マイク用ファンタム電源対応!TASCAM「2IN/2OUTオーディオインターフェイス(US-1x2HR)」レビュー
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
2IN/2OUTオーディオインターフェイス(US-1x2HR)
この記事ではTASCAMのオーディオインターフェイスであるUS-1x2HRをご紹介します。US-1x2HR はUSB Type-Cケーブルでパソコンと接続出来るエントリーモデルのオーディオインターフェイスです。
TASCAMはアメリカのカリフォルニア州に本社があるティアックコーポレーションのオーディオブランドです。録音や配信に使用するオーディオインターフェイスやレコーダーなどのサウンド関連機器を多数展開しています。日本でも低価格帯で初心者向けの製品から業務にも使えるプロ向けの製品まで幅広く使われている定評のあるブランドです。
内容物一覧
- オーディオインターフェイス本体
- USB Type-Cケーブル
- 取り扱い説明書
オーディオインターフェイスはマイクの親機として機能する装置なので、内容物は必要最低限で入っています。本体と本体に給電するためのType-Cケーブル、取り扱い説明書です。基本的にはオーディオ関連の標準規格のポートがついているので、説明書を見なくても接続できるポートに接続すれば使うことが出来るシンプルな装置です。
オーディオインターフェイス
オーディオインターフェイスはマイクへ給電したり、マイクで拾った音を増幅させたり、音声出力を調整したりするための機器です。高音質な録音や本格的な配信を行う際には必須の装置です。
表面
IN1はXLR端子になっていて、ファンタム電源にも対応している入力ポートです。ファンタム電源が必要なマイクを使う際にはIN1のファンタム電源対応のポートに接続します。IN2は6.3mm標準プラグになっているので、プラグインパワー対応のマイクや楽器等を接続することができます。
ファンタム電源とはマイク用の給電方式で、48Vの直流でXLR端子を通して供給される電源です。音声データと電源を同時にやりとりするので、見た目上では電源が供給されているようには見えないことから『ファンタム(おばけ)』と呼ばれているそうです。一般的にはプラグインパワー対応のマイクよりもファンタム電源対応のマイクのほうが音質が高いと言われています。対談形式などでファンタム電源が必要なマイクを2つ使いたい場合には上位モデルの『US-1x2HR』という製品もあります。
背面
背面には本体への給電とパソコン接続にも使われるType-C、そして給電専用のmicroUSBポートがあります。赤白のオーディオジャックもあるので、スピーカーなどのパソコン以外の機器と接続することも可能です。
接続する機器によってはダイレクトモニターをオンにしないと音が出力されませんので注意が必要です。インプットセレクトは写真ではリア側になっているのですが、ファンタム電源対応マイクを使う場合はフロント側に設定して使用します。
また、ファンタム電源対応のマイクを使用する場合は48Vスイッチをオンにする必要があります。なお、オンにする際にはボリュームをゼロに設定してから、オフにする際にもボリュームをゼロに戻してから給電関連の操作するとオーディオインターフェイスの故障を避けることができます。
側面
本体の大部分の色は黒色ですが、側面の一部がアクセントで赤色になっています。オーディオインターフェイスというと重そうな機器を想像黒色と赤色はとても映える色合いで見た目もスタイリッシュな雰囲気です。
Type-CでPC接続と給電
付属のType-CケーブルまたはmicroUSBを使用することで給電することができます。Type-Cケーブルをパソコンに接続した場合は、給電だけでなくパソコンとの接続も同時に行われます。Type-Cケーブルだけで外部マイクとして認識されるので、接続するケーブルの数が抑えられて便利です。
ただし、入力がひとつで出力もひとつという仕様のため、USB Type-Cを接続すると他のポートから音声が出力されなくなってしまうので注意が必要です。赤白ジャックからの音声出力を行いたい場合はmicro USBで給電する必要がありました。
使用してみた
今回ご紹介しているオーディオインターフェイスUS-1x2HRとNP-10というマイクを使用して録音してみました。
オーディオインターフェイスとしては機能もシンプルで、ケーブルを接続して音量つまみをプラス方向に回すだけで音声を拾うことができるようになりました。オーディオインターフェイス自体に録音機能はないので、録音したい場合はパソコンやボイスレコーダーに接続して録音をおこないます。
一時は音声が出力できないという問題もありましたが、『入力ひとつ出力ひとつ』という仕様を忘れなければ問題ありません。ポートがいくつもあっても使えるのは 『入力ひとつ出力ひとつ』 です。うまく音声を拾えていないときはまず接続しているケーブルを外してみてください。
おわりに
USB Type-Cでも接続できるコンパクトなオーディオインターフェイスです。オーディオインターフェイスの中では低価格帯ですが、手元で録音してみた限りではノイズが乗ることもなく普通に使うことができました。マイクを複数台同時に使用したい場合や音楽のミキシング配信を行いたい場合は別の製品がおすすめですが、「まずは最低限ファンタム電源対応マイクを使えるようにしたい」という場合には価格も手頃なのでおすすめです。
マイク1台で手軽に録音や配信を行いたいならこの製品!
これの何がレビューなのか…
こんなのサイト見りゃわかることで、レビューって入出力の質とか計測とか、使い勝手とかの話なのでは…