北斎作品が時系列で展示された「すみだ北斎美術館」は密度の濃い空間
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
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すみだ北斎美術館
すみだ北斎美術館は東京都墨田区にある葛飾北斎の作品を専門に取り扱っているこじんまりとした美術館です。常設展はレプリカを展示している代わりに写真撮影がOKです。
アクセス
両国駅から江戸東京博物館の方へ進み、高架沿いにまっすぐ進んだ場所にあります。
入館料
- 大人400円
- 学生300円
- 中学生以下無料
- 65歳以上300円
常設展
常設展は精細に再現したレプリカが展示されています。レプリカならではの特典としてガラス越しではなく、直接館内は薄暗く
新板浮絵三芝居顔見世大入之図
正直、ありがちな絵と思いましたが、葛飾北斎もありがちな絵を描くところからスタート。古本屋で働いている時に挿絵を描いてみたのがきっかけで後世まで語り継がれる偉人になりました。
飛騨匠物語
北斎漫画
北斎といえば富嶽三十六景が有名ですが細かいイラストが掲載された”漫画”も描いています。北斎はイラストの描き方本も出しています。今でいうところのイラストレーターとしてさまざまな作品に取り組んできたようです。
デジタル展示
デジタルな展示は北斎作品を使用したパズルのような大人も楽しめるミニゲーム
富嶽三十六景 凱風快晴
定番中の定番の凱風快晴です。名前は聞き覚えなくても絵は見たことがあるはず。
富嶽三十六景 神奈川沖浪裏
こちらも定番で外せません。
諸国名橋奇覧 飛越の堺つりはし
いくらなんでも曲芸を披露しているわけでもないのにこの細い橋が実在して、地元の人が日常的に往来しているとは考えづらいので、北斎が聞いた話を元に想像したものと言われています。
再現された北斎のアトリエ
北斎のアトリエを人形を使って再現しています。人形は一定の間隔で動きます。動かないつもりで見ていると動き出すのでびっくりします。
朱描鍾馗図
鍾馗は中国の厄除けの神さまです。北斎晩年の作品で、朱色で力強く描かれています。
おわりに
北斎はいくつものペンネームを使っていて、成人向けな絵も描いています。ですが、このすみだ北斎美術館ではそういう絵は展示されていないので誰でも安心して見ることができます。