旧唐津銀行本店は赤レンガ造りの銀行建築!東京駅や武雄温泉楼門の設計で知られる「辰野金吾記念館」を訪れる
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旧唐津銀行本店
今回は佐賀県唐津市にある旧唐津銀行本店を訪れました。旧唐津銀行本店は現在の佐賀銀行の前身でもある唐津銀行の本店として1912年に建てられた建物です。1997年までは佐賀銀行の支店として実際に使用されていました。その後改修工事を行ったのちに一般公開されています。
辰野金吾記念館
旧唐津銀行本店の建物は辰野金吾記念館として無料開放されています。辰野金吾は旧唐津銀行本店の他に、東京駅丸の内駅舎や武雄温泉楼門などの重厚感のある西洋風建築を手掛けた建築家です。明治時代の当時の雰囲気を建物から感じることができます。ちなみに、旧唐津銀行本店は辰野金吾が直接設計したのではなく監修だそうです。
応接間や会議室のある2階
まずは階段を上がって2階にやってきました。2階は応接間や会議室があったフロアとなっています。
応接間は絨毯や暖炉があってとても落ち着いた空間となっています。
会議室だった部屋では辰野金吾についてのパネル展示が行われていました。武雄温泉楼門の模型や絵画がありました。武雄温泉楼門も明治時代の古い建物ではありますが、現存しているので実際に現地へ見に行くことも可能となっています。
銀行カウンターのある1階
銀行カウンターのある1階に降りてきました。まるで昔の映画を見ているかのような窓口が連なっています。カウンターの裏側にあたる銀行として使われていた頃の執務スペースは、レンタルスペースとして貸し出されており、訪れたときには地元のハンドメイド作家の方の展示会が行われていました。どれほど歴史的な建物でも建物は使われてこそのものなので、レンタルスペースとして有効活用されているのは良い取り組みだなと思います。
銀行時代の看板や実際に使用されていた小物などの展示もありました。展示物が充実しているというよりも建物そのものが展示物です。今では考えられない重厚感のある建物内に一歩足を踏み入れると途端にタイムスリップしたかのような体験をすることができました。
おわりに
唐津の中心部にある旧唐津銀行本店を訪れました。著名な建築家である辰野金吾の記念館として無料で公開されています。明治時代の重厚感のある建物が当時に近い形で残されており、記念撮影にもぴったりな場所となっています。建物の横には唐津銘菓の和菓子屋もあります。唐津を訪れた際にはぜひ訪れてみてください。