新千歳空港から路線バスで約1時間!水質が良く高い透明度を誇る支笏湖まで日帰り観光に行く
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
新千歳空港の路線バス乗り場
新千歳空港の路線バス乗り場はターミナルの端の方にあります。ちょっと場所が分かりにくいので、初めての方は案内所で場所と時間を聞いた方が良いかもしれません。バス停の前の花壇に満開のひまわりが咲いていました。出発までそこそこ時間があるので、バス停の場所を確認してから飲み物や食べ物の調達に行きました。支笏湖周辺は観光街になっているので飲食店も営業しており普通に食べ物を入手することは可能ですが、コンビニのような手頃なお店は無いので、先に用意しておいたほうが安心です。
支笏湖まで路線バスで約1時間
支笏湖までは新千歳空港の28番乗り場から2時間に1本程度出ています。支笏湖まで直線距離で約22km先で、所要時間は約1時間です。また、運賃は片道約1000円です。新千歳空港を出発して途中の千歳駅や千歳市の市街地を通過して山の中に入っていきます。
以前は札幌からのバスも設定されていたそうですが、路線見直しの結果廃止されてしまったので現在は路線バスで支笏湖を訪れるには新千歳空港からの路線のみとなっています。ちなみに、支笏湖畔の温泉に宿泊する場合は温泉側で札幌と支笏湖間の送迎サービスを提供していることもあるので、宿泊する場合は送迎について確認してみると良いかもしれません。
高い透明度の支笏湖
支笏湖は水質の良さランキングで日本一になったこともある透明度の高い淡水湖です。水質が良いのでとっても青々としたきれいな湖を眺めることができます。湖畔には水遊びが出来る親水公園も整備されているので、きれいな湖で水遊びをすることも可能です。
水遊びは問題ないのですが、年間を通して水温が低めなので泳ぐのはおすすめしません。最深部の水深が深いため冬でも夏でも一定の水温を保っており、夏になっても温まらない代わりに冬には冷たくなりにくいという特徴があり、日本最北の不凍湖としても知られています。
観光船乗り場
支笏湖は火山活動で出来たカルデラ湖です。支笏湖観光船では、昔の火山活動で生じた『柱状節理』という状態になった岩石があるエリアまで船で向かいます。乗船時間は先着順ですぐに出発する便はすでに満席になっていたので、空いてる便の整理券を受け取って時間になるまで周辺を見て回ることにしました。
山線鉄橋
山線鉄橋は支笏湖と苫小牧を結んでいた軽便鉄道のイギリス製の鉄橋です。王子軽便鉄道は、王子製紙の発電所と製紙工場を建設するための資材や紙の原材料となる木材を運ぶという目的で作られました。乗車することも可能でしたが、あくまで貨物列車の運行を目的としているので、自己責任で乗車する必要があったそうです。
近くには『王子軽便鉄道ミュージアム』という展示施設があり、軽便鉄道の歴史を学ぶことが出来ます。この軽便鉄道が運行されていたときは、今でも運行されていたら支笏湖に向かうまでも一つのアトラクションとして楽しめたのかなと思うと廃線になってしまったのはちょっと残念です。
支笏湖ビジターセンター
支笏湖を眺められる高台になっている場所に支笏湖ビジターセンターがあります。支笏湖周辺の自然環境や生き物などの展示があります。
札幌軟石の見本が展示されていました。札幌軟石というのは建築物マニアの方は名前を聞いたことがあるかもしれませんが、札幌の近代建築物でよく使われている石材です。札幌軟石の産地は支笏湖周辺でした。
新千歳空港からも札幌からも大体1時間くらいの場所ですが、野生の熊も生息しているとても自然豊かな場所です。人里のすぐ近くで豊かな自然に触れることができるのが支笏湖です。
支笏湖温泉街
支笏湖畔とバス停の間は支笏湖温泉街として宿泊施設やレストランが点在しています。市街地にも近い自然観光スポットなのでコンビニはありませんが、飲み物や食べ物などを入手することは比較的入手可能です。
路線バスで空港へ
支笏湖まで来たバスが折り返し新千歳空港行きになります。乗客が多くて乗り切れない場合は必要に応じて臨時のバスが増便されるので、最後まで乗れずに置いてけぼりになる心配はありません。札幌方面へ向かう場合は途中の千歳駅で下車して快速エアポートに乗り換えると空港まで戻ってくるよりも早く移動することが出来ます。
おわりに
支笏湖は新千歳空港から半日程度で観光できるお手頃スポットでした。水が綺麗で透明度が高いので、水遊びも出来ます。札幌からの直行バスはありませんが、空港札幌間は15分に1本の頻度で朝から夜まで快速エアポートが走っているので、交通の便もかなり良いので、北海道到着後にそのままちょっと観光したい気分のときなどにおすすめです。