世界遺産の日光の社寺!3代徳川家光の墓所「輪王寺大猷院」と山岳信仰の中心「日光二荒山神社」を訪れる
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国宝大猷院
世界遺産日光の社寺は、二荒山神社、東照宮、輪王寺の3つの神社とお寺を中心とする複合的な文化遺産です。大猷院はそのなかでも輪王寺の施設のひとつで、江戸幕府第3代将軍の徳川家光の廟所となっています。案内でも度々出てくる廟所とは『お墓』という意味なので、大猷院は端的に言うなら徳川家光のお墓です。先代の廟所を超えることのないように落ち着いた色合いの建物が特徴的です。
拝観料は大人550円、小中学生250円です。輪王寺の関連施設である三仏堂・大猷院・宝物殿を合わせて拝観する場合はお得なセット券もあります。三仏堂・大猷院・宝物殿セット券は大人1,000円、小中学生500円です。
日光二荒山神社
日光二荒山神社は、日光の中心的な寺院として、古くからの山岳信仰の拠点となっている神社です。本社は世界遺産に認定された他の社寺と並びでありますが、中宮祠は中禅寺湖畔に、奥宮は男体山の山頂にあります。山岳信仰は古来の原始的な信仰であるため、いつからこの地に神社が設置されたのかははっきりしたことは分かっていません。766年頃に祠が設置されたのが始まりと考えられています。
別名を二荒山とも呼ばれる男体山は標高2486mで日光連山の最高峰です。男体山は大己貴命を祀った山とされています。大己貴命は大黒様と呼ばれることもある縁結びの神様です。境内には縁結びに因んだご神木もあります。良縁祈願をする際にはご神木も合わせてお参りすると良いかもしれません。
本社の前には『茅の輪くぐり』が設置されていました。茅の輪くぐりは無病息災を祈願するお参りです。2019年より世界的に猛威を振るった新型感染症が終結することを願って設置されています。願い事をしながら8の字形に廻るとお参り完了です。
日光二荒山神社の本殿にお参りするのみであれば拝観料は無料です。本殿以外の関連施設のある神社内の内庭である神苑に入場する場合は拝観料として大人300円、小中学生100円がかかります。二荒山神社の奥宮が設置されている男体山は、冬季期間は入山することができません。概ね毎年4月25日~11月11日の日程で開山されるため、男体山登山と二荒山神社奥宮参拝を予定している場合は期間に注意してください。
東照宮方面への散策路
東照宮も日光二荒山神社と縁のある神社です。東照宮は徳川家康の墓所のある神社で、観光地としての日光の代表的なスポットです。なぜ徳川家康が日光を選んだのには諸説ありますが、今までもこれからも続いていく自然豊かで荘厳な雰囲気が気に入ったのかもしれません。
二荒山神社の横にある通路をまっすぐと抜けていくと東照宮の入口前に向かうことができます。この道は徒歩専用なので、車で訪れると東照宮まで遠回りになります。
おわりに
徳川家光の廟所である輪王寺大猷院と、日光山岳信仰で日光の中心的な神社である日光二荒山神社を訪れました。輪王寺大猷院と日光二荒山神社は特に近くにあるので、両方一度に拝観することが可能です。『世界遺産日光の社寺』を巡るなら外せないスポットなので、日光観光ではぜひ訪れてみてください。