身近なレシートが作品に!現代アート作家 VIKI(ヴィキ)の感熱芸術パフォーマンス
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
現代アート作家 VIKI(ヴィキ)
某所にてストリートパフォーマンスが行われていました。パフォーマンスを行っているのは2015年より活動している現代アート作家の「VIKI(ヴィキ)」氏(@vikifpa)です。公式サイトによると「熱を与えると変色する感熱紙の特徴を生かし、熱でドローイングする」作家。すなわち、身近な感熱紙であるレシートを使って芸術作品を作っている作家さんです。レシートを使うようになったきっかけに関してはホームページに記載されているのでここでは割愛します。
レシートという身近な感熱紙
遠くから見ると白い紙のようななにかですが、使われているのはすべて感熱紙のレシートです。固形のりでレシートにレシートを重ね貼り付けて、アイロンで感熱紙を反応させて絵に仕上げていきます。
ワンポイントで色付きの感熱紙や残りが少ないことを表す赤線入りのレシートが使われているので、全くの白黒というわけではありませんが基本的には白と黒で絵が描かれています。
レシートアートの面白さ
感熱紙は熱に反応すると元通り白くなる事はありません。使われているレシートも世界に1枚だけの誰かの生活の記録です。どんな作品ができるのかはその時次第。そして二度と同じ作品を作ることはできないのです。
時間が経過するうちに絵が浮かび上がってきました。よく探すと見慣れたお店の名前を見つけることができるのが、レシートアートの興味深く面白い点です。
ファンの方のお話
会場に訪れていたファンの方にお話を伺うことができました。ファンになったのは「VIKIのレシートアート」をテレビ番組で偶然見かけたのがはじまりでした。良いなと感じてSNSなどで調べていくうちにどんどんハマっいったそうです。
しかも、それだけではありません。「VIKIのレシートアート」をきっかけにして興味の対象が広がり、他の作家さんの個展にも訪れるように。出会ったのは「VIKIのレシートアート」だけでなく「現代アートの楽しさ」でもあったのです。現代アートを見るという新しい楽しみを手に入れるきっかけになった作家という観点でもVIKI氏を推しているとのことでした。
ちなみに、この日着用していたシャツはVIKI作品でした!
おわりに
遠くから見ると白黒の絵ですが、近づいて見ると誰もが知っているコンビニやスーパーのレシート。身近にあるレシートという紙に更に熱を加えて作品になっているというのは驚きました。機会があればまたライブパフォーマンスを見に行きたいと思いました。