いつでも運賃が80円割引に!札幌市営地下鉄と市電がお得に乗れる「市電乗継料金のきっぷ」を利用してみた
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
地下鉄と市電の乗継割引きっぷ
今回は地下鉄から市電に乗り継いでみました。札幌市交通局では『地下鉄』と『市電』を乗り継ぐと運賃が割引される『市電乗継割引サービス』を実施しています。地下鉄沿線と市電の走っている札幌市内南西側エリアを相互に訪れる際には、乗継割引を利用することでちょっとだけ安く移動することができます。地下鉄は『ドニチカキップ』や市電は『1日乗車券』といった使えば使うほどお得になるフリーきっぷも販売されているので使い方次第ではありますが、場合によってはお得に移動できるのが乗継割引です。
割引となる乗継指定駅
地下鉄駅 | 市電 |
---|---|
大通、すすきの、豊水すすきの | 西4丁目、狸小路、すすきの |
中島公園 | 山鼻9条 |
幌平橋 | 静修学園前 |
西18丁目 | 西15丁目 |
西11丁目 | 中央区役所前 |
乗継指定駅は基本的に地下鉄と市電が隣接している場所となっています。大通とすすきのは1つの乗り換え地点として指定されているので、地下鉄は大通で降りて、すすきのから市電に乗ることも可能となっています。それ以外の指定地点は、経路によって地下鉄運賃の分だけ高くなるので、駅にある運賃表を確認してみてください。基本的には最短経路で地下鉄から市電に乗り換えると安くなります。
札幌市電が走っているのは主に住宅街が広がっている区域で、札幌を一望できる絶景スポットの藻岩山もあります。乗継駅として利用できる地下鉄駅は、大通駅とすすきの駅です。例えばさっぽろ駅からすすきの駅まで地下鉄南北線を利用して、すすきの駅から市電に乗り継ぐ場合に適用されます。
乗継はいつでも80円割引
区分 | 地下鉄 | 市電 | 乗継 |
---|---|---|---|
大人 | 210円~ | 200円 | 330円~ |
こども | 110円~ | 100円 | 160円~ |
市電区間は一律大人200円小人100円で、地下鉄は210円から利用区間に応じて運賃が増加します。市電は一律料金なので、乗継運賃は地下鉄の利用距離によって運賃が変わります。仮に最短距離の1区間乗車した場合は、通常の運賃410円のところ乗継料金では80円引きの330円になります。なお、出発駅と目的駅が同じでも経路によっては高くなる場合があります。乗り継ぎ駅に地下鉄をできるだけ短く市電をできるだけ長く利用するのがお得に利用するためのコツとなっています。
交通系ICカードを利用すると最終出場時点で自動的に80円が割引されます。今回のように紙の切符で地下鉄から市電に乗り継ぐ場合は、乗車前に券売機で乗継料金の切符をする必要があります。逆に市電から地下鉄に乗り継ぎたい場合は、市電降車時に「地下鉄に乗継すること」を運転士さんに伝えると地下鉄の運賃が80円割引される『乗継券』を受け取ることができます。
地下鉄から市電に乗り継いでみた
乗り継ぎ指定駅の大通駅に到着しました。市電乗継料金が適用された切符は、改札を出場するときにも回収されずに返ってきます。返ってきた切符は市電降車時に運賃箱に入れるので取り忘れないようにしてください。地下鉄の東豊線と南北線を乗り換える場合は改札を通った段階で回収されてしまうのですが、市電乗継の場合は改札を通って外に出てしまって問題ありません。
札幌市電はどこからどこまで乗っても一律料金となっていて、降車時に支払う『後払い方式』です。料金が一律なので乗車時の整理券はありません。乗車時は後ろ側の乗車口からそのまま乗り込めばOKです。
通常は運賃の支払いをして降車するのですが、乗継切符を持っている場合は、降車時にお金の代わりに切符を運賃箱に投入します。市電の電停まで遠くても地下鉄と組み合わせて乗り継ぐだけで、割引されるとっても便利なサービスです。地下鉄には改札がありますが、市電は路面を走るので改札外です。乗継時間は当日中の他に時間制限が設定されていないので、乗継駅で用事を済ませてから更に乗り継ぐということも可能となっています。
おわりに
地下鉄から市電に乗り継ぐ場合には乗継割引がお得です。交通系ICカードを利用する場合は何の手続きも必要ありません。交通系ICカードでは、地下鉄と市電の両方の利用記録があると、乗り継ぎ先の運賃精算時に自動で80円が割引されます。地下鉄と市電を乗り継いで利用するとお得になるので、無理に歩くくらいなら乗継割引で市電に乗車すると快適に移動することが出来るかもしれません。札幌市内の移動の際にはぜひ活用してみてください。