北海道の発展を見守ってきた!歴史的建造物「北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)」を見学する
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
北海道庁旧本庁舎
北海道庁旧本庁舎は通称赤レンガ庁舎の名前でも知られる1888年に建築された歴史的建造物です。敷地の外から眺める分には何時でも問題ありませんが、建物内を見学できるのは平日の朝8:45から18:00の間です。前庭は21時までです。観光スポットとして広く開放されていますが、現在でも資料室や会議室としても使用されている現役の庁舎なので、行事等の状況によっては建物内の見学ができないこともあります。訪れる予定の方は事前にホームページで確認すると安心です。
アクセス
北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)の場所はJR札幌駅と大通り公園のおよそ中間地点にあります。札幌駅からすすきの駅まで続いている地下歩行空間の「チカホ」を通って行くと、「北海道庁」と書かれている出口があるのでそこから出ると概ね前に出ます。チカホ経由だと看板もあって迷いにくいことや夏冬問わず地上よりも歩きやすいのでおすすめです。
雪と太陽の芸術
足元をよく見るとスポットライトの光が当たっているような箇所がありました。周囲を見渡してみると、どうやら太陽の光がガラス窓で反射してこのように「雪と光の芸術」として現れたようです。
重厚感のある洋館!
北海道庁旧本庁舎は重厚感のあるthe洋館です。北側通用口から赤レンガ庁舎の中に入る事ができます。北海道は明治に入ってから「開拓使」が設置されて急速に官営事業が進められてきました。サッポロビールや時計台で知られる札幌農学校なども開拓使時代の話です。開拓使が廃止されて函館県・札幌県・根室県が設置されましたがうまく機能していなかったため、1885年にこれまでの行政区分を改めて「北海道」が設置されました。赤レンガ庁舎はその3年後に建設されています。それ以来、北海道の中央庁舎として街の発展を見守り続けています。
廊下
ふかふかの赤絨毯が通路に敷いてあります。明治に作られた建物ということで、想像通り重厚感のある洋館でした。とある有名なゲームとは雰囲気が若干似ているかもしれません。
記念撮影に人気の階段
美しい大階段なので記念撮影をしたい気分になる階段です。他にもそう思う方が多いようで、絶え間なくこの階段で記念撮影する人がいました。
階段を登りきったところでふと疑問に思ったのは、中央の階段を挟んで左右にも階段があるということです。建物の左右に階段があるならまだしも中央部分に3つも階段が密集している不思議。
知事室
階段を上がってすぐ前の部屋が知事室です。部屋の中の調度品には傷まないように白い布製のカバーがかけられていました。側面の壁には歴代の知事の顔写真がずらりと掲げられていました。
窓から外を覗いてみるとまっすぐ続いている道が見えました。札幌の街の中は縦横がはっきりしているのでどこまでもまっすぐと続いているように見えます。今では高層ビルが立ち並んでいる道庁周辺ですが、明治の頃にはこの窓から時計台も見えたのでしょうか。位置的には窓から右斜め前45度の方向にあります。
イベント展示室
企画展示で土偶のレプリカが展示されていました。北海道は明治以降の近代が盛り上がりの中心ですが、縄文時代からヒトが住んでいたので土器や土偶が多数出土しています。訪れたときはさっぽろ雪まつり開催期間中でした。なんと、市民雪像のコーナーに火焔土器の雪像があったらしい・・・。
北海道庁旧本庁舎は建物が素晴らしいだけでなく、北海道に関連する博物館も兼ねているので見どころがたっぷりです。
おわりに
午前中に訪れたのですが、思っていた以上に人がいました。閉まるのは早いですが、開くのも早いので午前中に訪れることができればベストな気がします。札幌の中心の中心にあるので、周囲のホテルからも移動しやすい絶好のロケーションです。歴史好きや歴史の空気感を味わいたい方におすすめです。