ポケモンも登場する大相撲!大相撲初場所を見るために両国国技館へ行く
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
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大相撲初場所:両国国技館
両国国技館にて大相撲の初場所(一月場所)が開催されていたので訪れてみました。両国国技館は両国駅のすぐ目の前にある相撲場です。江戸東京博物館に隣接しているので近くを訪れたことはあったのですが、大相撲はこれまで訪れたことがありませんでした。取組は朝から夕方まで1日中行われていますが、格下から順番に取組が行われているので、特にこだわりがなければ午後2時頃の十両戦から入場するのがおすすめだそうです。
係員さんにチケットを提示して座席までやって来ました。中央の土俵を囲むように北が正面、南が向面、東面、西面という座席配置になっています。1階は升席で座布団に座るタイプの席となっていて、2階は椅子席です。訪れたときには幕下力士の取組が行われていました。
十両土俵入り
幕下戦が終わると十両土俵入りです。『十両』は『幕内』についで上から2番目の格付けです。東西にある勝敗が掲示される掲示板には十両力士から記載されています。幕内と十両は勝敗によって入れ替わりがあるので、この十両からはスポーツ情報などで名前を見聞きした事がある力士が多くなります。
相撲案内所でちゃんこを食べる
大相撲と言えば相撲案内所は外せません。相撲案内所は通称『相撲茶屋』と呼ばれている座席や相撲土産の販売を行っている手配サービスです。国技館名物の焼き鳥などお土産を引き換えに来ました。従来はお弁当や飲み物も販売していて、座席で相撲を見ながら飲み食いすることが出来たそうです。この場所では感染症対策で座席での飲食は禁止になっていてそういった風景も見ることはありませんでした。
座席での飲食が禁止の代わりに飲食スペースは別途設けられていました。お相撲といえば『ちゃんこ』。相撲相談所でちゃんこを食べました。野菜もたっぷり鶏肉も食べごたえのある大きさで、小腹が空いていたので美味しく食べることが出来ました。温かい汁物だったので体も温まりました。
相撲グッズの売店
外側の通路沿いには相撲グッズが販売されている売店があります。応援グッズの名前の入った手ぬぐいなどがありました。
国技館の名物は地下にある焼き鳥工場で作られた焼き鳥です。訪れた際にはすでに売り切れていました。絶対に入手したいという場合は事前予約すると確実に入手することができます。
十両戦
14時40分頃についに十両戦が始まりました。十両戦からは会場の看板に決り手と勝敗が表示されるようになります。
着々と取組が進んでいきます。
ポケモンコラボの行司装束
ポケモンと大相撲のコラボが実施されていて、行司装束がポケモンのゲームドット柄になっていました。全員がポケモン柄の服装というわけでは無いので、見られたらラッキーです。
幕内土俵入り
東側の力士から土俵入りします。その日の取組によって土俵入りの時間は異なりますが、この日は15時40分頃でした。十両戦から約1時間後に見どころの幕内戦が始まります。『幕内』は大相撲のなかでは一番上の格付です。なお、番付で最高位の横綱だけは特別な土俵入りがあるので、幕内土俵入りでは見られません。
全員が土俵に入ったら手を上げます。これは武器を持っていないことを証明する動作だそうです。
西側からも土俵入りします。
動作は東西で同じです。
横綱土俵入り
力士のなかでも一番格上の『横綱』は幕内土俵入りの後に行われます。力士が東西にいるように横綱も東西にいるのですが、今回は東横綱の『照ノ富士 春雄』のみでした。西横綱は『白鵬 翔』が全場所にて引退してしまったので空席となっています。
露払い、横綱、太刀持ちの3人が同時に同時に土俵入りします。横綱だけはお付きのものと一緒に土俵入りします。
