タッチ感度向上に4K120FPS対応!アクションカメラ「GoPro HERO10 Black」レビュー
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
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GoPro HERO10 Black
この記事ではアクションカメラのGoPro HERO10 Blackをご紹介します。GoPro HERO10 Blackは2021年9月16日に登場しました。前年に登場したHERO9までのGP1プロセッサとは異なり新しいGP2という処理チップを採用したことによって動作速度が早くなり、タッチ感度が大幅に改善しました。公式サイトでは1年間のサブスクリプション付きで54000円から販売されています。microSDカードなどが付属しているアクセサリーセットは60000円です。
初期設定が終わってから試しに使用してみましたが操作感度がHERO9よりも3倍くらい早くなっていたので、それだけでもかなり感動的でした。これまでGoProは後発のアクションカメラよりも操作感度が悪いことで有名だったので名誉を回復することができました。画質面でいえば現行では4Kまで対応していれば十分な気もしますが、なんとなく同じ4Kでも画質が良くなったように感じました。
封印シールで厳重梱包
一番外側は紙箱になっていて純正品を表す封印シールが貼られていました。また、封印シールが貼られているだけでなく、紙箱は一度開封すると再度蓋を閉めることができない様になっていました。『輸送時トラブル』への対策はばっちりです。
キャリングケース付属
一番外側は紙箱ですが、本体は布製のキャリングケースに収納されていました。HERO9からはプラスティック製の容器ではなく、収納用として長く使えるキャリングケースが付属しています。キャリングケース内のトレーは取り外すことができるので、周辺アクセサリーと一緒に収納して持ち運ぶこともできます。
内容物一覧
- GoPro HERO10 Black 本体
- リチウムイオンバッテリー HERO9/10用
- Type-C充電ケーブル
- GoProマウント一式
- キャリングケース
- 取扱説明書
本体とリチウムイオンバッテリーがあればカメラとしては動きそうですがこれだけでは不十分です。 アクションカメラとして使用するには追加で『メモリカード』を用意する必要があります。本体を起動するとアップデートを要求され、その際にメモリカードの装着を求められます。つまりメモリカードがなければ実質的に使えません。
本体の様子
大きさはHERO10とその前の機種であるHERO9では全く一緒です。縦横も画面もバッテリーも全く違いはありません。HERO9以降の周辺アクセサリーはそのまま使用することができます。
Your camera must be updated before you can use it.
裏面のモニターの出荷時フィルムには『あなたのカメラは使用する前にアップデートする必要があります』と書かれていました。GoProは後でアップデートすることを前提にした状態で出荷されているので、使用前にアップデートしてから使用する必要があります。アップデートにはスマートフォンとインターネット環境が必要なので、未開封のままいきなり『本番』を迎えないように注意してください。
ロゴの文字が青い
HERO9まではロゴの色が薄い灰色でしたが、HERO10ではGoProのブランドカラーである水色になりました。色が変わった以外の見た目はHERO9と変わりません。
折りたたみ式のマウント
GoProといえばスクリューネジで締めるマウントが特徴です。使用時には開いて、不使用時には折りたたむことができます。HERO10では本体側にマグネットが搭載されたので、折りたたんだ収納時にぶらぶらと勝手に開かなくなりました。マウントに何もつけない状態だと勝手に開いて邪魔でしたが、マグネットで固定されるようになったので改善しました。
キャップの内側
キャップの内側はバッテリーとmicroSDカードを収納することができる様になっています。キャップの開け閉めが固く、充電するためには必ずキャップをフルオープンしなければならないという不便な点はHERO9から引き続き特に変更はありませんでした。この点の改善も期待していたのですが、本体だけで水深10mまでの防水機能をつけるためには仕方がないのかもしれません。
4K120fpsや5.3Kの高画質映像
HERO10では最大5.3Kを60fpsの高画質で、4Kでは120fps対応と高画質に高フレームレートを両立させています。スペック情報については公式サイトをご覧いただいたほうが詳しく記載されているのでここでは簡単に紹介するに留めます。5.3Kは現実的にはあまり需要がなさそうなので、4K120fpsで撮影してみましたが、従来の機種よりもなめらかな映像になったと感じました。(実際の映像は後日更新します)
メモリーカード
メモリーカードはGoProには付属していないので別途用意する必要があります。GoPro公式サイトのアクセサリーセットに含まれているmicroSDカードは32GBのものでした。公式のセットにも入っているくらいなので、容量としては32GB以上あればとくに問題なさそうです。今回はバックアップも兼ねて本体側にも少し長めにデータを保管しておきたかったので、容量が大きめな128GBのメモリーカードを選びました。
メモリーカードはバッテリーの横にあるmicroSDポートに差し込みます。差し込むと本体側で認識することができればアップデートの案内が表示されるので、アプリで更新処理を行います。アップデートが完了したら晴れて撮影ができるようになります。
Glider保護ガラスフィルム
液晶部分などを保護するためにグライダー社の保護ガラスも用意しました。HERO10ではカメラレンズのガラスパーツは交換することもできますが、撮影の最中に衝撃で割れてしまうと不便なので念の為につけておきました。操作等に支障はありませんが若干厚みが増すことと、端の部分が削れていたりという製品にたいして品質面での多少の問題はありましたが保護ガラスをつけておけばきっと衝撃からは守ってくれるはずです。
おわりに
新作のHERO10は前作のHERO9のマイナーチェンジという前評判もありました。実際はサイズや見た目はほとんど変わりませんでしたが、内部の処理チップが更新されて、タッチ感度が向上してとてもサクサクと動くようになっていました。アプリと接続するとパソコンなしでYouTube Live配信を行うこともできる様になりました。
もっさりと動くのが当たり前だった時代ならともかく、スマートフォンでもタブレットでもサクサク動くのが当たり前になった今ではタッチ感度が悪いことは致命的です。HERO9からは見た目こそあまり変わりませんが中身が大幅に進化したので、GoProやアクションカメラが気になっている人にもようやく安心しておすすめできるようになりました。
GoPro HERO10は4Kよりも高画質な5.3Kに対応しました。4Kも120fpsに対応しているのでなめらかな映像を撮影することができます。