川の途中には天然足湯!登別の大湯沼川遊歩道を通って「大湯沼」と「奥の湯」へ行く
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
大湯沼川遊歩道
大湯沼川遊歩道は登別石水亭の北側駐車場付近に入口があります。スタート地点からゴールの大湯沼までは約600メートルのトレッキングコースになっています。散策路の先には大湯沼と奥の湯という登別の裏名所があります。全コースを通じてやや上り坂が続きますが、本格的な登山道と比べるとずっと歩きやすく整備されています。ただし、舗装されている道ではないので、雨が降った場合はぬかるんでいるので足元に注意が必要です。
大湯沼川天然足湯
大湯沼川天然足湯はその名前のとおり、大湯沼川にある天然の足湯です。あくまでも川に出来た天然の足湯なので川の途中に唐突にあります。大湯沼川は大湯沼と大正地獄という登別の源泉から流れてきている川で、流れているのはすべて100%の温泉です。上流に行くほど温度が高く下流に行くほど温度が低くなってしまうので、丁度入りやすい温度のこの場所が足湯として親しまれています。
更衣室も無いので全身浴は出来ませんが、自然が作り出した100%源泉かけ流しの足湯は旅の記念にぴったりです。周囲には明かりもなく夜には真っ暗になるので、利用は太陽が沈むまでの日中限定です。
正確な温度は不明ですがおそらく約42℃位の入りやすい温度でした。流れている途中で冷まされて丁度良い温度になっているので、これよりも上流はよっぽど熱々が好きな方以外は進まないほうが良さそうです。
立入禁止の大正地獄
大正地獄は活動が活発化していて危険なので立入禁止になっていました。間欠泉のように急に吹き出すタイプの温泉です。いつ吹き出すかわからないため、柵が閉められていて近づくことは出来ません。急な階段が続いていましたが、大正地獄まできたら大湯沼まではあと少しです。
大湯沼
登別の裏名所の大湯沼に到着しました。大湯沼は底部から硫黄泉が湧き出している周囲約1kmのとても広い沼です。登別といえば地獄谷が名所として知られていますが、地獄谷よりも大湯沼のほうが見た目でインパクトがあります。多くのお湯が湧き出していて、登別温泉の源泉のひとつとしてここからお湯を引いている宿泊施設もあるそうです。
表面温度でも約50℃ととても高温の湯の沼です。地面のように見える場所でも沈んでしまったら大変なので、絶対に入らないようにしてください。
奥の湯
大湯沼の近くにあるもうひとつの源泉が『奥の湯』です。奥の湯の表面温度は約70℃近くと大湯沼よりも高温になっています。大湯沼と奥の湯は近くにありますが、奥の湯から大湯沼に流れこんでいるのではなく、それぞれの底部からそれぞれ温泉が湧き出しているものだそうです。
天然足湯でひとやすみ
行きは入ってしまうともうこれ以上先に進みたく無くなってしまいそうだったので、帰りに『天然の足湯』で疲れを癒やしてみました。大湯沼川遊歩道はトレッキングコースになっているのでそこそこ良い運動になりました。ホテルに戻ったら全身浴が出来るので、足湯は短めに。
おわりに
登別といえば地獄谷のほうが観光スポットとして人気が高いようですが、個人的には大湯沼の方がたくさんの湧出量を誇る名湯のイメージに合っているように感じます。駐車場もあるので車で訪れることも可能ですが、近くは無いものの遠いというほどでも無いそこそこの距離なので、自然散策も兼ねてトレッキングを楽しみたい方はぜひ徒歩で挑戦してみてください。