熱海観光の火付け役!明治時代の小説の金色夜叉にちなんだ「お宮の松」を訪れる
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
熱海銀座
熱海銀座と呼ばれる商店街を通って『お宮の松』へと向かいます。お宮の松は熱海が観光地として多くの人の注目を集めるようになった理由の鍵となる場所です。ちなみに、熱海銀座は屋根のある商店街で、個人商店や飲食店が並んでいる情緒のある場所です。
金色夜叉のお宮の松
明治時代に尾崎紅葉によって書かれた小説『金色夜叉』にちなんで舘野弘青によって作られたのが『貫一お宮之像』です。小説の主要人物の2人のうち、左がお宮で右が間貫一です。2人は許婚同士でしたが婚約破棄することになり、貫一がお宮に熱海の海岸で問いただすという物語の中でも重要なシーンとなっています。
銅像の横にはお宮の松と呼ばれる松の木が植えられています。小説と松の木がどのようなつながりがあるのかは分かりませんでしたが、松の木と銅像をあわせて『お宮の松』と呼ばれる観光地となっています。作者であった尾崎紅葉の弟子の小栗風葉によって読まれた俳句が松の木の横に石碑として残されています。
丘の上の熱海城
熱海城が丘の上に立っているのが見えました。熱海城から斜め左下に目を向けると、昭和時代の熱海観光ブームを支えた『ホテルニューアカオ』も見えました。築年数も経過して古くなりましたが、ホテルマイステイズグループのホテルとしてリニューアルしつつ営業が行われています。
おわりに
熱海が観光地として注目を浴びるようになったのは明治時代の小説である金色夜叉の舞台となったことがきっかけと言われています。江戸時代には既に温泉地として知られている熱海ですが、アニメや小説の舞台を巡るいわゆる『聖地巡礼』という行動によって、明治時代以降には観光のために多くの人が熱海を訪れるようになったと言われています。今では、熱海を象徴する場所となっているので、観光で訪れるならぜひ立ち寄ってみてください。