ユニクロの「ヒートテック」と「ヒートテック超極暖」を実際に購入して、サイズ感やそれぞれの着分け方を確認してみました。
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
ヒートテックの着分け方
ユニクロを代表する製品がヒートテックです。ヒートテックは薄くても熱を逃さない特殊な構造によって、着るだけで寒さが軽減するインナーシャツ・タイツです。現在はヒートテック、ヒートテック極暖、ヒートテック超極暖の3つ厚さのなかから選べるようになっています。ヒートテックが最も薄くインナーらしく、ヒートテック超極暖はフリースのように分厚いのにも関わらず、あくまでもインナーなので嵩張らないという違いがあります。
今回は毎年11月に開催されるユニクロ創業感謝祭で、最も手頃な価格のヒートテックと最も暖かいヒートテック超極暖を入手しましたのでレビューします。ちなみに、今回は実際に試していませんが、ユニクロの店頭で確認した限りではヒートテック極暖は、通常のヒートテック寄りです。
暖かさは外気温によっても左右されると思いますが、11月末の最低気温7℃~最高気温12℃程度の環境でのレビューです。
インドアはヒートテック
こちらは通常のヒートテックです。価格は990円+税です。創業感謝祭などのセールでは780円で購入することができます。
ヒートテックは化繊なので速乾性には優れていますが、綿のように吸収しておいてはくれません。乾くまでは気化熱で体温を奪ってしまうことになります。山登りなどの『激しいスポーツ』時には使用しても本来の効果を得ることができません。汗かきの方も思うような効果は得られないと思いますので、ご注意ください。同じ理由で、夜寝るときなどには向いていません。
ヒートテックを含めて3枚+上着で歩いてみました。屋外は屋外でも風が強く著しく体感温度が下がるような場所ではさすがに寒いと感じましたが、ヒートテックを着ることによって屋外もちょっと肌寒いレベルまで寒さが軽減しました。暖房の効いた屋内ではちょうどよい暖かさを保っていました。ユニクロのCMでは「ヒートテックだけでも寒くない」という表現がありましたが、あれはさすがにオーバーな表現だと思います。
色合いがなんだかおかしく見えますが、写真のヒートテックは「ネイビー」です。生地は表面と裏面であまり違いはなく、他の薄手のインナーと同じような厚さです。実際に着ると同じサイズのTシャツと比べて窮屈に感じますが、ピタリと肌に張り付く事によって温かい空気の層が作られ、ヒートテックの効果が最大限発揮されます。
基本屋内なら極暖(EXTRA)
通常のヒートテックとヒートテック超極暖の間を取ってヒートテック極暖をと考える方も多いかもしれません。しかし、店頭でさわり心地や生地の厚さなどを確認して判断するに、極暖は見た目や触り心地こそ通常のヒートテックに近いものの、暖房の効いた屋内では暑く感じるのではないかと思いました。屋内でもあまり暖房が効いていない場合は極暖を選ぶと良いです。
見た目や厚さはは「クルーネックシャツ」にそっくりです。見た目は似ていてもただのシャツとヒートテックなので暖かさは比較するまでもありません。
アウトドアには超極暖(ULTRA)
そして、こちらがヒートテック超極暖です。価格は1990円+税です。この金額帯になると選択肢が広がります。もこもこ着込みたくない場合にはヒートテック超極暖は最適です。スウエットよりも薄くスウエットよりも暖かいのが超極暖です。
唯一の欠点はその値段です。服の厚さやファッション性が気にならないのであれば、ヒートテックフリースなどを購入したほうがコスパは高いです。セールで1480円+税に値下げされることが稀にあるのでそのタイミングを狙っても良いと思います。
ヒートテック超極暖は、ヒートテックやヒートテック極暖よりも分厚くなって、空気の層がしっかりと形成されるようになっていました。ヒートテックと比べるとその分重さは感じます。
再び、3枚+上着で歩いてみました。屋外でも寒くなく、まるで暖房の効いていない屋内にいるような暖かさでした。暖房の効いた屋内ではせかせかと歩き回ると「暑い」と感じた箇所もありました。インナーを一枚変えただけでここまで暖かくなるのは感激です。
裏はフリースの、表はスポーツウェアのような模様になっています。通常のヒートテックと比べるとふかふかです。分厚くなっても伸縮性はあります。厚くなっても着心地やサイズ感は気になるほどは変わりません。袖の長さがはみ出さないように9分丈になっているので、若干丈が短いと感じるかもしれません。
ヒートテックを重ね着しよう!
ヒートテックが暖かいのは肌と生地の間に『空気の層』ができ、外部の空気を遮断するから。つまり、重ね着をすると空気の層が2重になって、更に暖かくなるそうです。ちなみに、ヒートテックはMサイズを購入しましたが、ヒートテック超極暖はLサイズを購入していたことに気づかれた方もいたかもしれません。多少は伸び縮みするので、同じサイズでも良かったのですが、重ね着のために一回り大きいサイズを選びました。
先程までと同じく、着ている枚数は3枚ですが、ヒートテックとヒートテック超極暖を重ね着した状態で歩いてみました。暖房の効いた屋内では至って普通だったので失敗したかなと思いましたが、真価を発揮したのは屋外を歩いているときでした。
屋外でも普通に歩いているだけで暑いと感じたときがありました。凄まじい効果です。
ヒートテックのサイズ感
サイズ感についてはユニクロで販売している他のインナーとさほど変わりません。普段着用しているインナーが「ちょうどよい」場合は同じサイズを選べばほぼ間違いないと思われます。多少小さく感じるかもしれませんが伸縮性のある素材が使われているので問題ありません。ピッタリと密着することで温かい空気の層を作り出すことができます。普段着用しているインナーがあまりにも窮屈に感じている場合は、一回り大きいサイズを選ぶと良いです。逆にぶかぶかの場合は小さいサイズを選んだほうがヒートテックの暖かさを最大限享受できるのでおすすめです。
先の項目で紹介した「重ね着」をする場合は一回り大きいサイズを選んでも良いかもしれません。
ちなみに、普通の綿シャツと違って伸縮性のある素材が使用されているので雑に扱うと伸びてしまう恐れがあります。洗濯ネットに入れて洗濯すると安心です。
どのヒートテックを選ぶ?
- 屋内を中心に活動する=ヒートテック
- (屋内を中心に多少は外出するかも=ヒートテック極暖)
- 屋内と屋外の割合が半々=ヒートテック超極暖
- 屋外を中心に活動する=ヒートテック2枚重ね
「屋内」はオフィスワークのような穏やかな動きを想定しています。外気温にも多少は左右されますが、概ねこの表の目安で購入すれば大丈夫です。屋内でも屋外でも激しく動き回る予定がある場合はワンランク落として考えるとちょうどよいと思います。まあ、激しく動き回るときには木綿のほうが良いので、あくまでもイメージとして、です。
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