2007年の導入でスカイマーク最古参のJA737N!スカイマークのBC26便で福岡から羽田へ(2023年11月版)
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
福岡空港で一息つく
福岡空港は博多まで2駅という至近距離にあるため、他の空港と比べると街なかで自由に使える時間が増えます。空港へ移動するべきタイムリミットのぎりぎりまで外にいたので、空港についてからは買い物等はせずにのんびりとコーヒーを飲んで一息つくことにしました。
福岡空港は日本でも有数の混雑空港のひとつとなっており、次々と離発着する飛行機が見られます。滑走路が1本しかないことも長年の課題となっていたので、滑走路増設に向けた工事も始まっていました。
ボーディングブリッジから搭乗
福岡空港のターミナルは近年にほぼ新築レベルの改装工事が行われたため、まだ真新しさが残っていました。中央の便利なスポットは大手2社の定位置となっていますが、スカイマークもそれに準じたスポットが割り当てられていて、場所は意外と悪くはありませんでした。LCCが基本的にはバス移動となっていることに比べれば、ボーディングブリッジから搭乗できるというだけでも良いです。
使用機材
- 便名:BC26便
- 登録番号:JA737N
- モデル:Boeing 737-8HX
- 運用開始:2007/08 〜
JA737Nは、2007年からスカイマーク機として使用されてきた機材です。旅客機は整備をすれば何十年と飛行することも可能ですが、自動車と同じで特にこだわりの事情がなければ設備や燃費も向上している新機材へと乗り換えてしまったほうが良いとされています。2014年までに2007年以前に導入されていた機材がすべて引退したため、2014年~2024年の10年間では『スカイマーク最古参』の機材として運用されています。
ウィングレット非搭載
ウィングレットが装着されておらず主翼の先端がまっすぐ伸びているのが窓から見えました。ウィングレットとは翼の先端についている縦向きの小さな羽です。ウィングレットの有り無しは流行りもあるのですが、この機材はウィングレット非搭載でした。最近の新しい機材にはついているのが当たり前のような状況なので、ついていないということからもこの機材が古参
ウィングレットを装着することで先端部分の風の流れが整えられるため燃費向上につながるという効果が期待できます。ただ、ウィングレットを装着することで製造コストが上昇するうえ、重量増加によって燃費向上の効果も打ち消されてしまうこともあるそうなので、航空会社の懐事情なども合わせて付けたり付けなかったりという流行りがあります。
飛行中の様子
最古参の機体とは言えども大手2社では更に古い機体もまだ現役で運用に入っていることを考えればそんなに古さは感じませんでした。後方座席にチラホラと空席が見られたものの機内はほぼ満席でした。羽田福岡便は往復とも新幹線よりも飛行機のほうが優位となっているドル箱路線です。
福岡上空
南側へと離陸してしばらくすると東側へと向きを変えました。窓から見えるオレンジ色の光は競技場のナイター設備です。おそらく大野城総合公園の野球場と思われます。
機内サービス
本州へ向けてまっすぐ飛行するようになったら機内サービスが始まります。夜でも昼でもネスカフェのコーヒーとキットカットが長らくスカイマークのトレードマーク的な存在でしたが、2024年2月末で終了してしまいました。3月以降は、お菓子は廃止され、コーヒーはUCCのものに変わっています。
大阪上空
大阪上空に差し掛かったあたりで大阪市内がきれいに見えるという内容の機内アナウンスがありました。景色がきれいなときにアナウンスしてくれると見どころを見逃さないで済むので嬉しいものです。明るい街なかを横切る暗闇は淀川です。淀川の河口から約10km地点で一際明るく輝いているのが大阪駅です。
東京上空
東京に近づくと雲が厚くかかっていて景色はいま一歩でした。ところどころ見えたり見えなかったりをしているうちに到着してしまいそうでした。
しばらく見どころがなかったかと思えばもう着陸の間際だったので、東京に近づいて来たときに感じたもう到着してしまいそうという感覚はあながち間違いではありませんでした。
着陸したときは止んでいたのですが、直前まで雨が降っていたようで、地面も濡れていました。天気予報ではこの後も雨が続くということになっていたので、たまたまタイミングよく止んでいただけのようです。
おわりに
今回はスカイマークの最古参の機材に乗って福岡空港から羽田空港まで移動してきました。大阪までは天気が良かったのですが、東京に近づくにつれて雲行きが怪しくなり、雲から外が見えるころには着陸間際でした。最後の最後で景色が見えなくなってしまったのは残念でした。