3年振りの正式開催!豊平館の大雪像が見どころの「札幌市制 100 周年記念第73回さっぽろ雪まつり」会場レポート
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
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札幌市制 100 周年記念第73回さっぽろ雪まつり
札幌市制 100 周年記念第73回さっぽろ雪まつりは2023年2月4日より2月11日までの会期で実施されました。世界的に流行した感染症への対策として過去2回は中止となっており、正式な開催は3年ぶりとなりました。過去2回についてはさっぽろ雪まつりとしての展示は中止となっていたため、大雪像は無く規模を大幅に縮小した状態で雪像のみひっとりと展示が行われていました。大雪像が作られてステージイベントなども大々的に実施されるのは3年前の2020年以来ということになります。
高校生による小雪像
地下歩行空間から地上に上がってくると、目の前には地元の高校生による小雪像がありました。早速雪まつりの会場を歩いていきたいと思います。訪れたのは雪まつりの初日の4日でしたが、暖かい日が続いたのか足元は突然穴が空いていたりツルツルになっていたりしていたので、歩き難いのが大変でした。
会場限定のコカ・コーラ
会場限定の特別なラッピングがされたコカ・コーラが販売されていました。コカ・コーラ社はさっぽろ雪まつりのスポンサーとして休憩所を出展していました。
テレビ塔を正面に見ながら演奏する氷の楽器が設置されていました。夕方からのプロジェクションマッピングに使用されるステージだそうです。叩くと連動して周囲のライトアップに変化が現れるとホームページに記載されていました。
雪ミク2023雪像とグッズショップ
雪ミクの雪像は今年は筆を持ったミクでした。毎年毎年新しいデザインのグッズが登場して長蛇の列になります。
雪ミクが押し出されたように飛び出しています。2023年の雪ミクは例年と比べると装飾が少ない平面的なデザインでした。
札幌国際芸術祭のスタンプラリー
札幌国際芸術祭というイベントにちなんだスタンプラリーが実施されていました。せっかくの機会なので参加しました。参加したのは良いもののアプリのインストールと会員登録が必要だったので雪まつりの会場で参加するにはとても不便でした。雪まつりの会場を巡ってスタンプを集めていきます。
2~3丁目の市民雪像
肺を大切にという雪像は肺そのものを再現した雪像で、市民雪像のなかでもかなり異質な存在でした。
プロのデザイナーが考えた雪像は雪像といえども雪ではないような不思議な形をしています。なにかを再現したものとは違って、形としての美しさがあります。
気温は0℃を示していました。氷点下の気温になることが多いので、0℃であればマイナス気温の日と比較すると温かい日ということになります。温かいといっても比較的に温かいだけで、0℃も十分に寒いです。ゆっくりと歩いているだけでは徐々に冷気が足元から上がってきます。防寒対策は万全にして訪れないと厳しいと思います。
スマートフォン用のゲームに関連した雪像はその年ごとの流行り廃りを感じさせます。
大雪像 疾走するサラブレッド
サラブレッドは競走馬の雪像です。
大雪像 白亜紀の北海道 ~ティラノサウルス&カムイサウルス~
白亜紀の北海道を想像して作られた大雪像です。恐竜界のレジェンド的な存在であるティラノサウルスと北海道むかわ町周辺で化石が発掘されているカムイサウルスが雪像として大通公園に登場しました。
カムイサウルスは2019年に新種登録された恐竜です。日本で見つかった白亜紀の恐竜としては最大級の大きさで、ほぼ全身の化石が発見されています。ティラノサウルスは肉食だったと言われているので、万が一にも白亜紀にこの雪像と同じような状況が発生していたら間違いなくカムイサウルスはピンチだったに違いありません。ちなみに、カムイサウルスは草食だったと考えられています。
ヤマハのエレクトーン演奏会
ヤマハのエレクトーンの宣伝を兼ねた演奏披露が実施されていました。クラッシック音楽を中心とした演奏で、聞いたことのある曲も多く、沢山の人が足を止めていました。
天候によっては雪が吹雪くこともある過酷な環境ですが、透明のパネルに覆われた特殊なステージが用意されていました。
アニメ雪像(ヒロアカ・ごと嫁)
僕のヒーローアカデミアの雪像です。
五等分の花嫁は雪像の他にグッズ販売ショップが展開していました。
ぷいぷいモルカーの滑り台になった雪像もあります。モルカー滑り台は子供向けですが、見るだけでなく遊べる雪像は面白くて良いです。
大雪像 エンブリー荘
大雪像の中でも一際目立つのがエンブリー荘の雪像です。エンブリー荘は、戦場の看護師として知られるナイチンゲールが冬の間に過ごした別荘で、イギリスのハンプシャー州エンブリーパークにあります。ナイチンゲールが看護婦という職業を決めたのは、エンブリー荘で過ごした日々だったと言われています。
現在では寄宿舎として使われている建物を雪像として再現しています。
大雪像 豊平館
豊平館は中島公園にある歴史的な建造物です。北海道開拓使によって建造された重厚感のある建物で、重要文化財にも指定されています。もともとは宿泊施設としても使われていましたが、現在は博物館や貸し会議室として内部を見学することが可能となっています。
大通公園のすみっこには、すみっコぐらしの雪像もありました。大雪像と比べるととても小さな市民雪像でも、人気度合いは決して隅に置けない存在でした。
日清食品 完全メシボールパーク
日清食品の完全メシボールパークでは、雪のボールをパネルに当てて、当てた数によって日清食品のインスタント食品がプレゼントされるという内容でした。内容としては楽しそうだったものの、待ち時間が1時間待ちとあまりにも時間がかかり過ぎるようだったので参加は断念しました。
大雪像 ボールパーク“Fビレッジ”
プロ野球チーム北海道日本ハムファイターズの新しい拠点として作られたFビレッジの雪像です。これまでは札幌ドームを拠点としていましたが、新たな拠点として常設の野球場であるFビレッジに2022年3月30日に移転することになりました。札幌ドームよりも自由度の高い興行運営が行われるということで注目のスポットです。
6丁目の市民雪像
アニメスパイファミリーの登場人物の雪像です。細かいところまで再現されていて完成度が高いなと感じます。
公式な雪像というわけではないのですが、なかなか不思議な雪の造形を見つけることが出来ました。雪像を作った人たちのちょっとしたお遊びだったのかなと思います。
折り返してスタート地点へ
6丁目会場まで到達したら折り返して大通駅方面へと向かいます。スタンプラリーのゴールが創成スクエアにあったので、創成スクエアまで歩きます。雪像を見ながら進んできたのであっという間でしたが、歩いて移動するにはそれなりの距離があります。
時計台の前を通って後ろにあるのが創成スクエアです。創成スクエアではスタンプラリーのゴール記念にクッキーがプレゼントされました。結果的にスタンプラリーもあったことで、楽しく見て回ることが出来たので良かったです。
おわりに
3年ぶりの正式開催ということでとても多くの人で賑わっていました。昨年はスノーボードのジャンプ競技が一番目立つ箇所に設置されていたので、雪まつりとしての景観はいまいちだったのですが、今年は手前から置くまでびっしりと雪像がせっちされていたので、これぞ雪まつりという雰囲気を楽しむことが出来ました。