北海道の森駅で販売されている名物の駅弁!いかめし阿部商店の「元祖いかめし」を食べてみた
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
元祖いかめし
この記事では森駅の名物として知られるいかめし阿部商店のいかめしをご紹介します。いかめし阿部商店の駅弁販売は1903年に森駅が開業した際に駅構内で駅弁を販売する許可を得たところからスタートしました。森駅開業当時は旅館を営んでおり、旅館の弁当部門という扱いだったそうです。その後旅館の運営からは撤退して、現在では森駅名物のいかめしを作る弁当店として営業しています。ちなみに、いかめしは1941年の登場だそうです。
存亡の危機の函館本線と森駅
函館本線の森駅は北海道駒ヶ岳の北側にある海沿いの駅です。函館本線はかっては寝台特急カシオペアや北斗星が走る重要な旅客輸送の通り道でしたが、現在ではあまり利用者が多い路線とはいえません。飛行機や高速バスといった安いかより早い輸送手段に流れてしまっているようです。
北海道新幹線の開業に伴ってJRから分離された後の対応として、沿線自治体の意向は「バス転換で鉄道廃止やむなし」という状況とニュースが流れていました。無策にJRから並行分離されたときには長万部から南側は連続した在来線が無くなってしまうことになりそうです。
いかめし名物の森駅も函館本線が廃線になると駅自体が廃止になると思われます。森駅名物のいかめしが『本当の駅弁』であるのはもう残り少ないのかもしれません。鉄道が廃止されたからといって駅弁が即座に無くなる訳では無いとは思いますが・・・。
もちもちで美味しい
基本的には1箱に2匹分のいかめしが入っています。とても柔らかく煮込まれているので、箸でもスッと切ることが出来ます。おつまみのイカを想像していたのでいかめしの柔らかさにはとてもびっくりしました。イカの中にはたっぷりとお米が詰められています。お米を詰めた状態で煮込んでいるので、炊き込みご飯のようにイカの旨味がご飯に染み込んでいます。甘いソースのようなオリジナルのタレで味付けされており食が進みます。
おわりに
今では森駅だけでなく森駅に近い駅の売店や百貨店でも購入することができるので、見かけた際にはぜひ食べてみてください。ロングセラーとして残り続けてきたのは伊達ではありません。また食べれるように、この先もずっと残っていてほしい駅弁です。