相撲に詳しくないひとでも横綱は知っているという方も多いのではないでしょうか。横綱は力士の中でも一番強い存在というだけあってさすがの迫力があります。
幕内戦
幕内土俵入りと横綱土俵入りが終わると取組の読み上げがありました。
幕内戦からは懸賞あり
幕内1戦目は(東)琴恵光=(西)魁聖でした。
「この取組にはかいりきポケモン ワンリキーからの懸賞があります。」というように場内アナウンスが流れました。幕内戦からは取組に懸賞を掛けることができます。人気力士になればなるほどこの懸賞金が多くかけられることになります。
大相撲の公式サイトによると懸賞金は1本あたり7万円で、勝った力士はそのうち6万円を受け取ることが出来るという仕組みだそうです。3本の懸賞なので勝てば18万円の勝負ということになります。
幕内2戦目は(東)王鵬=(西)剣翔でした。 懸賞はかいりきポケモン ゴーリキー。
幕内3戦目は(東)若元春=(西)栃ノ心でした。懸賞はかいりきポケモン カイリキーです。序盤の3戦はいずれも東側力士の勝利におわりました。ちなみに、この日に登場したポケモンは他にもコダック、ゴルダック、ミノムッチ、ミノマダム、ガーメイル、などがいました。
幕内10戦目は(東)千代の国=(西)宝富士でした。 土俵に入るときは必ずお清めの塩を撒いてから入ります。1日にかなりの量の塩を使っているんだとか。
土俵整備
幕内10戦目が終わると土俵の整備が行われました。水を撒いて竹箒で表面を均していました。ここからがこの日の取組の終わりに向けて一気に強い力士同士の戦いになります。
(東)翔猿=(西)阿炎
幕内11戦目は(東)翔猿=(西)阿炎でした。 始まった直後に決着というスピード感のある勝負でした。
(東)豊昇龍=(西)北勝富士
幕内12戦目は(東)豊昇龍=(西)北勝富士でした。なんと懸賞にマンハッタンのリョーユーパンが出ていました。
(東)御嶽海=(西)若隆景
幕内17戦目は(東)御嶽海=(西)若隆景でした。土俵際で堪えるも惜しくも寄り切られてしまいました。
(東)大栄翔=(西)正代
幕内18戦目は(東)大栄翔=(西)正代でした。
(東)貴景勝=(西)宇良
幕内19戦目は(東)貴景勝=(西)宇良でした。清酒の大関も懸賞を出していました。貴景勝が大関だからなのかもしれません。
これまでの取組の中でもとくに互角で拮抗する勝負でした。そしてついに直前の姿勢から勝負が付いたようにも見えたのですが・・・。果たして、倒れて土俵についたのと土俵の外に押し出されたのは、どちらが先でどちらが後なのか、場内がざわめきました。
審判の審議の結果、同時で決着つかずということになり再度取組が行われました。
基本的には1日1勝負ですが、このように物言いが付いた場合は、連続で取組を行うケースもあるという面白い展開でした。
(東)照ノ富士=(西)霧馬山
幕内20戦目は(東)照ノ富士=(西)霧馬山でした。一番のみどころの横綱との対戦です。懸賞は永谷園のお茶漬けがたくさん並んでいました。場内アナウンスも「お茶漬けは永谷園、鮭茶漬けは永谷園、梅茶漬けは永谷園・・・」といろいろな味のお茶漬けを一つずつ読み上げていてこれもまた観客の笑いを誘いました。
横綱は圧倒的な強さがあって横綱です。優勢のままゆっくりとじわじわと端まで追い詰めて、押し出すだけでなく投げ技でかっこよく決めてくれました。
弓取り式
弓取り式はその日の最終取組で勝利した力士が行う終了の儀式です。弓を持って舞踊を披露します。この日は横綱の照ノ富士でした。横綱は一番強いので横綱になっているので、多くの日で横綱の弓取り式を見ることができます。逆に横綱以外の弓取り式を見ることが出来たら少し珍しい日かもしれません。
おわりに
日本の国技ということで映像では見たことがあったものの実際に見たのはこれが初めてでした。手をついたら負け、外に出たら負けというとてもルールは分かりやすいので初心者でも十分に楽しむことが出来ました。特に横綱の圧倒的な強さは一見の価値があります。ちょっとでも気になった方はきっと楽しめると思いますので、物は試しにぜひ見に行ってみてはどうでしょうか。