札幌行き特急が運休に!宗谷本線の普通列車に5時間40分乗って稚内から旭川へ移動する
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
札幌行きの特急が運休に
札幌行きの特急宗谷に乗車してこの日の夜には札幌に到着している予定でした。数日前にあった大雪の影響でダイヤが乱れていることは継続的に情報を収集していましたが、いつまでも運休になることはとても予想出来たものではありませんでした。
周遊パスを利用していたので、特急が運休になったからと言っても期日は待ってくれません。自然現象が原因とはいえ何日も何日も復旧の目処も後出しで、運休し続けられるのはもはや信用の問題です。JR北海道にとって周遊パスの利用者は『存在しないもの』かもしれませんが、最北端の地で取り残されてしまう事は問題しかしか無いので、この日のうちにとりあえず進めるところまで進むことにしました。
稚内駅から名寄まで3時間46分
名寄駅から旭川駅までは3時間46分です。稚内から名寄駅まで183.2kmをキハ54 528に乗車します。特急が運休になっていたことも運休していたからか、満席ほどではありませんが思っていたよりも多くの利用者がいました。各駅停車の普通列車なので、真っ暗闇の何も見えない場所で急に停まったと思ったら駅です。宗谷本線では利用者が平均1人以下の駅も多く、今後も統廃合が進む計画です。
名寄駅で25分間の乗り継ぎ休憩
名寄駅に到着すると反対ホームに旭川行きのH100系が停車していました。出発時間まで25分ありますが、乗り継ぎ利用のためにすでにホームに停車していました。キンキンに冷えたホームで待ち続けるのはあまりに大変なので出発まで車内で待つことが出来るのは良いです。
名寄駅の駅名標には隣の駅として『東風連駅』が記載されていました。1か月もすると東風連駅は名寄高校駅に変更されます。鉄道の利用者が主に通学で使われていることに合わせて、駅を移転して駅名も変更する運びになったそうです。何も無いところに駅があるなら、利便性に合わせて駅の場所を柔軟に再配置するのは良い取り組みです。
名寄駅は周辺でも大きな駅ですが深夜早朝は無人です。遅れがなければ待ち時間が25分もあるので最寄りのコンビニに買い出しに行くことも可能です。駅前に面してるコンビニは無いのですが、通りの角を曲がったところに何店かあります。
今回は稚内を出発する際にセイコーマートで色々と買い物を済ませていたので必要はありませんでしたが、長めの待ち時間を利用して外の空気が吸えたのでリフレッシュすることが出来ました。
名寄駅から旭川まで1時間35分
名寄駅から旭川駅までの残り76.2kmは発電機を搭載した電車のH100系に1時間35分乗車します。ディーゼル機関で動くキハ54系と比べると圧倒的な静かさが特徴で、乗っていても明らかな違いがありました。静かなことは良いのですが、車内が明るすぎるのと座席が固めで長時間乗車するならキハ54系の方が快適でした。
旭川に到着
旭川に到着しました。本来の予定では同じ時間で札幌まで到着しているはずでした。ただ、普通列車が早いというべきか、特急が遅いというべきか、特急なら札幌まであと1時間半の場所です。旭川まで来てしまえば札幌までの交通手段は選択肢が豊富なのでひとまず安心です。
おわりに
札幌で宿泊する予定を旭川での宿泊に変更しました。旭川は通るだけで宿泊する予定こそ無かったので、まさかの展開になりました。旭川まで来てしまえば商業施設もあるので安心ではあります。万が一、網走や稚内で足止めを喰らった場合は都市の規模が大きく問題が解決し易いので旭川まで移動してしまうことをおすすめします。