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有料席のみで混雑に拍車!約25分間で2万発の花火を打ち上げる「みなとみらいスマートフェスティバル」会場レポート

有料席のみで混雑に拍車!約25分間で2万発の花火を打ち上げる「みなとみらいスマートフェスティバル」会場レポート

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

みなとみらいスマートフェスティバル

みなとみらいスマートフェスティバル2023は、2023年7月31日に横浜のみなとみらい地区にて開催された花火大会です。複合施設であるパシフィコ横浜の沖合から打ち上げられるため、みなとみらい地区の多くの場所から花火を見ることが出来ることで、多くの観光客が立ち寄る夏のイベントとなっています。みなとみらいスマートフェスティバルという名前になったのは2018年からですが、元々は、1986年から2016年まで『神奈川新聞花火大会』として実施されていた花火大会です。

通常の花火大会では1~2時間かけてゆっくりと打ち上げるものですが、みなとみらいスマートフェスティバルでは、約25分間で2万発という多くの花火を集中的に打ち上げます。花火の打ち上げ時間内は他の花火大会で言うところの『クライマックス』が常時続くような打ち上げ演出はとても好評となっています。ちなみに、2万発という打ち上げ数は、関東最大級の動員となる隅田川花火大会と同じです。

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有料席のみで混雑に拍車

座席名人数価格
臨港パーク パイプ椅子席1名9,500円
耐震バース パイプ椅子席1名9,500円
横浜ハンマーヘッド9号岸壁 テーブル席4名38,000円
臨港パーク 専用シート席1名4,000円
カップヌードルミュージアムパーク 専用シート席1名4,000円
有料席の観覧料金

今大会は過去の大会と大きく異なり、花火の打ち上げ場所周辺の公園がすべて有料化されています。公園方面へ向かうにも有料チケットの所持が必要となっています。過去の大会には無料席が設定されていたのですが、混雑対策として無料席をなくしてすべて有料席とすることになったようです。したがって、オフィシャルな扱いとしては、有料席の利用者と偶然周辺に屯している人たちということになります。

天候次第によっては中止となる恐れがあるものの、前売券はいかなる場合でも返金不可となっていたので手を出しづらくなっています。当日券についても公式による情報発信や想定が十分だったとは言えず、多くの人が『当日券の現地販売』に集まってしまうという有様でした。有料席の購入に人が殺到し、有料席への入場に長い時間待たされるという状況では、有料化の拠り所となっていた混雑対策については全く効果が無いものとなっていました。

花火打ち上げの様子

花火の打ち上げ時間が近づいてきました。花火の打ち上げは19時20分から19時55分までのわずか25分間です。時間が短いのでうっかりしていると見逃してしまいます。

打ち上げ開始

時間になるとパーンとひとつの花火が打ち上がりました。たったの25分間の中で2万発も打ち上げる予定となっているので、予想通り初めから複数セットで次々と打ち上げられていました。本当に次から次へと切りなく打ち上がっているので、目を離すとその隙にまた打ち上がっています。

正面にあるインターコンチネンタルホテルの海側客室は花火の特等席です。もし花火大会の日にわざわざ宿泊するなら、街側の客室だと花火は反対側になってしまうので間違いなく海側部屋に宿泊するべきです。

左右のある花火がそこそこ打ち上げられていたので、正面の会場にいればバーっと包まれるように打ち上がる景色を見れたのかもしれません。花火を正面から見たいなら、真正面にある有料席というのも選択肢としては十分にありだなとは思いました。決して有料席を設定することが悪いのではなく、全部有料にして空間を物理的に締め切ろうという大会の方向性がスマートではないというのは改めて強調しておきます。

中盤

他の花火大会の半分以下の時間で打ち上がるので中盤ともなるともはやクライマックスそのものでした。ひとつの大きな花火というのも楽しいですが、ひとつずつは小さな花火でも横幅が広いのはとても見応えがあります。

花火としては小ぶりのものでしたが、木の枝と葉っぱのようななんだか涼し気な見た目の花火は、今回の大会の中で一番形として印象に残りました。

あっという間に時間は過ぎていきます。打ち上がる度にどこからか感動の歓声が聞こえてきました。

最後の大盛りあがり

最後にはあたり一面がパッと明るくなるようなとても激しい何発も何発もの弾幕のように花火が打ち上がって花火大会が閉幕しました。短期集中型なのでのんびり飲食を楽しみながら花火を見るという感じではありません。打ち上がり始めてから終わるまではあっという間の出来事でした。

おわりに

2万発がたったの25分間で打ち上げられるという花火そのものはとても良かったです。ただ、公式の情報発信もイマイチ洗練されておらず、公式サイトも色々な情報がとっ散らかっていて分かりにくいのは不満でした。有料にするならせめて案内は分かりやすく、入場はスムーズに行われるべきかなと思います。

特に公共の場で開催されるイベントは、その価格に見合ったサービスに対して有料としたほうが良いと思います。一部の限られた人のための閉じられたイベントなら、そもそも公共の場で実施する必要はありません。今後の方針次第では花火大会の挨拶文にある『企業と地域の協働の推進』にも繋がらないので、やはり開催について再考すべきなのかもしれません。

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