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福岡市街地から近いハイキングスポット!約2時間で自然散策が楽しめる「能古島」を訪れる

福岡市街地から近いハイキングスポット!約2時間で自然散策が楽しめる「能古島」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

島内は路線バスで移動可能

能古島は、博多湾に浮かぶ小島で、地下鉄駅のある姪浜から福岡市営渡船に乗って約10分で訪れることができる都会にある自然豊かな島です。市営渡船を下船したら、渡船乗り場の前から島内移動のための路線バスが運行されているので、路線バスに乗り換えます。ちなみに、能古島には車庫がないので、路線バスもフェリーにのって朝来て夕方に帰っています。

路線バスは概ね市営渡船の到着時刻に合わせて運行されているので、とても便利に利用することができます。終点の『のこのしまアイランドパーク』まで乗車しました。途中のバス停で下車している方がいたので、路線バスは住民の足としても役に立っているようです。

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のこのしまアイランドパーク

のこのしまアイランドパークは、学生の校外学習で訪れるような体験施設がある有料公園です。大都市の近くにはたいていこのような自然をテーマに造成された公園があるものですが、こちらもそういった施設のひとつです。今回は能古島の自然散策を目的として来島したので立ち寄りませんでした。

自然探索路・思索の森

能古島には自然探索路・思索の森というハイキングコースがあります。お地蔵さんを正面に見て右側の自然探索路は約2.5kmのハイキングコースとなっており島の反対側へと続いています。左側の思索の森は約150mほどのハイキングコースとなっていて、島中央にある展望台へ向かうことができるようになっています。今回は能古島展望台へと行きたかったので、左側の思索の森のコースへと進みました。

檀一雄文学碑

逆光で石碑の碑文が見えませんが、『檀一雄文学碑』です。思索の森という名前は『思いふける』という意味で名付けられています。能古島は文学作家の檀一雄が晩年に住んでいた場所としても知られており、それを記念した石碑です。

いざなぎ石といざなみ石

いざなぎ石・いざなみ石。日本神話に登場するイザナギノミコト、イザナミノミコトの2人の神様にまつわる石碑です。神話のなかで最初に作られたオノコロという島の有力候補は淡路島と言われていますが、能古島だったという説もあることにちなんだ石碑となっています。邪馬台国が九州なのか関西なのかという論争と似ている話ではありますが、本当のことは神のみぞ知る話です。

展望台側の出入口

そのまま進んでいくと車道に出てきました。車道に出て登り坂を進んでいくと展望台へと行くことができます。坂を下ると思索の森の入口に戻ることができます。

能古島展望台

道路を進んでいくとついに展望台に到着しました。展望台があるのは標高約195m地点となっており、能古島でも特に高い場所にあります。島のちょうど中央付近にあるため、展望台からは島内を一望することができます。

西側の長浜海岸

西側からは長浜海岸が見えます。長浜海岸には元寇の際の防塁が残されている箇所があります。日本史が好きな方にはとても興味深い場所に違いありません。

北側の志賀島

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北側には金印が発見された場所として有名な志賀島があります。志賀島から細く続いているのが海の中道です。

東側の福岡市街

東側には福岡の市街地が広がっています。フェリーでたった10分の距離なので、街もかなり近くに見えます。最短で1.6kmしか離れていないので橋で繋がっていてもおかしくはないほどの距離です。そのため、能古島は離島ではなく市街地の中にある緑化空間として、市街化調整区域に指定されています。

南側のドームとタワー

南側には福岡ドームと福岡タワーがあります。市営渡船の発着場所となっている姪浜も南側です。訪れたときは木が生い茂っていたので南側の景色はあまり良く見えませんでした。

能古島鹿垣

展望台からバス通りへと下って歩いてくると能古島鹿垣があります。能古島鹿垣は、1836年に黒田藩が設置した鹿の被害を防止する石垣です。黒田藩では能古島を鹿狩猟場として使っており、多くの鹿が生息していたことから田畑の鹿被害を防止するために作られたものだそうです。高さ2mの石垣が街と森を遮るように約2kmに渡って作られたものだそうです。現在では島内に鹿は生息していないようですが、当時の様子を伝える遺跡として残されています。

北浦城跡

バス通りを通って海岸沿いに出てきました。ちょうど出てきたあたりが『北浦城跡』があった場所となっています。実際の北浦城跡については森に還ってしまっているため、見ることはできません。城の詳細についてもあまり良く分かっていませんが、敵が海から攻めてくる時代にはきっと遠くまで見渡せるこの場所は重要な防衛施設となっていたはずです。

展望台からも見えていましたが、福岡ドームも遮るものもなくまっすぐ見えます。博多港に大型客船が入港しているのも見えました。

おわりに

今回は能古島を訪れてハイキングを楽しみました。博多から近くて市営渡船も1時間毎に運行されているので、半日あれば行って帰って来ることができる近場にある大自然となっています。程よく交通の便が良く、海で隔てられていることによって、かなりしっかりと自然が残されているため、リフレッシュには絶好の場所となっています。博多を訪れるときに街歩きだけでなく自然散策も楽しみたいという場合にはおすすめです。

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