東京駅から銚子方面への移動に!JR東最古参で引退間近の255系電車「特急しおさい」に乗車する
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
255系電車 特急しおさい
今回は東京駅から銚子駅まで特急しおさいに乗車しました。特急しおさいは東京駅から総武本線を通って銚子駅まで行く列車です。1975年に急行犬吠からの種別格上げによって設定された列車です。特急しおさいが設定されたときから使用されてきた『国鉄183系電車』の老朽化にともない1993年より導入されたのが『JR東日本255系電車』でした。255系も2024年3月ダイヤ改正にて運用を外れることが発表されました。
255系は導入当初から房総半島で使われることが決まっていたので、風光明媚な千葉県内の風景を楽しめるように従来の車両と比べて窓のサイズも大きめになっているそうです。より後年には屋根の部分まで窓になっている特急などもっと窓が大きい列車も登場していますが、登場した当時はとても画期的な車両だったのかなと思います。
錦糸町付近でスカイツリーが見える
始発駅の東京駅は地下にある総武線ホームからの出発です。東京駅を出発するとじきに地上へと出ます。錦糸町駅を通過する頃には東京スカイツリーが進行方向左側に見えます。荒川や江戸川といった大きな川を越えるといよいよ千葉県に入っていきます。
進むほど田畑が広がる総武本線
千葉県内に入るとしばらくは東京へのベットタウンとなっている住宅街が続いていましたが、そのうち住宅の建つ間隔が少しずつ広がったり狭まったりを繰り返して郊外へと進んでいきます。気がついたらあっという間に田畑が広がる田園地帯を走行していました。単線区間もあるので、途中駅で普通列車との行き違いもありました。
おわりに
東京駅からは約2時間で銚子駅に到着します。銚子はぬれ煎餅で経営難を乗り越える工夫を行っていることで知られる『銚子電鉄線』や特撮映画のロケ地にも使われている景勝地の『犬吠埼』など東京から特急列車1本で行くことができる観光地となっています。また、関東有数の日の出スポットとしても知られており、新年を迎える元旦には特急しおさいと同じ経路で『犬吠初日の出号』という臨時特急も走ります。銚子は東京から遠くて近い観光地です。銚子を訪れる際にはぜひ特急しおさいで旅気分を味わいつつ移動してみるのも良いかもしれません。