カステラ風生地の白あん饅頭!とうまん冨士屋アピア店で札幌名物の「とうまん」を入手する
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とうまん冨士屋
この生地ではとうまん冨士屋の『とうまん』をご紹介します。とうまんは1952年から札幌で実演販売されているカステラ生地に手亡豆の白あんを詰めたお饅頭です。神戸の瓦まんじゅうや浅草仲見世の都まんじゅうのように全国には類似の商品が多数ありますが、それの札幌版がとうまんです。今回はとうまん冨士屋の本店は大通にある丸井札幌店ではなく、支店のひとつである札幌駅にある札幌アピア店を訪れて入手してみました。
とうまんという名前は『唐饅頭』というこの手の饅頭を省略して呼んだことから名付けられたと言われています。札幌では1952年に丸井札幌店にて店頭販売を行ったのが始まりです。創業者が神戸へ旅行をした際に百貨店で見かけたことがきっかけとなり、試験的に行われた展示販売も順調だったことから、同年中にとうまん冨士屋として会社設立にまで至ったそうです。会社設立よりも札幌でとうまんが販売されたのが先というとうまんのための会社がとうまん冨士屋です。
カステラ風の生地で作られたとうまん
白あんを上白糖でふっくら炊き上げ、上質小麦粉、北海道の新鮮な卵・精白糖、滋養豊富な蜂蜜などを使用した上品な風味と、さっぱりした甘さが特徴。商品が作られる過程をガラス越しに見えるのも楽しい。
http://www.jr-tower.com/shop_detail_apia/147
とうまんは、手亡豆を炊いて作られた白あんがたっぷりと入ったカステラ風生地のお饅頭です。和菓子に使われている餡は、つぶあんやこしあんで知られる小豆餡のほうが一般的ですが、小豆餡よりもずっと軽くてあっさりとしている手亡豆が使用されています。昔ながらのお饅頭なので長いこと支持されてきただけあって飽きのこないお饅頭です。饅頭としてとても珍しいものではありませんが、長い期間に渡って札幌のご当地お饅頭として取り扱われているため、日々の思い出の味としても良く食べられています。
訪れた時間帯は遅めだったのですでに製造は終了していましたが、もっと早い時間に訪れれば店頭でくるくると回りながら焼かれていく『とうまん』を見ることが出来たそうです。以前に通りかかった際に作っている様子を見たことがありますが、次々と出来上がる様子を見ているとワクワクとした気分になったことを思い出しました。ある種の思い出の鍵となるお饅頭です。なお、本店の丸井札幌店では支店各店舗とは違うオリジナルの焼印が使われているそうなので、気になる方は見比べてみてください。
とうまん フロマージュ
とうまん フロマージュはチーズクリーム餡が使われた洋風饅頭です。カステラ風の生地はとうまんと同じですが、中に入っている餡がチーズクリーム餡に変更されています。見た目でも区別が付けられるように四角い形をしています。生地は当マンんと同じなので食感はさほど変わらないのですが、使われている餡が変わっただけで一気に洋風な味わいになります。伝統的なお菓子としてはノーマルとうまんかもしれませんが、個人的にはフロマージュのほうが好みでした。
おわりに
とうまんは札幌のご当地おやつです。日本全国に似たような商品も数多くありますが札幌版といえばとうまんです。全国に似たような饅頭があるので決して特別な物ではありませんが日常に根付いた札幌ならではのおやつには違いありません。美味しいカステラ饅頭なので、札幌を訪れた際にはぜひ食べてみてください。