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呉工業「シリコンスプレー」と「ルブスプレー」の違いは?どちらも中身は同じ成分のシリコンオイルが使われている潤滑剤

呉工業「シリコンスプレー」と「ルブスプレー」の違いは?どちらも中身は同じ成分のシリコンオイルが使われている潤滑剤

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

多用途で便利なシリコンスプレー

シリコンスプレーは表面に薄いシリコンコーティングをすることで、滑りが滑らかになるスプレーです。シリコンスプレーを吹き付けるとあらゆる物の表面にシリコンの膜が作られます。シリコンオイルで作られた皮膜はとてもツルツルと摩擦力の少ない素材であり、水もほとんど通しません。また、溶剤が入っていないため様々な物を溶かすことなく使用することができます。

■自動車やオートバイ、自転車、機械・工具類、建具、家具類、ファスナーなどの潤滑、ツヤ出し、防水。
■成型時の離型、シール類の接着防止。

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家具やファスナーなどの潤滑、自動車等の艶出しやサビ防止のコーティング剤としてなんでも使うことができます。表面にプラスティックコーティングをするだけなので、皮膜が作れる環境であれば、金属のほかにも紙や木などの油が染み込むと使えなくなってしまうようなものにも使うことができます。表面にコーティングをするだけという比較的安全性の高い素材であり、食品系の機械にも食用基準で作られたシリコンスプレーが使われているほどです。

なんでも使えると言っても鍵穴には使用出来ません。シリコンスプレーも鍵穴に吹き付けるとホコリごとシリコンコーティングしてしまうことになるため、長期的にはホコリが詰まって動かなくなる原因となるそうです。鍵穴の滑りが悪くなったときにはホコリが付きにくい鍵穴専用の潤滑剤をおすすめします。

シリコンスプレー製品一覧

呉工業で取り扱っているシリコンスプレーのシリーズをまとめてみました。今回は写真の通りシリコンルブスプレーを購入しましたが、Amazonの直販ではシリコンスプレーを取り扱っていました。店舗によって販売されている製品が異なります。

赤缶のシリコンスプレー

シリコンスプレー」は赤い缶で有名な潤滑油である「クレ556」をイメージさせるパッケージデザインです。スプレーのノズルを収納しておくことができるよう、キャップに溝がついています。いかにもホームセンター等の店頭に並んでいそうなクレ5-56と統一感のある一般向けな赤い缶です。クレ5-56と同じくキャップにスプレーノズルを収納することが出来るので、普段はあまり出番が無いというときでもノズルを紛失しないようにしまっておくことが可能です。

黒缶のシリコンルブスプレー

シリコンルブスプレー」は、FOR PROという文字が眩しい黒色の缶です。こちらは、キャップにノズルを収納する溝が付いていないので、セロハンテープ等で側面に貼り付けて保管する必要があります。キャップが小さいのでパッケージがコンパクトになっています。こちらは個人的な予想ですが、業務用として使用するプロの場合、毎日のように使用するのにいちいち収納していたら面倒です。ノズル缶の先端に付けたまま使うので、収納の必要が無いということなのかもしれません。

シリコンスプレーと成分は同じです。

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ドライファストルブ速乾性潤滑スプレー

染み込んだり馴染んだりしにくい素材にシリコンスプレーを噴霧したいときは、ドライファストルブ速乾性潤滑スプレーがおすすめです。シリコンスプレーやシリコンルブスプレーは素材に染み馴染むこと凸凹をなくすことができます。成分は他のシリコンスプレーと同じシリコンオイルです。ただ、基本的には通常のシリコンスプレーのほうがしっかりと馴染ませることができるので便利です。

多用途すべり剤

シリコンスプレーやシリコンルブスプレーとは見た目も名前も一切似ている要素がない多用途すべり剤という製品も販売されています。こちらも他のシリコン系スプレー製品と同じく主成分はシリコンオイルです。家庭用の製品でとてもコンパクトですが、容量が少なく割高なので個人的にはあまりおすすめではありません。

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呉工業のシリコンスプレーとルブスプレーの違いは?

