ソウル駅から南大門市場・明洞へと続く遊歩道!元高速の高架道「ソウル路7017」を散策する
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
市民の憩いの場となった清渓川
清渓川はソウルの中心部を流れる川です。街の中心部を流れている川で、古くから生活用水の取水や排水が行われてきました。1971年に暗渠化を行い高速道路が設置されたものの想定以上の多く利用されたことで老朽化が進み、2005年には川として復元されました。暗渠化工事が行われた当時はとてもとても汚い川だったそうですが、復元にあたって水質改善も実施され、今では市民の憩いの場となっています。
昼の明洞も通り過ぎて
そのまま南へと進んでいくと明洞があります。朝に訪れたときはまだ何も営業してなかったのですが、昼頃になると屋台も出始めて賑やかな繁華街の顔を見せていました。昼から夜にかけて多くの人々が訪れます。通りすがりだったので入口部分だけ少し見て移動しました。
高架遊歩道 ソウル路7017
ソウル路7017は、明洞・南大門市場方面とソウル駅を結ぶ高架遊歩道です。ソウル駅の駅舎横から『会賢駅(フェヒョン駅)』の手前まで約1km続いています。もともとは高速道路として使われていた高架道路を散策路として整備したものとなっているため、南大門市場の南側にある『会賢駅(フェヒョン駅)』付近から突如として車道の中央に現れます。
高速道路時代にはなかったエスカレーターやエレベーターが整備されています。高速道路時代には人が立ち入ることができなかった場所なので、昇降用の設備はいずれも遊歩道として整備された際に設置されています。あとから設置されただけあって、なかなか便利な位置に設置されているので、出入りが簡単です。周辺は野宿をしている人も少なくないエリアのため、ソウル路7017を通ることで比較的安全に徒歩移動することができます。
高速道路を利用した遊歩道というのは下から見たほうがわかりやすいかもしれません。外観は高速道路のままですが、壁が防音壁からガラス壁になって、無機質な道路から緑のある散策路へと変わったことが遠くからでも確認できます。車中心の街造りから徒歩や公共交通機関を利用する街作りと少しずつ移り変わっているという事がわかります。
おわりに
朝にソウル駅から明洞へ行き、夕方に南大門市場・明洞方面からソウル駅までと往復利用してみましたが、一直線に道が続いているので迷う心配もなくとても便利です。韓国・ソウルを訪れた際にはぜひ再開発の成果のひとつでもあるソウル路7017も利用してみてください。