東海道新幹線に20%以上安く乗る方法!片道利用できる旅行プラン「ぷらっとこだま」を予約してみた
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
ぷらっとこだま
今回は東海道新幹線を格安で移動できるぷらっとこだまをご紹介します。ぷらっとこだまはJR東海が販売している旅行商品です。東海道新幹線は品川~新大阪までの区間で、最速の『のぞみ号』、『ひかり号』、各駅停車の『こだま号』という停車駅に応じた3つの種別が設定されています。在来線で見かける種別に置き換えると順に特急、快速、普通に相当すると例えられることもあります。新幹線を選ぶくらいなので長い距離をのぞみ号で移動して、途中駅で乗り換えるような利用が一般的となっていますが、ぷらっとこだまでは各駅停車の『こだま号』に乗車する条件でより安価に新幹線を利用することができるようになっています。
手段 | 料金 | 所要時間 | 乗り遅れ |
---|---|---|---|
新幹線(のぞみ号) | |||
ぷらっとこだま | |||
飛行機(LCC) | |||
高速バス |
ぷらっとこだまは移動手段の中ではバランス型となっています。最安でも最速でもありませんが、若干安くそこそこ早いということが特徴となっています。高速バスや飛行機(LCC)のように飛び抜けた特徴がある訳では無いものの、新幹線には違いがないので、バランスよく良いところ取りできるのがぷらっとこだまです。
切符と乗車票の違い
切符は金券で乗車票は整理券のような違いがあります。新幹線では乗車券と特急券などの切符類を持って乗車するところ、ぷらっとこだまで発行されるのは『こだま乗車票』と『ぷらっとフリークーポン』です。乗車券や特急券は通用期間内であれば終日有効ですが、乗車票はあくまでも整理券のようなものなので券面に指定された列車にしか乗車することができません。
切符であれば未乗車区間を放棄することで途中乗車や途中下車ができます。万が一乗り遅れても乗車券と特急券は引き続き有効なので改めて指定券を購入すれば乗車することができます。一方で、ぷらっとこだまは途中乗車や途中下車はできず、乗り遅れたらキャンセル扱いになります。ぷらっとこだまのキャンセル料は出発前50%、出発後100%となっており、出発後には一切払い戻しされません。新幹線にしては厳しい規定となっているのですが、飛行機や高速バスと同様の規定なので過剰に恐れる必要はありません。
ぷらっとこだまの料金
区間 | ぷらっとこだま | (参考)標準料金 |
---|---|---|
静岡 | 5,100円 | 6,670円 |
浜松 | 7,100円 | 8,640円 |
名古屋 | 8,800円 | 11,500円 |
京都 | 10,900円 | 14,370円 |
新大阪 | 11,100円 | 14,920円 |
東海道新幹線の東京駅・品川駅から乗車した場合の料金を比較してみました。参考にしている標準料金はのぞみ号も利用することができ、ぷらっとこだまは指定されたこだま号に乗って移動する際の価格です。例えば東京・品川から新大阪まで移動した場合、通常は14,920円のところ約25%割引されて11,100円ととってもお得になります。
ぷらっとこだま指定席プランに名古屋まで+800円新大阪まで+1200円を追加することで、『グリーン車指定席プラン』を選択することもできます。各駅停車のこだま号といえども足元も広く座席も大きいグリーン車を利用するととっても快適に移動することができます。早く安く快適にの三拍子揃った移動手段としてはぷらっとこだまはかなり良い商品と言えます。
なお、東京・品川~新横浜、静岡~浜松、京都~新大阪など隣駅は、特急券が870円もしくは990円になる『特定特急料金』という制度があるのでぷらっとこだま対象外となっています。
余裕をもって新幹線のりばへ
乗り遅れないように十分な時間的余裕を持って駅にやってきました。今回は朝っぱらからの移動だったので『グリーン車』で移動することにしたので新幹線でのんびり過ごせるのが楽しみです。新幹線こだま号に乗車するには改札横の発券機で乗車票を発行する必要がありますので、出発時間よりも少なくとも20分前には到着していると良いと思います。新幹線ではありながら飛行機のLCCと同様の感覚を持って利用すると安全です。
なお、ぷらっとこだまは、2022年11月30日出発分をもってWEB限定の商品となったため、利用するにはJR東海公式サイトより申込を行う必要があります。それ以前はJR東海の乗車券を取り扱う窓口での購入が可能でした。窓口で購入すると駅の発券機で発券せずに利用することができて便利だったのですが、発券せずにWEBの画面を表示するだけで完結してくれるようになったらもっと便利になるのになと思いました。
ちなみに、ぷらっとこだまにはおまけでドリンククーポンがついて来ます。駅構内の売店で一定価格以下のソフトドリンクもしくはお酒と交換することができます。車窓を眺めながらドリンクを飲みつつ移動するという車窓旅を楽しむことができるような工夫があってとても良いです。
おわりに
ぷらっとこだまは『新幹線に乗って移動するだけのツアー』です。乗車地がツアーの集合場所で、降車地が解散場所です。もし時間に間に合わないことが明白なら速やかにキャンセル手続きを行う他に手段はありません。しかし、時間的な余裕がある日の移動で、安価に新幹線を利用したいという場合はとっても素晴らしい商品です。こだま号ものぞみ号と同じくらい素早く移動できる時間帯もあるため、そういった便は特に狙い目です。時間と価格を程々のバランスで移動したいときにはおすすめです。