透明度が高く視界良好!支笏湖の水中観光船で火山活動によって作られた「柱状節理」を見る
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
支笏湖の水中観光船
支笏湖観光船は支笏湖観光運輸株式会社によって運行されている支笏湖の遊覧船です。水中遊覧が出来る窓付きの客室から日本一透明度の高いと評されたこともあるどこまでも続く支笏湖の湖底を眺めることが出来ます。約30分間の水中遊覧の中では支笏湖が火山のカルデラ湖であることを表す、火山活動によって作られた柱状節理という珍しい地質も見ることが可能です。
料金
大人 | 1,650円 |
小学生 | 830円 |
支笏湖観光船の乗船料は大人1650円、小学生830円です。運行頻度は概ね30分に1本で定員になり次第締め切る先着順になっています。2隻で交互に運行されており、前の回の船が戻るのと入れ替わりで次の回の船が出発します。路線バスが到着すると混み合いますが運行本数が多いので、少し待てば乗れないことは無いという感じでした。
急激に深くなる落ち込み
出発すると湖底が見えていたのですが、しばらくすると『落ち込み』と呼ばれている境目を通過して一気に湖底が見えなくなりました。出発地の桟橋周辺の水深は約7メートルで、落ち込みを過ぎると水深が約100メートルと急激に深くなるそうです。まるで潜水訓練に使われるプールみたいな構造になっていて、落ち込み以降は湖底は光が届く限り真っ青な空間が広がっていました。
湖上遊覧
ただただ青いだけの空間を眺めていることになってしまうので、船上から湖遊覧を楽しみます。やや霞んだ空ではありましたが、晴れていたので良い雰囲気でした。この日はあまり魚を見られませんでしたが魚の群泳に出会うこともあるそうです。航行中は自由に船上と水中客室を行き来して良いので、景色を見つつ魚を探すために上下を行ったり来たりしていました。そして、いよいよ目玉の柱状節理のスポットに近づいてきたという案内があったので、水中客室に戻りました。
火山活動によって作られた柱状節理
柱状節理とは、溶岩がゆっくりと時間を掛けて冷やされた事によって規則的な形に固まったものだそうです。かって火山活動が活発だったころはこの柱状節理の真下に熱い溶岩の層があって、それが徐々に固まって長い柱状節理が作られました。
支笏湖では高い透明度の水質のお陰で水中の柱状節理をバッチリと見ることができます。一部地上部分にも柱状節理が出ているので、それも合わせて要チェックです。
支笏湖温泉街
支笏湖のシンボルになっている赤色の山線鉄橋が見えてきました。青色の湖と緑の木々の間にある赤い橋はとても印象的です。山線鉄橋は遊歩道になっているので、歩いて渡ることが出来ます。
おわりに
桟橋に帰ってきました。約30分という短い時間でしたが、高い透明度の湖と柱状節理という特徴のある地質を水中から確認することが出来るのでとても満足しました。あとは支笏湖の魚をもっと見ることが出来たら完璧でした。魚については自然のもので完全に運次第ということで、また機会があったらリベンジしたいと思います。