御茶ノ水駅すぐ近くにある史跡!湯島聖堂は江戸時代に学問所としても使われた合格祈願の孔子廟
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
御茶ノ水駅すぐ近く湯島聖堂
湯島聖堂は御茶ノ水駅と神田川の対岸にある孔子廟です。江戸幕府5代将軍の徳川綱吉によって建てられ、江戸時代には儒教がとても重要視されていたため、敷地内に幕府の学問所が設置されるなど学問の中心的な場所として知られています。合格祈願では特に人気の高いスポットとなっており、訪れる受験生も多く見られます。写真では神田川を挟んで左側に敷地が広がっています。現在では国指定の史跡として登録されています。
アクセス
御茶ノ水駅から聖橋を渡ってすぐです。御茶ノ水駅とは神田川を挟んで対面している場所にあります。聖橋という名前は御茶ノ水駅側にあるロシア正教会のニコライ堂と湯島聖堂の間にあることから名付けられたと言われています。
歴史のある孔子廟
御茶ノ水駅から湯島聖堂へと歩いてくると正面の門の前に出られる下り階段が見えてきます。正面から入りたいときは階段を下る必要がありますが、さっとお参りだけのときはそのまま真っすぐ進むと、通りと同じ高さで敷地内に入ることができる通用口も開放されています。階段を下ったり登ったりが面倒という方は正面の門を省略して通用口から入ると聖堂までショートカットできます。
人徳門
正面の門は人徳門という札がかかっていました。
ちょうど梅の季節に訪れたので、通路の途中に植えられている梅の木に花が咲いていました。
学問の神様
湯島聖堂は江戸時代に学問所が設置されていたことから学問の神様として知られています。試験の合格を祈願して参拝する受験生が多く訪れている証に合格祈願の絵馬が左右の絵馬掛けにびっしりとかけられていました。
台湾で訪れた西門寺のような孔子廟とはとても似ています。日本では神社やお寺が一般的で儒教の孔子廟は珍しいです。江戸時代には儒教が教養として嗜まれていたことから、江戸時代の文部科学省に相当する幕府直轄の学問所が設置されていました。ただ、あくまでも「史跡」なので目玉になるような目印があるわけではなく、予備知識がないと何の変哲もない黒壁で中国風の建物です。訪れる前にどのような背景で設置されたのか、江戸時代の学問所とはどのような役割があったのかということを調べておくとより楽しめると思います。
おわりに
湯島聖堂は江戸時代から続く学問の神様なので、様々な試験を控えている方におすすめです。孔子廟は日本の寺院とも違った雰囲気を感じることができます。