呉工業で取り扱っている「シリコンスプレー」と「シリコンルブスプレー」は、結論を言えば実は中身に違いはありません。パッケージや価格が違うので、中身も違うと勘違いする人も少なくはなさそうですが、どちらも成分として「シリコンオイル」が使われている同じものです。

どちらも中身は全く同じです。どちらを購入しても問題ありません。

「え、どういうこと?」と思われるかもしれませんが、パッケージだけが異なります。

パッケージが違う理由

呉工業の販売戦略上の都合でパッケージが分かれているだけで、缶の中に入っている成分は同じです。商品を販売経路によってパッケージを変更したり、量を変えたりということは市場においては決して珍しいことではありません。末端の消費者からみれば「なぜ、わざわざ同じものを分ける必要があるのか」と疑問に感じるかもしれませんが、一般用と業務用では注文ロット数が違うなど、より便利に商品を届ける工夫として分けられています。

今回はルブスプレーを選択

どちらも同じならそれこそどちらでも良かったので、若干安かったシリコンルブスプレーを購入しました。決してプロユースだからということではなく、「シリコンスプレー」と「シリコンルブスプレー」を見比べてて値段が若干安かったというだけが理由です。成分は同じなので安い方を選べば問題ありません。

ぎぃいいと音を立てる扉の金具などにプシューと一吹きすると、シリコンオイル同士が接することによって摩擦が減り、あっという間に異音から解放されました。さほど高価なものでもないため、ちょっとした不便さを諦める前に試してみる価値は十分にあります。

クレ5-56との違いは?

同じ呉工業の製品で見た目も似ているクレ5-56との違いは成分です。クレ556は鉱物油・有機溶剤で、シリコンスプレーはシリコンオイルという違いがあります。

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知名度と人気度はダントツの『滑りを良くするスプレー』であるクレ5-56は、金属に染み込んで馴染むことで滑らかになります。内部まで染み込むことで潤滑油としての持続力は高く、サビや油汚れを落とすにはとても便利ですが、有機溶剤が入っているためプラスティック製品に付着すると溶けたり劣化の原因となるおそれがあります。クレ5-56は自転車のチェーンを始めとした金属特化型のスプレーです。

おわりに

呉工業からはシリコンオイルを主成分としたスプレー製品がいくつか展開されていますが、いずれも中身は同じとなっています。今回は最終的に価格で黒缶のシリコンルブスプレーを選びましたが、デザインで選ぶなら赤缶かなと思います。どちらかしか置いていないときは迷わず置いてある方で問題ありません。色々置いてあって迷った場合は赤缶のシリコンスプレーをおすすめします。

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2 COMMENTS

アバター ポッポ屋さん

シリコンルブ&シリコンスプレーの違い…ドコが違うのよ? と思い検索したらこちらにたどり着きました。要はキャップの形状程度の差ということであるならノズルを収納しやすいシリコンスプレーの方がいいじゃないという結論に至りました(笑)
当方建具屋という商売柄障子や襖、木製雨戸の敷居などシリコンスプレーは便利に使えますのでこの辺が気になっておりました。
 なお、鍵穴はシリコンでも油モノは一切使用してはなりません! そのオイルっ気がホコリを呼んで動作不良(油差した副作用でシリンダーが言うこと聞かなくなったりする)という事例が数例発生しておりまして、対応策として、シリンダーを外してパーツクリーナーで洗浄、鍵穴用のスプレー(パウダー状になっております)で潤滑させてOK プロレベルなら軽傷ですが一般の人には真っ青になるお話かと思います。 せっかくなのでその辺のアナウンスをしてくれるとより嬉しいです。

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いんたらくと

そうなんですよね、収納のしやすさはシリコンスプレーに分があります!

また、鍵穴について有意義なご指摘ありがとうございます。
動かないなら分解洗浄というのはとても冷静な視点で、動かなくなった時点で慌てること間違いないので早速記事に反映させていただきました。
動かなくなるリスクを考えるとコスト的にも鍵穴には専用潤滑剤の使用が安全ですね!

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