ほぼ個室のお食事処「蔵」で懐石料理!札幌間無料送迎もある「登別石水亭」に宿泊する
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
空港からの有料送迎サービス
新千歳空港の国際線ターミナルは需要の増加を見越して新しくホテルなどが作られましたが、その直後にすべての国際線が世界情勢の影響を受けて欠航運休になってしまったので、きれいな状態のままひっそりとした空間が広がった場所になっていました。
本日宿泊する登別石水亭までは送迎サービスを利用しているので、集合場所へと向かいます。石水亭と札幌間は無料なのですが、石水亭と新千歳空港間は有料で1人500円です。おそらく空港からの移動は細々とした需要はあるものの、大型バスで無料運行するほどの需要ではなく、有料にすることで申込みが殺到しないように調整しているのかもしれません。
登別石水亭
本日宿泊するのは登別石水亭です。野口観光グループの温泉ホテルで以前にも宿泊した事があります。野口観光グループの宿泊施設はスタッフの方がいつも親切で対応面でのハズレがありません。また、有料とはいえ新千歳空港から公共交通機関の半額程度で移動することができ、札幌からは無料という便利な送迎サービスを提供しているので、他の宿泊施設に比べて選択肢としてかなり優位なため再び宿泊することにしました。
客室の様子
客室は和洋室タイプのお部屋でした。ベッドのある洋室部分とくつろげる和室部分が合体しています。なお、和室のみの旅館の場合は夕方になると布団を敷いてくれるところもあるのですが、この部屋にはベッドが設置されているので布団は敷きません。
石水亭は登別の温泉街とは離れた場所にあるのでとても静かです。窓からは木々の生い茂った自然が見えます。部屋に荷物を置いたら、夕食までもかなり時間があったので、周辺散策に出かけることにしました。
水回りの様子
温泉なので部屋でお風呂に入ることはまず無いのですが、一応3点ユニットになっています。温水シャワー付きのトイレ完備です。
夕食はお食事処蔵で懐石料理
登別石水亭といえばビュッフェ形式の食事がとても素晴らしいのですが、今回は趣向を凝らしてほぼ個室のお食事処の「蔵」にて懐石料理を食べてみることにしました。お食事処蔵はビュッフェのレストランとは場所が違って、宴会場があるエリアにあります。ビュッフェスタイルの食事を選択した場合は動線も被らないのでこの場所は初めて通りました。
お食事処「蔵」は掘り炬燵の個室風席とテーブル席があります。個室風というのは完全な個室とは違ってドアが無いので個室風という案内になっているようです。完全な個室で懐石料理で順番に料理が運ばれてくるのに合わせてドアを開けたり閉めたりすることになってしまうことを考えたら、ドアが無い個室風のほうがむしろ良いかもしれません。壁や暖簾で仕切られているので周囲の視線もありませんし、他の部屋の話し声が聞こえることもなかったのでプライベート感もあってとても居心地が良く快適でした。
お酒が美味しく飲めるメニューが続々と集まって来たので、ハーフボトルのトカップを追加しました。北海道では珍しいワインではありませんが、いろいろな意味でとてもお手頃なワインです。
トマトのミニサラダで間を挟みつつ、ここから温かいメニューが続々と登場します。
天ぷらも熱々でサクサクです。ビュッフェの天ぷらも比較的揚げたてですが、こちらの天ぷらはもっと熱々の状態で運ばれてきました。いきなり食べてしまうと熱すぎるので冷ましつつ食べました。
わさび菜の煮物も野菜の出汁が出ていてもはや野菜スープです。お刺身天ぷらと来て、牛と夏野菜の鉄板焼もじゅわっと柔らかく肉が絶品です。
最後にさっぱりとしたデザートで夕食を締めました。ご飯もたっぷりと食べてすべて完食です。季節によってメニューが変わるのでまた別の季節にも食べてみたいものです。懐石料理のメニュー表は公式サイトにも掲載されているので、気になる方はぜひ確認してみてください。時間の経過を気にせずにのんびりと気分良くご飯を食べていましたが、出るときに時計を見るとかれこれ約2時間もご飯を食べていたようです。
朝食はセットメニュー
朝食会場も夕食と同じく引き続きお食事処「蔵」でした。夕食は順番に運ばれてくる懐石料理でしたが、朝食は和食セットで予め準備されていました。
焼き魚と小鉢などの和食を中心としたメニューです。
ご飯だけでなくクロワッサンもありました。基本は和食を中心としたメニューでしたが、このように洋風の要素もあったので程よくバランスが取られています。
夕食と違って朝食はササッと食べて部屋に引き上げました。朝は出発の準備をしなければならないので、やや慌ただしいのは仕方がありません。
札幌までの無料送迎
あっという間にチェックアウトの時間になりました。チェックアウトが終わったらもうすでに玄関前に停車して待っている大型バス乗りこみます。事前予約制なので座席が埋まって座れない心配はありません。出発時にスタッフの方たちが手を振ってお見送りしてくれました。
札幌駅北口におおよそお昼に到着しました。登別から札幌まで高速バスで約2時間なので、チェックアウトと同時に出発したバスが札幌に到着するのはお昼になります。札幌市内を観光するには到着がやや遅いので、のんびりと温泉で羽を伸ばして戻ってくるのにはピッタリな送迎バスです。
おわりに
美味しいものが好きなだけ食べることが出来るビュッフェが人気の宿泊施設だったので、正直違いはレストランか個室かという場所の問題だけで内容同じようなレベルを想像していました。当然と言えば当然なのですが、個室風懐石料理はビュッフェを大きく飛び越えて美味しいものでした。場所が個室風で快適というだけではなく、更に温かいものは温かく冷たいものは冷たく提供され、ビュッフェよりも贅沢な内容になっていました。ビュッフェスタイルにはない贅沢な気分を味わいたい方におすすめです。