本物の電車の運転台が展示!札幌にある「北海道鉄道技術館」はJR苗穂工場内の資料館
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
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北海道鉄道技術館
北海道鉄道技術館は札幌にあるJR北海道苗穂工場の敷地内にある鉄道資料館です。資料館の規模としては決して大きくはありませんが、運転台や実際に使われていた部品や設備などの鉄道に関連する貴重な資料が多数展示されています。第2・4土曜日の午後1時~午後4時の3時間に限って一般向けに公開されています。公開されている日が少なくと時間も短いので、訪れる予定の場合は注意が必要です。入場料は無料です。
アクセス
北海道鉄道技術館は、北海道内の電車やディーゼルカーの大掛かりな整備を担当している「JR北海道苗穂工場」の一角にあります。工場内ということで安全の確保や業務に支障がないように普段は立ち入ることができません。観光地で言えばサッポロビール園・博物館から徒歩7分程度の場所にあります。電車で移動する場合は札幌駅となりの苗穂駅から徒歩で歩くことができます。
今回は札幌駅からサッポロビール園までバスに乗って移動し、残りは徒歩で向かいました。サッポロビール園にある博物館の前には「ビールというものになる」の樽が設置されていますが、冬のほうがなんだか趣があります。アリオ札幌の中を通って反対側に出るとすぐ前に苗穂工場の敷地が広がっています。
冬の間は屋外展示がおやすみ
守衛所で入場受付を済ませてから工場内を移動します。蒸気機関車のD51やC62は屋外で展示されているのですが、冬の間は雪によるダメージを防ぐためにビニールシートで保護されていて見学は休止していました。
また途中に引き込み線がありましたが、雪が覆い尽くしていました。
貴重な資料が展示された鉄道技術館
北海道鉄道技術館の建物そのものも歴史的建造物です。1910年に苗穂工場の部品庫として建設されたレンガ造りの建物で、歴史的な価値が認められて2010年には準鉄道記念物に指定されています。
国鉄キハ82系運転台
運転席に座って前照灯をつけたり消したりの操作を行うことでできます。車両上下についている前照灯のスイッチを両方ともパチっと入れると奥の方まで明るく照らすことができました。
D51の前面部
屋外にD51が展示されていますが、屋内には実物大のD51の前面部が展示されていました。
Nゲージ運転体験
札幌の町並みを模型で再現したNゲージのコースがありました。特急電車が周回しています。
電車の運転席に見立てたNゲージの運転席がありました。札幌の街並みを再現した模型のなかを走り回っていたNゲージをカメラの映像を見ながら運転することができます!
アルファコンチネンタルの運転台
スキーリゾート客向けの車両として、老朽化していたキハ56系を魔改造した車両がアルファコンチネンタルです。1985年から運行が開始され、1995年に引退しました。
国鉄711系運転台
国鉄711系電車は国鉄初の北海道向け耐寒耐雪車両で、1960年から2015年まで北海道の各地を普通電車として走っていました。運転台は室内灯や前照灯など電気系の操作ができます。
回転幕の操作やパンタグラフの上げ下げもできるようになっていました。
気動車運転コーナー
気動車運転コーナーはハンドルを操作して車輪が回る様子を体験できます。
歴史的な資料
おわりに
じっくりと楽しんでいたらあっという間に閉館の時間に。外に出ると日が落ちてあたりが少しずつ暗くなり始めていました。札幌駅に戻ります。公開されている時間こそ短いですが、これだけ楽しめて無料だと満足度はかなり高いと思います。場所も良いので、日程さえあえば札幌観光のついでに立ち寄ることができます!