日本中の書籍を閲覧できる!国会の隣にある「国立国会図書館東京本館」へ行く
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
国立国会図書館
国立国会図書館東京本館は日本で出版された書籍のすべてを収集・保管し、閲覧できる図書館です。「真理がわれらを自由にする」という理念のもと設立・運営され、国会議員に資料を提供し国会の議事録を保管するという役割があります。国立国会図書館法という法律によって出版社はすべての出版物を国会図書館に納本することが義務付けられています。つまり、日本中の本がこの国立国会図書館に集まっているということです。
アクセス
最寄り駅は東京メトロの永田町駅または国会議事堂前駅です。国会議事堂の北隣にあります。
初回は利用者登録が必要
入退館や館内の閲覧サービスの利用には利用者カードが必要なので、初めての方は利用者登録が必要です。利用者登録は無料ですが本人確認書類として保険証や免許証が必要です。混雑度にもよりますが、来館してから発行までに30分ほどかかることがあります。初回利用時は時間に余裕を見て来館するようにしてください。なお、利用は満18歳以上という制限があります。子ども向け館内見学会に申し込んだ場合を除いて、18歳未満は入館できません。
利用者登録は最終利用日から1年間有効です。最終利用日は国立国会図書館を訪れるか、WEB版サービスにアクセスすることで自動的に更新されます。最終利用日から1年経過後は、再び登録手続きを行う必要があります。
館内案内
国立国会図書館東京本館は本館と新館の2つの建物で構成されています。本館も新館も入り口にゲートがあるので利用者登録が済んでいない方は入れません。初めて国立国会図書館へ訪れる場合は新館にある利用者登録カウンターに立ち寄って利用者カードを発行します。新館と本館は内部の通路でつながっているので行き来することができます。
本館
図書の受け取りカウンターや複写サービスは本館の1階にあります。開架資料が豊富なのは本館です。食堂も併設されているので、1日中滞在して、想いのまま読書を楽しむことができます。
新館
建物の設備として新しいのは新館です。本館と新館はいずれも無料Wi-Fiが整備されておりますが、新館にはパソコン用のコンセントも用意された閲覧スペースもあります。また、新館には企画展示室があり、企画イベントが実施されていることがあります。
資料の閲覧手順
- 空いているパソコン端末席を探します。
- パソコン端末で資料の閲覧申請を行います。
- パソコン端末でステータスが「受け取り待ち」になったら、受け取りカウンターへ行きます。
- 自由に閲覧し、必要であれば複写サービスを利用します。
- 返却カウンターで返却手続きを行います。
開架状態の資料は自由に閲覧することができ、閲覧が終わったらもとの場所に戻せば大丈夫です。ですが、本館や新館の地下には膨大な量の資料を保管する閉架書庫があり、多くの資料はその閉架書庫に保管されています。閉架書庫は基本的に立ち入ることができないので、閲覧したい資料は館内に多数設置されているパソコンを使って取り寄せを行う必要があります。館内のパソコン端末で書籍を取り寄せすると、20分~30分程度で受け取りカウンターまで届きます。
一度利用登録すると自宅など外部からでも閲覧申請が可能です。国立国会図書館は東京だけでなく関西にもあります。日数はかかりますが、資料を取り寄せて閲覧することも可能です。
複写サービスについて
サイズ | 白黒 | カラー |
---|---|---|
A4/B4 | 25円 | 90円 |
A3 | 45円 | 121円 |
A2 | 126円 | – |
資料の持ち出しや館内での写真撮影は禁止されていますが、複写サービスを利用すると「複写したもの」を持ち帰ることができます。あとで見返したい箇所や必要な部分は複写サービスを利用すると良いです。図書館の利用は無料ですが、複写サービスは有料です。料金は現金の他に交通系ICカードでも支払う事ができます。ただし、著作権保護のためにすべてのページを複写することはできないので注意してください。
持ち込み禁止品
- B5判以上の不透明な袋物(かばん・紙袋・封筒等)
- コピー機・カメラ・ビデオ録画機・スキャナー等
- 刃物等危険物(カッター、かみそりの刃を含みます。)
- 傘(折り畳み傘も含みます。)
- 動植物
- その他、資料の保全、館内の安全、良好な利用環境の維持等のため国立国会図書館が持込みを不適当と判断したもの。
https://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/flow/index.html
持ち込み禁止品は上記のものです。持ち込みできないものは返却式のコインロッカーに預ける必要があります。基本的にはカバンも預ける必要があります。カバンを預けてしまうと貴重品等の持ち運びが心配かもしれませんが、ロッカールームに持ち運び用のビニール袋が用意されているので安心です。なお、パソコンや電卓は持ち込み可ですが、タイプ音が発生するため使用は指定エリアのみです。
おわりに
年間にたくさんの出版物が発行される反面、売れ行きの良くないものはすぐに絶版になってしまいます。国立国会図書館には絶版になってしまった本でも閲覧することができます。探している本や思い出の本がある方は訪れてみてください。きっと見つかるはず。