熱海駅からJR伊東線を走る伊豆急2100系!前面展望の普通列車「リゾート21(キンメ電車)」に乗車する
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
熱海駅から伊豆急2100系に乗車
熱海駅から伊豆急2100系リゾート21に乗車します。伊東線のホームに一際目立っている電車が停車していました。リゾート21は伊豆急行が移動と観光を兼ねて運行している普通列車です。まるで特急列車でもおかしくない見た目をしていますが、種別は普通なので、特急料金や指定席券は必要ありません。
伊豆急行線方面に行く場合は熱海駅で乗り換えです。熱海駅から伊東駅までがJR伊東線で、伊東駅から先は伊豆急行線になります。東海道を離れて伊豆半島を南下していく路線路線です。伊東線を通る多くの観光客がその先の伊豆急行線の各駅へ向かうので、利便性向上のために1日に数本リゾート21が熱海駅まで乗り入れしています。
車窓からは海が見える伊東線
伊東線は住宅や商店で栄えている熱海駅を出発すると、徐々に家が少なくなって海が見えてきます。海が見えるのは熱海駅からの下りは進行方向左側で、伊東駅からの上りは進行方向右側です。街からリゾート地へと向かっていく様子は景色が豊かで飽きません。
伊豆急2100系リゾート21
伊豆急2100系リゾート21は観光に重点をおいた車両編成です。先頭車両が展望車、それ以外は海を眺められる座席配置になっているため、移動中にも伊豆の良い景色を楽しむことができます。イベント列車として走行する時以外は、普通車自由席として伊豆急行線内を走ります。伊豆を訪れる人の多くが観光客なので、移動中も楽しめるように設計されたそうです。
JR伊東線は伊東駅までで、伊東駅から先の伊豆急下田駅までは伊豆急行線です。伊東駅では乗務員交代のために約6分停車します。停車時間は変更される事があるので時刻表や車内アナウンスを確認してください。JRと伊豆急行線の境目の駅と言っても、東海道線からの乗り換え需要がある熱海駅ほどではありません。
3次車の愛称はキンメ電車
伊豆急2100系リゾート21は編成ごとに愛称がつけられています。今回乗車した赤い塗装が特徴の3次車はキンメ電車と呼ばれています。伊豆の名産品である『金目鯛』にちなんで名付けられました。車内には金目鯛に関連する写真や資料の展示もあります。
展望車の様子
展望車からは前方と左右の景色を存分に眺めることができます。大きな窓があることで車内でも開放感があります。橋やトンネル、海や草木花もバッチリと見られます。春には桜、秋には紅葉も楽しめます。今回訪れたのは春だったので、桜が咲いていました。
中間車の様子
中間車は海が眺めやすい座席配置になっています。車両の中でクロスシートとロングシートが半々になっていて、ロングシートは海側を向いています。海の景色を楽しむなら先頭の展望車よりも中間車の方がおすすめです。
おわりに
列車は伊豆急下田まで行きますが今回の目的地に到着したので途中で下車しました。駅前には桜の木のトンネルがありました。到着直前まで雨が降っていたようで、地面が濡れていました。