ソウルを代表する市民憩いの場!夕暮れ時には多くの人が集まる「汝矣島漢江公園」を訪れる
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
汝矣島漢江公園
今回は漢江に面した汝矣島漢江公園を訪れました。汝矣島には広場を活用した汝矣島公園と漢江沿いにある汝矣島漢江公園がありますが、今回は汝矣島漢江公園を訪れています。どちらも道路を挟んで隣接している公園なので、あまり区分する必要は無いかもしれません。
漢江の中洲にある汝矣島
汝矣島はソウルの市街地を南北に分けるようにして流れている漢江の中洲です。川の中州という立地条件から漢江が氾濫すると水没してしまうということで歴史的にも長らく空白地帯として扱われてきました。
1916年に旧日本軍が空き地を利用して軍用空港を設置し、1958年に金浦国際空港が完成するまで軍民共用空港としてソウル中心部の空港として使われてきましたが、1971年には完全に閉鎖されて再開発が進められました。再開発後の汝矣島は、国会議事堂やデパートが立ち並ぶ新市街となっています。敷地内には空港の跡地であったことを記念したモニュメントも見られます。
写真映えスポットの親水広場
親水広場から陸地側へと続いていく先に汝矣島公園があります。親水広場は映える写真が取れるスポットとして知られているらしくひっきりなしに水の中に入って記念撮影をしている人たちがいました。子どもは水遊び、大人は写真と親水広場は大人気です。
麻浦大橋の橋脚
1970年に開通した麻浦大橋は橋脚がソウル駅方面へとまっすぐ続いていきます。汝矣島にかかる3本の橋のうち最も大きな規模の橋です。
市民の憩いの場
汝矣島公園・汝矣島漢江公園はソウル中心部にある市民の憩いの場として特に人気のある場所となっているので、多くの人々の往来があります。親子連れやカップルなど、家族や仲間とのひとときを過ごす場所となっているようです。また、市民向けの屋外イベントの会場としても使われているようです。訪れたときにもなにやら体操かなにかのイベントが実施していました。
セブンイレブンは辛ラーメン売り場
公園の東側にははしけの上にセブンイレブンが営業しています。セブンイレブンの前にある広場にて皆ラーメンを食べているので何事かと思って中に入ってみることにしました。屋台があるわけでもないのにラーメンを食べている人だけがいるので、セブンイレブンに何やら理由があるに違いありません。
なんと棚一面に農心の辛ラーメンが並べられていました。値札は₩2500と₩4800のものが表示されていたので、味によって価格は違うようです。日本円ではおおよそ280円~520円くらいです。辛ラーメンは韓国の国民食として食事や軽食として食べられているとは聞いていましたが、お店の外で揃いも揃って老若男女とも皆で食べているのを見ると「百聞は一見にしかず」ということわざどおりでした。このセブンイレブンでは、辛ラーメンを購入すると紙カップとお湯がついてくるのですぐに食べられます。
漢江観光船
汝矣島にかかる3本の橋の中で最も東側にある元暁大橋の近くには漢江観光船の船着き場である『Eland Cruise Terminal』があります。
ちょうど前の便が船着き場に戻ってくる頃合いでした。乗船するコースによって所要時間は40分から70分と幅があります。日中は短めで夜景クルーズは長めに設定されています。ソウルの旧市街と新市街に挟まれた漢江からはきれいな景色を眺められること間違いありません。機会があれば乗船してみたいなと思います。
夕暮れ時の漢江徒歩横断
日が暮れてきたのでホテルへと帰ることにしました。国会議事堂もある汝矣島とソウル駅まではバスも地下鉄も豊富に運行されているのですが、今回は散策のために外に出ていたので帰りも歩いていくことにしました。橋を渡った先はソウル駅の手前にある龍山駅です。汝矣島から龍山までの川幅は約1.2kmあります。川の上なので涼しい風も吹いていてなかなか良い運動です。
漢江を挟んで北側がソウル駅がある旧市街、南側が国会議事堂がある新市街となっています。建物の違いを眺めながら橋の上を進んで行きます。ランニングやウォーキングにも人気の経路となっているので、時折すれ違いながら前へと歩いて行きました。
対岸に到着する頃には太陽もすっかりと落ちてすっかりと夕暮れ時でした。長い長い1日が終わりつつある瞬間でもあるのでちょっと寂しい気がします。天気には恵まれたので良いのは良かったのですが、本当に暑い1日でした。
おわりに
市民の憩いの場となっている汝矣島漢江公園を訪れました。余暇を過ごすための空間となっていて多くの人達が訪れていました。公共交通機関も充実しているので途中で大変になったら地下鉄やバスに乗って帰ることもできます。散策するにはちょうど良い公園でした。ソウル市内でのんびりとした時間を過ごしたいならぜひ汝矣島を訪れてみてください。