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ユネスコ無形文化遺産の唐津くんち!山車が常設展示されている「曳山展示場」を訪れる

ユネスコ無形文化遺産の唐津くんち!山車が常設展示されている「曳山展示場」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

曳山展示場

唐津くんちの山車を展示している曳山展示場を訪れました。曳山展示場は、ユネスコ無形文化遺産の唐津くんちで使用されている山車を唐津くんち以外の日でも見ることができるようになっている展示施設です。本来の曳山展示場は唐津市役所の近くにあるのですが、展示場の建て替え工事に伴い、駅横の唐津ふるさと会館アルピノに一時移転していました。

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入館料

区分料金
一般310円
小中学生150円
曳山展示場の入館料(2024年10月現在)

一般は310円、小中学生は150円です。唐津くんちの開催期間中はまちなかを練り歩く様子を見ることができますが、それ以外の時期に訪れたときには曳山展示場でしか見ることはできません。逆に言えば、唐津くんちの開催期間中は、唐津神社から出発して練り歩きつつ唐津神社へと戻って来るため、曳山展示場では見ることができません。

ユネスコ無形文化遺産の唐津くんち

唐津くんちは、ユネスコ無形文化遺産にも指定されている唐津神社の秋の例祭です。毎年11月2日~11月4日まで決まった日に実施されています。唐津くんちの目玉といえば脈々と受け継がれてきている山車を引いてまちなかを練り歩く行事です。1819年に最初の曳山が作られて、全部で15体作られたそうですが、明治時代に1体が焼失してしまい残されているのは14体となっています。

曳山が一堂に会する

唐津くんちに向けて修繕が行われている場合はすべての曳山が揃わないこともありますが、基本的には全14体が展示されている施設となっています。訪れたときにも1台修繕中となっていました。修繕が行われる場合でも原則としては1体ずつ修繕されるため、何台もが修繕中で見られないということはありません。曳山は土台となる粘土や木材の上に和紙を重ねて貼って作られたもののため、経年で取れたり剥がれてきたりする箇所を補修しているそうです。

臨時の曳山展示場はイベント会場として使われている建物を使っているのですが、唐津駅のすぐ横にあるという立地の良さだけでなく、2階の通路からも眺められるというのも良いです。唐津くんちの際には上から見ることは出来ないので、高いところから見られるということに関しても展示場を訪れる価値があると言えるかもしれません。

もっとも1階も2階もいずれも窓ガラス越しに展示を眺める形になっているため、光の反射もあってやや見えづらいのですが、唐津くんちの当日は全国から多くの人が押しかけて来るので「見るのも一苦労」ということを考えれば、ガラス越しでもゆったりと見られるということは良いことかもしれません。

唐津くんちの曳山一覧

展示場では左から1番~14番と並んでいます。訪れたときに修繕にはいっていたのは4番目の源義経の兜でした。

曳山番号担当町名曳山名
一番曳山刀町赤獅子
二番曳山中町青獅子
三番曳山材木町亀と浦島太郎
四番曳山呉服町源義経の兜
五番曳山魚屋町
六番曳山大石町鳳凰丸
七番曳山新町飛龍
八番曳山本町金獅子
九番曳山木綿町武田信玄の兜
十番曳山平野町上杉謙信の兜
十一番曳山米屋町酒呑童子と源頼光の兜
十二番曳山京町珠取獅子
十三番曳山水主町
十四番曳山江川町七宝丸
唐津くんちの曳山 一覧

唐津くんちの曳山はそれぞれの町内ごとに1つの曳山があります。唐津どころか九州とも関係のない造形もあるのですが、ゆるキャラ的な存在として江戸時代に人気だった造形が作られていると言われています。9番と10番のように武田信玄に上杉謙信と隣り合わせの町で対抗するような造形にになっているものもあります。

全部で14台の曳山があるのですが、概ねどの曳山紹介でも唐津くんちの顔として取り上げられるのは5番の鯛です。『目出度い鯛』は昔から今に続く吉兆のシンボルとしてとても人気があります。

おわりに

今回は曳山展示場を訪れて唐津くんちにて使用される曳山を見学しました。造形によって人気の高さは異なりますが、いずれの曳山も歴史が古かったり、造形が細かかったりとそれぞれの曳山にはそれぞれの良さがあるので、訪れた際にはぜひ見比べてみてください。

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