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旧韓国大統領府として使われた政治の舞台!庁舎移転に伴い一般公開された「青瓦台」を訪れる

旧韓国大統領府として使われた政治の舞台!庁舎移転に伴い一般公開された「青瓦台」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

旧韓国大統領府 青瓦台

今回は景福宮の北側にある北岳山(プカクサン)の中腹にある青瓦台を訪れました。青瓦台は、2022年に一般公開されるまで韓国大統領府として厳重に警備されていた韓国を代表する政治の舞台として知られている施設です。古くから王族が住む地として使われている場所で、大統領府として使われていた時代には地図や衛星写真でも表示が禁止されるなど、市民から遠く離れた政治の象徴的な存在としても扱われていたほどでした。

本記事は、ソウル観光財団の支援を受けて作成しており、観光誘致を目的とした滞在に関する情報を提供しています。

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入場無料

入場料は無料です。オンラインサイトから予約することで入場することができます。外国人に限り当日受付での入場も可能となっています。手荷物がない場合は予約確認が済むとそのまま入場することができますが、手荷物がある場合は不審物を持ち込んでいないかの検査があります。

青瓦台本館

正門から入ってすぐ正面にあるのが青瓦台の本館です。青瓦台の名前の由来は屋根に使われている瓦が青色となっていることです。色付きの大統領に関連した建物といえば、アメリカのホワイトハウス、アルゼンチンのピンクハウスと並んで韓国のブルーハウスとしても知られています。

青瓦台本館の背後に見える山が北岳山です。現在はハイキングコースも整備されているため、歩いて頂上まで登ることができます。景福宮の東側にある観光案内所の『ソウルハイキングツーリズムセンター北岳山』で聞いた話によると、頂上は青瓦台や景福宮とソウル市内を一望することができる絶景スポットとなっているそうです。

館内の廊下を進む

一般開放された青瓦台では歴史的な瞬間を振り返る企画展示が期間ごとに行われています。訪れたときには『Handshakes for Freedom』という企画展示を実施していました。順路が決められているので順路に沿って歩いていくことで建物内の公開されている場所を余すことなく見て回ることができます。内容をどの程度じっくり見て回るかによっても所要時間は変動しますが、急ぎ目で見学した場合の所要時間の目安は約1時間ほどだそうです。

肖像画のある世宗室

韓国の歴代大統領の肖像画が設置されている部屋がありました。大韓民国は1948年に建国した国家です。1945年に日本がポツダム宣言を受諾したことによって、アメリカを筆頭とする西側諸国によって占領された朝鮮半島の南側に位置しています。書類上は朝鮮半島全域を統治する国家となっていますが、ソビエト連邦の東側諸国が統治していた北半分に関しては北朝鮮が支配する地区となっています。第5代大統領の朴正煕と第18代大統領の朴槿恵は、韓国で初めて親子かつ女性の大統領として選ばれ歴史に名を刻まれる事となりました。

外交に関する展示

韓国と国交を結んでいる各国との外交に関する展示がありました。首脳会談などの大きなイベントが行われる際には友好の証としてお土産交換が行われるのですが、その時に韓国政府に贈られたお土産物も展示されていました。

大統領夫人用執務室の無窮花室

無窮花室は大統領夫人のための執務室と側近たちが勤務していた部屋です。

階段ホール

接見室

接見室は、いわゆる応接間です。大統領と各国の要人が接見するための会議室となっており、首脳会談など重要な会議がこの部屋にて実施されたそうです。

大統領執務室

大統領の執務室です。机の左右には国旗と大統領旗、背後には韓国の国章が設置されています。執務室と接見室は隣り合わせで設置されていました。

中央階段

中央階段は玄関正面にある左右対称に伸びている大きな階段です。順路的には中間ですが、青瓦台本館の館内に入ったらまず真っ先に目にすることになるのが中央階段です。訪問の記念に記念撮影をするなら間違いなく階段前は外せません。

小規模宴会場の仁王室

仁王室は洋風の内装の部屋で、小規模の宴会場として使われていた部屋です。部屋の窓からは韓国式に造成された内庭を見ることができるようになっています。

任命式や調印式が行われた忠武室

東側にある忠武室は任命式や調印式などので使われていた会場です。韓屋風の内装となっている会議室です。

部屋の前に『我愛日日新之大韓民国』と書かれた屏風が設置されていました。

記念撮影用に大統領の執務室を再現したフォトスペースが用意されていました。大統領になったつもりで記念撮影することができます。

青瓦台は敷地が広いのでかなり長く歩く必要があります。広大な敷地に建っているというのは立派ですが、実務上では広ければ広いほうが良いというものでもないらしく、大統領府移転が検討されるに至ったことに理由のひとつにもなっていると言われています。とにかく歩いて移動するのでミネラルウォーター等の水分は忘れずに持ってくることをおすすめします。

大統領官邸

青瓦台から坂を登っていくと大統領官邸があります。大統領官邸は大統領が公務以外で滞在する自宅です。韓国の伝統的な家屋を模した建物となっておりますが、分厚い防弾ガラスに覆われていることからもわかるように大統領にもなると身の危険と隣合わせにあることを思わせます。

青瓦台と同じように青い瓦が使用されています。正面が生活用の本館で、左側にあるのが私的行事用の別館だそうです。

順路は建物の裏側にも続いていて、館内のなかを窓の外から眺めることができるようになっています。建物をぐるっと回ると門の前に出るという流れになっています。

建物のすぐ裏手には湧き水も流れています。

緑地園と石橋

緑地園はその名前の通り緑の多い広場です。記念植樹が行われていることで様々な木が植えられており、正面にあるひときわ大きな木は樹齢100年を超えた松の木があります。屋外で行事を実施する際の会場としても使われていたそうです。

緑地園には庭園の要素として川が流れているのに合わせて石橋も設置されています。

韓国風の会議棟 常春斎

常春斎は朝鮮総督府官舎があった場所に建てられた韓屋造りの建物です。非公式の会議などが実施された会議棟として使われていたそうです。

建物の正面には緑地園が広がっており、松の木を眺めることができます。

春秋館(出口)

春秋館はマスコミ用の取材施設として作られた建物です。大統領や報道官による韓国政府の見解を伝える場として、テレビや新聞でも見かける会見場が設置されています。現在では東方面の出口としても使われています。

おわりに

韓国大統領府として使われてきた青瓦台を訪れました。現役として使われてた時代には地図でも黒塗りの秘密空間となっていましたが、大統領府移転に伴い自由に見学できるようになっています。景福宮の裏というアクセスも抜群なので、ソウル観光の際にはぜひ訪れてみてください。

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