膝下まである水流を進む洞窟探検!観光地あぶくま洞からも近い「入水鍾乳洞」でケイビング体験を楽しむ
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
入水鍾乳洞
今回は入水鍾乳洞を訪れました。入水鍾乳洞は福島県にある天然記念物の鍾乳洞です。観光向けの鍾乳洞として有名なあぶくま洞の近くで、手軽に洞窟探検を楽しむことができるスポットとなっています。洞窟内はAコース、Bコース、Cコースと3段階に区画が分けられており、最深部へ向かうことができるCコースのみ予約制となっています。
水に濡れたくない場合はAコースとなりますが、入水鍾乳洞を訪れたからには洞窟探検をしっかりと味わえるBコースがおすすめです。Aコースだけだと『観光』という感じですが、Bコースは水没した洞窟の通路を進んでいくので『アクティビティ』という感じになります。
本記事は、福島県観光交流課の主催する『ふくしま発酵ツーリズム推進事業』モニターツアープログラムに参加し、滞在に際して支援を受けて作成しています。
体験料金
区分 | Aコース | A~Bコース | A~Cコース |
---|---|---|---|
大人 | 600円 | 1,000円 | 7,000円 |
小人(中学生以下) | 500円 | 800円 | – |
団体・大人 | 550円 | 900円 | – |
団体・小人(中学生以下) | 450円 | 700円 | – |
料金はA~Bコースの場合、大人1,000円、中学生以下の小人800円です。料金に含まれているのは入洞のみの料金です。装備品として必要なものがあれば持ち込むか貸出や販売も行っています。例えばヘルメット貸出300円、ヘッドライト販売400円など、物品によって貸出品と販売品かが異なるのですが、事前に何も用意していなかったとしても飛び込みで訪れることも可能となっています。
洞窟探検へ出発
サンダルと半ズボンに履き替えて、ヘルメットとヘッドライトをつけたら洞窟探検に出発です。
比較的緩やかなAコース区画
Aコースは岩肌のままで歩きにくい箇所には鉄板の通路が設置されているので、普通に歩いていくことができます。水たまりもところどころにあるので、いきなり足を突っ込んでしまわないように注意する必要はありますが、いわゆる誰でも無難に楽しめる観光鍾乳洞となっています。
Aコース区画ではちょろちょろと水の流れがある程度なので、運動靴でも行けないことはないのですが、サンダルであればより好ましいかなと思います。足の先が濡れてもOKくらいの格好をしておけば十分です。どうしても濡れたくないという場合は半長靴があれば水に濡れることなく見学することができます。
水流の中を進むBコース区画
Aコース区画からBコース区画へと進みます。Bコース区画は完全に水没している通路を進むので、Aコース区画に合わせた準備だと確実に濡れます。Aコースの区画ではかろうじて運動靴でも散策できそうでしたが、Bコースでは運動靴では厳しいかなと思います。足元はサンダルか胴長靴が必要です。
膝下まで水位がある上、狭くて暗いので滑りやすくなっており、全く濡れないで行き来するのは難しそうです。要所要所で照明も設置されていますが、照明の範囲から外れるとヘッドライトのみの真っ暗な環境です。ライトを消すと何も見えなくなります。
入水鍾乳洞のなかでも特に見どころとなっている『第一胎内くぐり』は、約30cmほどの隙間の場所となっています。暗くて狭いのでぱっと見た感じでは行き止まりに見えるのですが、かろうじて通り抜けられる幅が確保されています。
『第二胎内くぐり』は高さが低いので這いつくばりながら進みます。通常でも膝下まで水位があるので手足を冷たい水の中に入れる必要があり、個人的には第二胎内くぐりのが苦難でした。
Bコース区画の終点までやってきました。かぼちゃのような岩を見たら来た道を引き返します。Bコース区画よりも先は上級者向きのCコース区画になっています。Cコース区画は狭いだけでなく深い場所もあるらしく、安全のためインストラクターが一緒でないと行くことができません。本格的なケイビング体験を楽しみたいという方はぜひCコースにもチャレンジしてみてください。
おわりに
海でも山でもない洞窟探検ができます。ほとんど濡れる事なく移動できるのがAコースで、膝下まで濡れるのがBコースです。アクティビティとしてケイビング初心者でも楽しめる洞窟となっているので、福島県を訪れる際にはぜひ立ち寄ってみてください。転ばなければ上半身がずぶ濡れになることはありませんが、部分的に深い場所もあるので長ズボンは捲っても濡れてしまいます。更衣室もあるので水着もしくは半ズボンで挑戦するのがおすすめです。