日本でも製作されているとても珍しい打楽器「ハンドパン」を知っていますか?
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
KAMATA MOVIES MUSEUM
羽田空港の所在地である東京都大田区に関するイベント「KAMATA MOVIES MUSEUM」が2017年11月2日(木)~3日(金・祝)で開催されました。大田区にある専門学校の生徒による朗読会や大田区に関する映像コンテストなど、大田区を紹介するイベントでした。
そのイベントの中に、大田区に工房がある、珍しい打楽器「ハンドパン」を製作している園部良氏とその奏者の峯モトタカオ氏によるトークショーがありました。
HANDPANスペシャルトークショー
今回のトークショーに登壇されるのは、東京都大田区に自身の工房を持つ園部良氏とハンドパン奏者の峯モトタカオ氏です。
向かって右側の男性が製作者の園部氏で左が奏者の峯モトタカオ氏です。足元に置かれている楕円形のものが不思議な形の打楽器「ハンドパン」です。材質は鉄を窒化処理したもので、本体下部に穴が開いていて、内部は空洞になっています。重さは約4.5kgだそうです。
1つ1つ手づくりで「優しい温かみのある音をつくる」という意気込みで製作されています。製作にかかる期間は約1週間ですが、珍しい楽器で製作者が少ないため、2~3年待ちになっているそうです。
珍しい楽器ハンドパンを製作している園部氏は、もともとはスティールパンというドラム缶を改造したトリニダード・トバゴで発明された打楽器を製作していました。紆余曲折あり、ハンドパンも並行して製作するようになり、現在ではハンドパンのみを制作しているそうです。
少しずつ改良を加えていて、現在の「園部ハンドパン」は第4世代のものだそうです。
ちなみに、こちらは園部氏が製作していたスチールパンのサンプルです。どうやら、スチールパンよりもハンドパンのほうが柔らかい音が出るようです。
スペシャル映像ライブ HANDPAN × NATURE OTA
和紙のスクリーンに投影された大田区内で撮影された映像を見ながら、峯モトタカオ氏の演奏を聴くという内容のステージでした。
場所は羽田空港国際線ターミナルにあるTIAT SKY HALLです。右側のハンドパンが第4世代で、左はおそらく第3世代(生産完了)だと思われます。
たくさんのお客さんが訪れていました。先程のトークショーから参加している人も多く確認できました。
ハンドパン奏者の峯モトタカオ氏が演奏しています。峯モトタカオ氏がハンドパンに出会ったきっかけはYoutubeだそうです。Youtubeでハンドパンの演奏を聴いて、演奏してみたくなり調べてみると「日本でも購入できる!」と園部氏と園部ハンドパンに出会ったそうです。演奏時は「ヒーリング=癒やしを大切に」しているそうです。また、珍しい楽器であるハンドパンの演奏を見たお客さんへ”驚き”を届けるために、路上ライブも精力的に実施していくとおっしゃっていました。
叩く場所を変えたり、速度を変えたり、強さを変えたり、様々な音が出ます。
夕焼けの映像とともに。
夜になって、プラネタリウムに。星空は少しずつ移動していたので、なかなかピンポイントで撮影するのは難しい・・・。
最後は真っ暗な中で星空を見ながらゆっくりとした雰囲気の演奏を聴きました。
この映像は峯モトタカオ氏のハンドパン演奏を録画したものです。幾つかの曲をつなぎ合わせてあります。また、出入り自由だったので、歩行音等が聞こえる場合があります。
なお、のんびりとフルバージョンをお聞きになりたい方は、1時間のCD”Healing music『On the night when the moon sheds dew』“があるそうなのでそちらをどうぞ。
イルミネーションの準備が進行中
毎年恒例のイルミネーションの時期がやってきました。今はまだ準備中ですが、あと数週間のうちに点灯されます。楽しみです。