基本性能は後継の13シリーズとほぼ同等の完成形!Apple「iPhone12」レビュー
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
Apple iPhone12
この記事では2020年秋に登場したiPhone12をご紹介します。2023年9月にはiPhone15が登場することが発表されているので、数世代前の機種に今更ながら乗り換えて見ました。最新機種を追い求めている新しいもの好きの方にはあまりにも今更感のある端末ですが、個人的にはiPhone12の段階でスマートフォンとしての基本的な性能は十分に完成しているように感じたので、型落ちでお手頃価格になっている旧世代のiPhone12を選ぶことにしました。
内容物一覧
- iPhone12
- Lightning to Type-Cケーブル
- SIMピン
- アップルのシール
iPhoneにType-Cケーブルが同梱されるという大々的な宣伝の後に見て、とてもがっかりすることになったLightning to Type-Cケーブルが付属しています。昔は充電器やイヤホンも同梱していたのですが、今では環境への配慮という名目で別売りとなってしまいました。Type-Cを導入するのは良いことではありますが、なぜ便利なType Aを廃止して不便なLightningを残したのかは全く持って意味がわかりません。いつまでもLightningが残り続けるなら次期のスマートフォンはいっそAndroidも選択の余地があります。
携帯電話としては完成形
iPhoneは新しい機種が出る度に新しい機能が追加されてきましたが、iPhoneX以降は概ねカメラ機能の向上など基本機能以外の部分の更新が目立っていました。スマートフォンとしての機能はすでに頭打ちになっているものの、新商品への期待に応えるため細部の機能向上は悪いことではありませんが、個人的には特に買い替えを検討するほどではありませんでした。しかしながらiPhone12は新世代の通信規格である5Gに対応という革新的な更新が行われました。3Gから4G対応となったことで『スタンダードモデル』となったiPhone7/8シリーズと同じように、4Gから5G対応となったことで現行の通信環境における最低限の『スタンダードモデル』となったのがiPhone12です。
カメラは広角と標準の2つレンズ
カメラは広角と標準の2つのレンズがあります。以前の機種と比べればiPhone12は十分に高画質と言っても過言ではない12MPものピクセル数があります。スマートフォンのカメラと比較されることが多いコンパクトデジタルカメラの画素数は特に高画質のものでも16M程度となっており、その差は目視で明らかな差として出るほどではありません。画素数が高ければその分写真1枚あたりの保存容量が大きくなるため、不必要に大きな画素数だと逆に不便ということもあります。ちょっとした記録や記念に撮影するならよっぽど特殊な環境で無い限り12Mあれば十分です。
充電はLightningケーブル
充電端子は未だにAppleの独自規格であるLightningコネクタです。Lightningケーブルは歴代のiPhoneとの互換性があるので買い替えの必要はありませんが、USB Type-Cコネクタに対応する機器が増えてきたので、独自規格のコネクタが残っているのは年々不便さが強まってきています。いずれType-C対応のiPhoneが登場したときにはスタンダードの位置を譲り渡すことになるかもしれません。
物理ボタンは変更なし
電源ボタンが上部にあり、音量の上下ボタンとマナーモードスイッチは側面にあります。物理的なボタンについては、全く変更がありません。使い慣れた形を急に変えられてしまうとうっかり押し間違いをするかもしれませんが、iPhoneX以降の機種からほぼ配置が変わっていないので目でわざわざ確認しなくても操作出来る人が多数かなと思います。
TPU製の保護ケース
iPhoneと同時に半透明のTPUケースを用意しました。今回はiPhoneの背面にチェキフィルムを差し込むために、背面が透明という条件でケースを選びました。シリコンケースはでは背面が隠れてしまうので却下となり、レザーケースは背面が隠れてしまうばかりか、手指消毒に使用するアルコール消毒スプレーが付着するととても激しく傷んでしまうため、当面は見送ることにしました。
安価な割にはしっかりと保護してくれるので全く問題はありません。TPUケースの弱点として長い期間使用していると徐々に紫外線劣化で黄ばんで来てしまいます。黄ばみが気になるという方もいるかも知れませんが、純正のレザーケースと比べると価格はたったの数分の一なので、もし黄ばんできたら新しいものと取り替えるという条件で使用する分にはとても素晴らしい商品ではないかと思います。
おわりに
最新機種を追い求めても基本的な機能はほとんど変化がないiPhoneシリーズですが、iPhone12に関しては5G通信対応の機種としては最低限の性能を揃えたスタンダードモデルとなっています。もしも次の段階でスタンダードが移ることになるとすれば端子としてType-Cが採用されたときかなと思います。最新機種であることを重視しているなら新しい機種を選ぶべきですが、基本的な操作ができれば良いという方にとってはType-C対応のiPhoneが出るまではiPhone12でも十分なのかなと思います。