東京都心から約1時間の距離にある小江戸川越。半日だけで十分に楽しめる歴史的建造物群を訪れました。
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
目次
西武本川越駅へ到着
西武新宿線の終点である「本川越駅」に到着しました。乗ってきた電車は折り返し新宿行きになります。京急の特別塗装『KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN』が西武の車両塗装とよく似ている事がネットニュースを中心に話題にもなりました。
西武本川越駅の建物にはスーパーや雑貨店が入っている駅ビルでした。実は、川越の『蔵造りの町並み』や『小江戸』という単語からもっとこじんまりとした駅を想像していました。
歩いていくといかにも観光地らしいお土産屋さんもありました。近くに書いてあった説明看板によると、この建物も明治時代に建てられた歴史のある蔵を改装して使用しているそうです。
大正浪漫通り
映画の中で出てきそうな、舞台のセットのような建物が点在しています。ところどころとても現代的な建物も混ざっていますが、石造り建造物の重厚感に圧倒されます。
残念なことに、一歩裏通りに入ると劣化が激しく一部崩壊してしまっていた建物も・・・。
昔ながらの映画館もありました。このまま修復されずに朽ちて、廃墟になってしまうのでしょうか。
川越は小江戸。目玉は蔵造りの町並みです。人員もお金もどうにもならないのでしょう。ちょっともったいない気もしますが、どうすることもできません。
歴史のある蔵通り
本川越駅からまっすぐ歩いてくると、突如として雰囲気が変わりました。建物の存在感がぐっと増しました。石やタイルではなく、土壁です。内燃機関を積んだ鉄の塊とともに人力車も走っています。ここからが『蔵造りの町並み』のようです。
火事の多かったと伝えられている江戸の街ですが、大切なものや高価なものは耐火性能が抜群の土蔵に収納していたとか。そんな土蔵の街並みが現存するのが小江戸川越です。
埼玉初の銀行 旧八十五銀行本店
大正7年(1918年)に旧国立八十五銀行本店として建てられ、国の登録有形文化財の指定を受けています。設計は保岡勝也という方。3階建てのインパクトがある佇まいは、時の鐘と共に川越のランドマーク的な存在です。
http://www.kawagoe-yell.com/sightseeing/resona/
八十五銀行は埼玉県で初、そして唯一の国立銀行でした。この建物は川越大火で失った本館のかわりとして、1918年に再建された建物だそうです。
寺社仏閣&お土産屋
多くのお土産屋さんは混雑していました。さすが観光地。清潔で開放的なお店が多かったです。建物は歴史のある古いものでも、内部は改装されて綺麗でした。
様々な寺社仏閣が点在していました。観光客ウェルカムなところとそうでないところが有るので注意が必要です。
今は自動の時計台 時の鐘
鐘が鳴るのは、6:00、12:00、15:00、18:00の一日4回。
この時間に蔵造りの町並み周辺にいれば、情緒ある鐘の音をしっかりと聞くことができます。江戸時代に入って間もないころに川越城主の酒井忠勝(さかいただかつ)によって建てられました。
http://www.kawagoe-yell.com/sightseeing/tokinokane
現在は自動鐘つきシステムにより、6時、12時、15時、18時の正時に鳴るそうです。
時の鐘も川越大火のときに再建してものだそうです。再建時には江戸時代の頃の建物を再現して建てられたので、江戸時代の面影を残しているとか。
真下に人が集まっていましたが、真下からは鐘は見えません。裏側は鐘つき棒が見えるので記念撮影スポットになっていました。
小江戸横丁
雨が降っていても立ち寄りやすい、屋根のある商店街です。写真に写っているとおりで、暑さ寒さもしのげるので、多くの人に利用されていました。奥には無料休憩所も有るようです。
川越まつり会館
入場料は大人300円は小中学生は100円です。川越まつりで使用される山車や小道具などが展示されています。お手洗いが横にありました。
お菓子屋横丁
お菓子屋が密集している横丁です。芋を利用したお菓子を中心に駄菓子も取り扱っている商店街です。芋ソフトクリームは販売しているどのお店でも1個約300円でした。芋けんぴをその場で製造販売しているお店もありました。
今回は蔵造りの町並み通りから逸れた裏のような入り口から入りました。
子どもに人気の駄菓子屋
まだ真新しい建物が目につきました。のぞいてみると駄菓子屋でした。多くの人、特に子ども連れや若い女性を中心に人を集めていました。川越名物の1メートルほどもある大きな黒棒も販売していました。
手作り飴の玉力製菓
手作りの飴玉を手頃の価格で販売している玉力製菓です。店員さんは親切で、絶えず購入している人がいました。
奥から出来たてのいも飴が出てきました。
季節柄、薬草を煎じた手作りののど飴や、名物のいもを練り込んだいも飴が一番人気でした。
路地の片隅には鯉が泳いでいました。
行列のできる揚げさつまいも店
次の目的地の川越城本丸へ向かう途中に、すごい行列のお店を発見しました。
揚げたてのさつまいもチップスを販売していました。揚げたてのさつまいもチップスが少し大きめの紙コップに入って500円でした。
さつまいもの鮮やかな黄色が食欲をそそるだけでなく、インスタ映えもするので、気になった方は是非食べてみてください。