安くて3列独立シートで快適!高速路線バス「釧路特急ニュースター号」に乗って札幌から釧路まで移動してみた
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
釧路特急ニュースター号
釧路特急ニュースター号は大阪バスグループの高速路線バスです。札幌から釧路まで、道東自動車道を通って約5時間半で結びます。所要時間は特急列車よりも1時間ほど長くかかりますが、価格は特急自由席料金の約半額という安さで多くの利用者がいます。また、今回は昼行便に乗車していますが、夜行便も設定されているので、宿泊費を節約したい人にも注目の路線です。
乗り場はバスターミナル前の路上
今回は『大通バスセンター前』から乗車しましたが、ニュースター号の乗り場は若干分かりにくいので注意が必要です。『大通バスセンター前』の停留所は大通公園の近くにある『中央バス札幌ターミナルの前の路上』です。路上にニュースター号の乗り場を表す停留所が設置されています。
バスターミナル内には、ニュースター号について『中央バスとは関係ないが乗り場は向こう、ターミナルの待合室を利用しないで』という趣旨の張り紙があるので、バスターミナルを目印に来ればその後は迷うことは無いかもしれません
『中央バス札幌ターミナル前』の次は『札幌駅前』に停車します。『札幌駅前』の停留所もいわゆるバスターミナルの中ではなく、『駅前の通りを挟んで反対側の路上』です。
3列独立シートでコンセント付き
3列独立シートでコンセントがついています。カーテンを閉めることで半個室のような形で利用することができます。個室ほどの完全なプライベート感はありませんが、視線が遮られるので快適に過ごすことが出来ます。すべての座席が通路に面しているので、隣を気にすること無く座ることが出来ます。
座席には電源コンセントもついているので、長時間の移動でも安心です。バスの移動中にスマートフォン等の充電が可能になっています。
大雪の札幌脱出に1時間
最初の休憩は由仁PAでした。札幌駅から高速道路に乗るまでにすでに1時間近くかかりました。雪で車線が埋まって流れが悪くなっていたり、スリップしてと思われる交通事故があったり、街の中はそれはそれは大混乱になっていました。歩いたほうが早いのではというノロノロとした速度で、雪で出来た段差を大きく乗り越えて、通常であれば20分程度で通過する札幌市内を1時間かけて脱出しました。
2時間おきにトイレ休憩
その後は、2時間おきに1回程度の頻度でパーキングエリアでトイレ休憩がありました。札幌を出るまでに相当な時間がかかりましたが、札幌さえ出てしまえば後は順調に釧路に向けて走っていきました。
占冠SAなどのショップのあるサービスエリアでの休憩を期待していたのですが、ダイヤ乱れの影響で途中の休憩はすべてトイレしか無い閑散とした場所でした。バスにもトイレは付いているので、必ずしもトイレ休憩が必要ではないのですが、移動距離が長いので時々外に出て体を伸ばせるとても大事なタイミングです。
大雪の影響で出発するときに大混乱していたためか、行き先表示は最後まで回送でした。特急列車が運休になってしまうような大雪と大渋滞のなか走ってきたので、当時は疲れ果てていておかしいはずなのに気になりませんでした。
釧路フィッシャーマンズワーフMOO
道東自動車道は畑や山の中を通る道路なので、日没の時間以降は真っ暗な闇の中を進んでいきます。スマホの地図で今いる場所は把握できますが、把握したところで周囲には何も見えません。
釧路フィッシャーマンズワーフMOOには定刻から約1時間半遅れの20時頃に到着しました。定刻では18:25に到着する予定だったので、まだ夕食をゆっくり食べられる予定でいたのですが、20時では多くのお店が営業終了してしまっていたので、セイコーマートでご飯を食べることにしました。
おわりに
大雪の影響で鉄道が運休していても道路状況がよっぽど悪くない限りは運行されるので、安くて運休しにくい移動手段としておすすめです。