お得な最大料金が自動適用!福岡市営地下鉄「タッチ決済で1日乗車券」を利用する
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
タッチ決済で1日最大640円
福岡市営地下鉄ではクレジットカードのタッチ決済を行って乗車した場合に、1日最大640円とする最大料金の自動適用というサービスが実施されています。特に申込みや設定は必要なく、同一のクレジットカードを使用して複数回乗車した場合に最大640円が請求される仕組みになっています。最大料金の640円に満たない場合は乗車した分だけが請求されるので、何回乗るかわからない場合でもとりあえずタッチ決済で乗車すれば安心です。
従来はあらかじめ1日乗車券を購入する必要があったのですが、このサービスが始まったことで券売機で購入する手間も省けるようになりました。1日最大料金の640円は、1日乗車券の640円と同額が設定されているので、クレジットカードのタッチ決済で乗車すれば何回乗っても640円までしか請求されません。
地下鉄空港線
福岡空港から博多までは地下鉄空港線に乗って移動します。福岡空港駅から博多駅まではたったの2駅目で所要時間は6分です。福岡空港自体が街なかに近いのもありますが、地下鉄で2駅目で街の中心に出られるのはとっても便利です。東京の場合は山手線各駅を中心としたときに、羽田はともかく成田は話にならないほど遠いので、福岡空港ほどのアクセス性の高さは羨ましくもあります。
博多で乗り換えできる七隈線
博多駅で空港線から七隈線へ乗り換えました。七隈線は昔からあったのですが、博多から天神南までは2023年3月27日に延伸開業した区間です。以前訪れたときには七隈線の延伸が終わっていなかったので、いつのまにかずいぶんと便利に乗り換えできるようにはなっていました。博多駅では空港線と七隈線は改札内で乗り換えできるように博多駅構内が魔改造されています。今まで壁だった場所に通路が作られて乗り継ぎできるようになっていました。
七隈線は博多、櫛田神社前、天神南という順番で停車していきます。七隈線延伸によって、櫛田神社前駅と七隈線博多駅の2駅が新しく開業しました。新しく開業した駅なので、どこもかしこも真新しさが残ります。地下鉄の駅はどういうわけだか埃っぽい気がするのですが、開業したてで綺麗な状態を保っていました。
タッチ決済対応の改札機
改札にはまだまだ数は少ないもののタッチ決済にも対応した改札機が設置されていました。新しい駅なので設置されている改札機も新しいものとなっています。タッチ決済非対応の改札も改修工事を行うことでタッチ決済端末を設置できるスペースが設けられていました。将来的にタッチ決済利用者が増えたときは既存の改札にも増設されるのかもしれません。ちなみに、有人窓口にはタッチ決済の入出場の端末が全駅で設置されているので、タッチ決済対応の改札機が見当たらないときは有人窓口から出入りすることができます。
交通系ICカードのタッチ部と切符投入口という形状は従来から変わっていません。タッチ決済対応の改札機には、投入口の手前にタッチ決済用の端末が設置されています。なにやら通信端末のようなものも横に合わせて設置されています。多くの決済方法に対応するのは利便性向上でとても素晴らしいのですが、その代わりに端末がごちゃごちゃとしてしまっているのが玉に瑕です。視覚的なわかりやすさにすべてを振るなら、やはり入れるだけで通れる切符の便利さが際立ちます。
見た目はさておきとして、実際に利用してみた感想としては2つの問題があると感じました。1つ目は、タッチ決済の端末が投入口と干渉しないように1段階高さが低いことでタッチし辛くなっていることです。遠くからの見た目よりもずっと下の方に端末があるので、タッチ決済だとピッと流れるように進むことができません。
2つ目は、タッチ決済は交通系ICカードよりも認識時間がわずかに長いということです。改札を通過するわずか数秒でも現状のタッチ決済が抱える両方の問題が重なると、混雑している駅では交通系ICカードの速度感覚で歩いてくる後ろからの視線が強そうだなと思いました。
おわりに
タッチ決済を利用すると1日最大料金が適用されるというのはとても良いサービスです。1日最大料金を超えるまでは従量制なので1回しか乗車しない場合は1回分の運賃となり、あとから予定が変わって地下鉄を多く利用することになっても最大料金以上の運賃は請求されません。あとから「やっぱり1日乗車券を買えば良かった」のような事態が発生しません。
福岡市営地下鉄を利用する際にはぜひクレジットカードのタッチ決済を利用してみてください。1日の乗車回数に応じて自動的に1日乗車券として扱ってくれるのでとても便利です。