですが、封鎖されている場所だったので立ち寄ることはできませんでした。
道路からも吾妻川を見られる箇所が何箇所かあります。ダムからの放水なので川は勢いよく流れていましたが、滝はそこそこの水量でした。大雨が降った直後だともっと激しく流れ落ちているのが見られるかもしれません。
大放水中の八ッ場ダム
八ッ場ダムに到着しました。近づくと放水による『ザーザー』という水音が聞こえていました。八ッ場ダムの地下発電所の公開は大雨予報に伴って休止されていました。
ダムの規模にもよりますが、八ッ場ダムでは堤防の上についている放水口は緊急用として使われています。「緊急用の放水口から水が流れている姿も見てみたいな」とは思うのですが、たいていそのようなときにダムに近づくことはとても危険なので、実現することはなさそうです。
通常用の放水口も何事も無ければ、流れていたとしても『チョロチョロ』としか流れていないので、これでも普段とは違った迫力のある様子を見ることができました。
勢いよく放水していることで対岸では水しぶきが舞い上がっていて、虹も見ることができました。
八ッ場ダム上部からの眺め
八ッ場ダムは道路や線路は迂回路を通らないと先に進めなくなっていますが、徒歩や自転車のみであればエレベーターを使って行き来することができるようになっています。エレベーターで上に出てみました。勢いよく放水している割にはまだまだ以前に訪れたときよりは多いようでした。
勢いよく放水している様子は堤防の上からも見ることができます。大雨の前に行われている計画放水は安全にダムの機能を見学することができます。
大きなダムなのでちょっと放水したくらいでは大きく水位が動くようなことはありません。ダム湖はまだまだたっぷりと水が蓄えられていました。
計画的に水量を減らしているので、ずっと放水が続けられていました。水量を減らして大雨に備えます。
群馬の青い池
八ッ場ダムの西側には北海道の美瑛にある『白金青い池』のような景色を見られます。八ッ場ダムのほうが水の色こそやや暗めではありましたが、水面が青っぽい色合いであること、立ち枯れた木があること、人工的に作られた池であることという条件面で似ています。北海道まで行かずとも関東でも似たような景色を見ることができるので、気になる方はぜひ訪れてみてください。
おわりに
今回は吾妻渓谷から八ッ場ダムまで散策してみました。この後数日で記録的な大雨が降るかもしれないという予報がまるで想像もつかないような晴れた日でした。大雨前のダムでは計画放水が実施されているので、ダムが好きな方には見応えのある景色を見ることができる場合があります。気になる方はタイミングを見計らって訪れてみてください。