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原三溪が考案したうどん料理!三渓園にある待春軒の名物「三渓そば」を食べる

原三溪が考案したうどん料理!三渓園にある待春軒の名物「三渓そば」を食べる

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

三渓園の茶屋の待春軒

待春軒は、三渓園という横浜にある日本庭園にある食事処です。三渓園には待春軒以外にも茶屋の三溪園茶寮などが営業していますが、待春軒でしか食べられないのが『三渓そば』です。三渓そばは三渓園を造園した原三溪が考案した不思議な麺料理です。三渓園を代表する名物料理の三渓そばを食べるには待春軒まで行く必要があります。

三渓そば

三渓そばの由来
(前略)三渓は食にも通じ、一家言を成し、自らも料理を考案し御招客に賓しておりました。その中の一つに『三渓麺』なるものがございます。大正12年(1923年)、三渓園完成に出され、当初は山吹麺と名付けられておりました。三渓の自信作で原家の家庭料理でもあり、おもてなし料理として受け継がれ、今日に続いております。

三渓そばとは三渓園を創設した原三溪が考案した麺料理です。三渓園が開園したときに招待客に振る舞われた山吹麺と同じものであり、受け継がれてきた三渓園でしか食べることの出来ない原家の家庭料理です。

三渓そばは原家の家庭料理を提供しているものなので、一般に再現の難しいレストランで提供されている食事とは趣が異なります。入っている具は簡単に手に入るものが使われていて、多少料理の心得がある方であればそこそこ再現することも難しくは無いはずです。つまり、レストランのつもりで『珍しい料理』として注文すると期待とは違ったものになるかもしれません。

三渓そばはそばという名前ですが、蕎麦ではなくあんかけうどんと言ったほうが正確かもしれません。麺にはいわゆるそばの実の入った蕎麦ではなく細いうどんが使われています。軽く炒めたうどんの上に特製の具が掛けられています。特製の具は、たけのこ、しいたけ、豚ひき肉、ねぎを醤油味に煮込んで作られています。トッピングとして刻んだハム、絹さや、錦糸卵が載せられてまるで冷やし中華のような見た目をしています。見た目通りの素朴な味わいでさっぱりと美味しく食べることが出来ました。

味や経緯など概ね良いのですが、気になる点として、入っている量は少なめに感じました。軽く食事を取りたい方に良いと思います。価格は950円でボリュームを考えると割高感はありますが、日本庭園で食べるという『経験』として考えれば悪くはありません。

おわりに

待春軒は大池の対岸で順路の終盤にあります。午前中から園内を順路に沿って巡っているとちょうどお昼ごろに待春軒の前を通ることになるので昼食にぴったりです。三渓園の散策をする際には名物の三渓そばもぜひ食べてみてください。日本庭園内にある静かな落ち着いた空間で、家のような料理を食べられるということに価値を感じられるという方にはとてもおすすめです。特に年配の方にはかなり評判が良いようです。

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