みさきまぐろきっぷよりも安くて乗り放題の範囲が広い三浦半島1DAY/2DAYきっぷをご紹介します。
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
三浦半島1DAY/2DAYきっぷ
三浦半島は神奈川県にある自然豊かな半島です。三浦半島で最も有名なのは「三崎マグロ」。青森県の大間マグロほどのブランド力はありませんが、首都圏で新鮮なマグロといえば「三崎マグロ」が提供されていることが多いです。都会の喧騒を忘れ、マグロを食べてのんびりと過ごすには、みさきまぐろきっぷがおすすめです。「みさきまぐろきっぷ」は、三崎エリアのバスが乗り放題、まぐろ食事券、観光クーポンがセットになった企画乗車券です。品川駅から約3000円で1日遊ぶことができます。
マグロは食べなくても良いという場合や、ガッツリと三浦半島観光を楽しみたいなら、みさきまぐろきっぷよりももっとお得な企画乗車券があります。それが、三浦半島1DAY/2DAYきっぷです。
参考 三浦半島1DAY・2DAYきっぷ京急電鉄オフィシャルサイト
きっぷの料金
品川駅発着 | 三浦半島1DAYきっぷ | 三浦半島2DAYきっぷ |
---|---|---|
大人 | 1920円 | 2030円 |
小人 | 990円 | 1040円 |
品川発着の三浦半島1DAYきっぷの料金は大人1920円、小人990円です。京急線内の各駅で販売されており、フリーエリアに近くなれば近くなるほど料金は安くなります。ちなみに、フリーエリア内で購入した場合は大人1090円、小人580円ですが、フリーエリア内までの往復の交通費を考えると、どの駅を起点にしても通しで購入したフリーきっぷのほうが安くなります。
三浦半島1DAY/2DAYきっぷは購入した駅から「往復」のきっぷですが、「行き」も「帰り」もフリーエリア外で途中下車するとその時点で回収される「下車前途無効」なので気をつけてください。品川駅で購入して乗って、帰りに横浜駅で途中下車するとそこで回収されます。
1DAYきっぷ
1DAY | 品川 | 京急蒲田 | 京急川崎 | 横浜 | 上大岡 | エリア内 |
---|---|---|---|---|---|---|
大人 | 1920円 | 1710円 | 1610円 | 1410円 | 1300円 | 1090円 |
小人 | 990円 | 890円 | 840円 | 740円 | 680円 | 580円 |
※往復分の電車賃込み
※下車前途無効
2DAYきっぷ
2DAY | 品川 | 京急蒲田 | 京急川崎 | 横浜 | 上大岡 | エリア内 |
---|---|---|---|---|---|---|
大人 | 2030 | 1920 | 1820 | 1620 | 1510 | – |
小人 | 1040 | 990 | 940 | 840 | 780 | – |
※2DAYきっぷはエリア内からのきっぷが発売されていません。
※往復分の電車賃込み
※下車前途無効
乗り放題の範囲
三浦半島1DAY/2DAYきっぷの乗り放題の範囲は、金沢文庫駅以南の京急線全線と三浦半島内を走る京急バス全路線です。とても1日では回りきれないほど広い範囲の電車とバスが乗り放題になります。JR線は対象外です。
三浦半島1DAY/2DAYきっぷの範囲はみさきまぐろきっぷとは比べ物にならないくらい広いです。みさきまぐろきっぷは三浦半島南端の三崎エリアのみですが、三浦半島1DAY/2DAYきっぷは三浦半島を全域をカバーしています。
参考ルート
- 源頼朝が鎌倉幕府を置いた鎌倉
- 黒船がやってきた場所として知られる浦賀
- 旧日本海軍・海上自衛隊のカレーレシピをもとに作られた海軍カレーやアメリカ海軍で食べられているハンバーガーのレシピをもとに作られたネイビーバーガーが食べられる横須賀
- 東京湾の防衛拠点として整備された要塞のある猿島
- 四季の花が楽しめる公園がある久里浜
- 海水浴場の三浦海岸
- まぐろの水揚げされる漁港がある三崎
三浦半島には様々な自然豊かな観光ポイントがあります。とても1日では回りきれません。ちなみに、今回は三崎エリアと横須賀エリアをセットで観光しようとしてみましたが、時間的に周り切れませんでした。
軍港・歴史めぐりルート
歴史観光をするなら、まずペリーが来航した「浦賀」へ向かい、「横須賀」へ戻って戦艦三笠や猿島要塞をみて、夕方にバスで「鎌倉」に抜けるルートがおすすめです。
駅としての浦賀にはほぼ何もないので、浦賀の先にある観音崎に浦賀からバスで移動します。観音崎は東京湾を出入りする船を見渡すことができます。
お昼は横須賀でよこすか海軍カレーやよこすかネイビーバーガーを食べてもOK。おなじみのファーストフード店も駅前にあるので安心です。軍港めぐり遊覧船に乗船したり、東京湾に浮かぶ猿島へ遊びに行ったり、戦艦三笠を見学したりできます。
最後に新逗子または金沢八景駅から鎌倉までバスで移動して、夜の鎌倉を観光します。
三崎めぐりルート
自然を楽しむなら三崎エリアが手頃です。三崎エリアはみさきまぐろきっぷ利用者と三浦半島1DAYきっぷ利用者が多数訪れるので、どの路線も1時間に3~5本設定があり移動に便利です。
城ヶ島公園・城ヶ島灯台から景色を楽しみ、三崎漁港に移動して昼食を取ります。三崎口駅前や三崎漁港の前にはコンビニがあったので、そちらを利用してもいいかもしれません。
水族館の油壺マリンパークで2時間程度過ごしてから、のこりの時間で横須賀付近の観光スポットを訪れます。みさきまぐろきっぷと違って、時間や体力に合わせて観光地を柔軟に組み合わせることができます。
券売機で当日購入
京急線全駅の券売機でいつでも購入することができます。ただし、きっぷの前売りはしていないので、出発当日に券売機で購入する必要があります。
きっぷの項目内に「お得なきっぷ」というのがあるので選択します。その中に三浦半島1DAYきっぷがあります。
- エリア内までのきっぷ
- フリーきっぷ(1日間・2日間)
- 乗車案内
基本的にはきっぷは3枚でます。
フリーエリア内で購入したので2枚出てきました。エリア外で購入するともう1枚エリア内までのきっぷが発券されます。
おわりに
三浦半島は都心・品川から乗換なし1時間半で行ける自然豊かなのどかな場所です。息抜きに三浦半島観光を計画しているなら三浦半島1DAY/2DAYきっぷがおすすめです。実際に使ってみてどれくらいお得になったのかはまた別の記事でご紹介します。