数日前に就航したばかりの新規路線!札幌丘珠空港で「トキエア」の初号機JA01QQの出発を見送る
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
空港の最寄り駅は東豊線栄町駅
丘珠空港は札幌市営地下鉄東豊線の栄町駅から徒歩約20分の場所にある空港です。栄町駅からはモエレ沼公園方面へ行く路線バスに乗車しても行くことができます。栄町駅から空港までの距離は歩いて行くことも可能な距離となっているのですが、この距離であるからこそなぜ空港駅を作らなかったのかは不思議です。あと一歩が届かないというのは本当に残念です。栄町駅から徒歩で丘珠空港まで向かうことにしました。
市街地北部にある札幌丘珠空港
札幌丘珠空港は、1942年に大日本帝国陸軍の飛行場として設置され、その後陸上自衛隊の札幌飛行場として使われてきた空港です。軍用空港でしたが、1956年には自衛隊が管理する軍民共用の空港として民間機も発着するようになりました。プロペラ機からジェット機への移り変わりや人員効率化のために新千歳空港へ一本化という流れもありましたが、札幌市内からも近い空港なので道内や東北方面への短距離移動には根強い人気があります。
展望デッキからトキエアを見送る
丘珠空港の展望デッキは年間を通じて開放されています。新千歳空港は冬季閉鎖となっているので、冬に展望デッキから離発着する飛行機を眺めるには丘珠空港のほうが楽しめます。展望デッキに到着するとちょうどトキエアの初号機JA01QQが搭乗中でした。
規模としては小さな空港ながらも就航本数は意外と多く、JALグループの『北海道エアシステム』や季節運行で静岡の『フジドリームエアラインズ』が就航しています。他にもプライベートジェットや報道用ヘリコプターなどの離発着を見ることができます。
トキエアは2020年に設立された新潟県を拠点とする航空会社です。訪れたのは就航開始から5日後とまだ1週間も経っていない日でした。トキエアではATR-72-212Aという小型機が使用されています。この機体は客席を減らして貨物を積み込めるようにするカーゴフレックス対応になっており、突発的に貨物需要が増えたときにはわずか数時間の転換さえ済めば貨物をたっぷりとい積み込むことができるそうです。
定刻前に全乗客が乗り込み、概ね定刻通りに出発しました。滑走路へと移動を開始したら、あっという間に新潟へ向けて離陸していきました。出発の際には展望デッキから大きく手を振ってお見送りしました。
トキエアの地上業務は日本航空に委託
ターミナル内の待合スペースには祝い花が展示されていました。ターミナルを管理している札幌丘珠空港ビル株式会社の他には、日本航空と関連会社からも胡蝶蘭が届けられていました。トキエアの地上業務は新潟空港と丘珠空港の両空港で日本航空に委託していることが関係していると思われます。
おわりに
今回はさっぽろ雪まつりのつどーむ会場を訪れるついでに新規就航したばかりのトキエアをお見送りするために、札幌丘珠空港を訪れてみました。無事に出発する新潟行きのトキエアをお見送りすることができ、操縦席からも大きく手を振ってくれたのが印象的でした。いつかトキエアにも搭乗してみたいものです。