座席シェードで仕切れる夜行バス!堺東から横浜YCATまで「VIPライナー 4列楽のびシート」に乗車する
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
大阪府南部から高速バスに乗るなら堺東
大阪市の南側にある堺市の堺東駅に来ています。関西から関東まで高速バスに乗車すると言えば大抵は大阪駅や難波から乗車するのが基本となっています。ただ、大阪府は縦に長いので南側から大阪駅や難波まではやや離れているので、そこまで向かうにも離れていて大変ということもあります。そんなときに便利なのが『堺東』発着の高速バスです。『堺東』は大阪市の南にある堺市にある堺市の中心となる街です。
高速バスの堺東停留所は、堺東駅から徒歩約5分の堺市役所前にあります。バス停に到着すると先に出発する予定になっている他社のバスが停車していました。市役所前に大型バスが停車していると利用者の邪魔になると思われる方もいるかも知れませんが、深夜早朝には市役所が閉庁しているため利用者がおらず問題ありません。昼夜入れ替えで土地の有効活用が行われていてよく考えられているなと思いました。
今回は堺東を22時頃に出発するVIPライナー103便に乗車します。VIPライナーを運行している平成エンタープライズは2007年にツアーバスとして東京大阪間の高速バスによる旅客輸送に参入したバス会社です。2013年にはツアーバスの規制が強化されるのにあたって、高速乗合バスへと移行して運行を継続しています。路線バスに比べて格安が目玉のツアーバスからスタートしましたが、より厳しい基準も乗り越えて現在では高速乗合バス業界の中でも存在感の大きな会社のひとつにまで発展しています。
シェード付きの4列楽のびシート
VIPライナーの『楽のびシート』は、前後の幅を通常の標準シートよりもやや広めに取っている快適座席です。通常座席と比べると足を伸ばす分だけ前後の間隔が広くなっているようで、かなり圧迫感が軽減されていました。また、今回乗車したのは座席に『シェード』がついている車両での運行でした。カーテンやシェードなど周囲からの視線を遮ることで実質プライベート空間として利用することができてとっても快適でした。
VIPライナー103便で関東へ
乗降 | 停留所 | 時刻 |
---|---|---|
乗車専用 | 堺東 | 22:05 |
乗車専用 | なんば | 22:50 |
乗車専用 | 大阪 | 23:15 |
降車専用 | 横浜駅東口YCAT前 | 翌7:00 |
降車専用 | 新宿 | 翌7:45 |
降車専用 | 王子 | 翌8:25 |
VIPライナー103便は堺東が始発です。堺東を出発したらなんばと大阪に寄って、関東へと向けて出発します。高速乗合バスなので発車時刻になったら出発します。出発時刻の10分前までには乗車券に記載されている集合場所に到着していることをおすすめします。ちなみに、運賃は関西発関東着の場合は3000円台~1万円超です。早くに予約するとかなり安く利用することができますが、高い需要のある日かつ直前に予約しようとすると新幹線と大して変わらない場合もあります。どこからどこまで乗車しても運賃は変わりません。
甲南PA
なんばと大阪での乗車が終わって最初の休憩は忍者のふるさとの甲賀PAでした。堺東からで3分の1くらいが埋まって、なんばと大阪の停留所で残りの席がほぼ満席になりました。関西から関東という大きい括りで見れば他にも多数の路線が走っていますが、もしかすると残席数に応じた変動でより安い方を選んで乗ってきた方もいるのかもしれません。
浜松SA
浜松でも休憩がありました。浜松SAでは飲食系のお店は概ね21時閉店なので、東北道と異なり、深夜帯に通過しても特に名物が食べられるわけではありません。
海老名SA
海老名に到着する頃には空が明るくなっていました。首都高に入ると目的地も近づいてきて休憩しているほどではないので、海老名が最後の休憩スポットとなりました。
定刻通り到着
定刻通り横浜YCATに到着しました。横浜経由するバスは新木場行きと王子行きの2つの路線が設定されています。今回乗車した103便は王子行きのバスでした。横浜YCATの次は新宿に停車して、終着点の王子まで走っていきます。大阪と東京や新宿までを走っている高速バスは多数ありますが、東京や新宿の前後の都市にダイレクトに行くことができるのはとても便利です。
おわりに
今回は堺東からVIPライナー103便に乗車して横浜YCATまで移動してみました。大阪駅や難波まで出なくても高速バスに乗車できるのでとっても便利な路線です。大阪南部から高速バスに乗車したい方にはおすすめです。