今回は、I-O DETAのWindows向けUSB3.0接続キャプチャーボード 「GV-USB3/HD」をレビューします。
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
目次
GV-USB3/HD
今回購入したのはI-O DETA社のGV-USB3/HDです。なんと偶然なことに、I-O DATAの本社は石川県金沢市にあるそうです。つい何週間か前に訪れたばかりの地の名がいきなり現れたので、意表を突かれました。キャプチャーボードと言って、ゲームプレイ映像やスマートフォンの画面をPC上にミラーリングし、録画することができる機材です。
もちろん録画だけではありません。PC上にミラーリングした映像は、キャプチャーボードに対応している配信ソフトを使えば生放送も可能です。簡単に言えば、PC上に取り込むための機材です。
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付属品
キャプチャーボード本体と縦置きスタンド、USB3.0ケーブル、HDMIケーブル、取扱説明書・CD-ROMが付属していました。
PCとはUSB3.0接続
パソコン側は青色が目印の『USB3.0』と接続します。今のところ高い普及率を誇っている『USB2.0』に接続してもミラーリングできません。
PC上にミラーリングと言っても、ただ接続しただけでは何も表示されません。付属のキャプチャーソフトか、配信ソフトを使用することで、PC上でも映像が確認できるようになり、録画や生配信が可能となります。
「USB3.0が出始めた頃に”USB3.0もどき”つきのパソコンを販売していたメーカーがあった」という噂を聞いたことがあります。必ずしも『青色=USB3.0』ではありませんのでご注意ください。
遅延なしのパススルー接続が可能
INにゲーム機からの、OUTにテレビへのHDMIケーブルをつなぎます。これで、PCへのミラーリングとともに、遅延なしの映像をテレビ等に出力できます。
PCへのミラーリング映像を見ながらでもゲームプレイは可能ですが、若干の遅延があるのでFPSゲーム等のコンマ一秒が大切なゲームには向きません。ゲーム画面を遅延なしでテレビやモニターに出力するため機能として、この「パススルー機能」があります。
横置きだけでなく縦置きも可
横置きもできますが、付属しているスタンドを使えば縦置きも可能です。
競合製品について
競合製品のAVerMedia社のキャプチャーボードのほうが人気でユーザーも多いようでしたが、AVerMedia社のキャプチャーボードとパソコンのグラフィックボードの相性が悪いというレビューがあったので、今回はこちらを選んでみました。
キャプチャーボードは右から左へと映像データを運んでいるだけのはずなのに相性問題が起こるのは謎ですが、発売から3年も経っているので、その間に大きな変更があったということなのでしょう。
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OBSの設定をして録画&配信してみた
今回、録画や配信に使用したソフトはOBSという無料の配信ソフトです。
簡単にOBSの設定について説明します。他にも設定に関して詳しく記載されているサイトもあるので、
シーン追加で、「映像キャプチャデバイス」を選択します。
映像キャプチャのプロパティで、
- デバイス「GV-USB3_HD…」
- 解像度/FPSタイプ「カスタム」「1920×1080」
- 音声出力モード「音声のみをキャプチャ」
- 「ON」カスタム音声デバイスを使用する
- 音声デバイス「GV-USB3_HD…」
を設定します。
また、ミキサー内の歯車を「オーディオの詳細プロパティ」で、映像キャプチャデバイスの音声モニタリングを「モニターと出力」に設定するのも忘れないようにしてください。
特に、音声についてはこの通りに設定しないと音が出ません。
この通りに設定しても音が出ないときや急に音が聞こえなくなった場合は、配線の抜き差し→PC再起動→項目を選択し直すことで復活する可能性が高いです。何もいじっていないのに聞こえなくなったことが数回ありましたが。
早速、録画してみた
せっかくなので下手くそですが、プレイ動画を録画してみました。録画するだけなら録画ボタンを押せばすぐに録画することができます。
1980pの60FPSで撮影しています。
Youtube LIVE 配信
OBSの設定を開きます。
配信の項目で、
- 配信種別「カスタムストリーミングサーバー」
- URL「~記載されているもの~」
- ストリームキー「~記載されているもの~」
出力の項目で、
- 映像ビットレート「10000」
- 音声ビットレート「160」
ツイキャス 高画質配信
OBSの設定を開きます。
配信の項目で、
- 配信種別「カスタムストリーミングサーバー」
- URL「~記載されているもの~」
- ストリームキー「~記載されているもの~」
出力の項目で、
- 映像ビットレート「4808」
- 音声ビットレート「192」
映像と音声ビットレートの合計が「6Mbps=6000」までになるように設定する必要があります。公式の推奨値は「6Mbps=5000」なのでそれに合わせています。
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