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上野恩賜公園にある日本最古の博物館!国宝も所蔵しており常設展だけでも見応え抜群の「東京国立博物館」を訪れる

上野恩賜公園にある日本最古の博物館!国宝も所蔵しており常設展だけでも見応え抜群の「東京国立博物館」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

東京国立博物館

上野恩賜公園の敷地内にある東京国立博物館を訪れました。日本で最古かつ最大級の博物館で、略してトーハクとも呼ばれています。1872年に湯島聖堂にて開催された博覧会が大盛況だったことから、引き続き常設の施設を作ることになったのが東京国立博物館の始まりとなっているそうです。名古屋城の金の鯱を見るために多くの人が足を運んだことが記録に残されれているそうです。そうして、日本で始めて常設の博物館が作られ、運営主体や名称が変わりながらも日本で最古の博物館として現在にまで続いています。

隣接している国立科学博物館が自然史系の博物館であることに比べると東京国立博物館はどちらかといえば美術系の博物館となっています。公式サイトによれば、収蔵品は美術作品から日常的に使われているような小物にまで至って多種多様なものが約12万件あり、2024年4月時点で、国宝は89件、重要文化財は650件と、規模の大きさが際立ちます。展示物は定期的に入れ替えが行われており、訪れるタイミングによっては国宝を見ることもできます。

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拝観料

区分料金
一般1,000円
大学生500円
東京国立博物館の拝観料(2024年9月現在)

東京国立博物館の拝観料は一般1,000円、大学生500円です。高校生以下及び70歳以上の方は無料で入館することができます。また、特別展の拝観チケットを所持している場合は当日に限って常設展も追加料金不要で見ることができます。祝日以外の月曜日と年末年始は休館です。休館だけでなく展示替えや設備点検等のために部分的に閉室する場合があります。

総合文化展(平常展)は本館2階がメイン

常設展示の総合文化展は本館の2階がメインとなっています。本館2階が概ね歴史の時系列順の展示となっており、本館1階は時系列とは関係なくあるカテゴリごとに区分した展示が行われています。収蔵品が多いだけでなく展示品も多いため、すべてを見て回るにはとても時間がかかるので、今回は本館2階を中心に見ることにしました。まんべんなく見て回ろうとするのは現実的ではないので、国宝の他に見たいジャンルを絞ってから訪れると良いです。

本館2階 日本美術の流れ

総合文化展(平常展)のメインの展示は、本館2階にある『日本美術の流れ』です。過去から現在までの概ね時系列に沿った時代ごとの展示が行われています。遠目に見て興味があるものを重点的に見ていると、まるで美術書や雑誌をパラパラとめくっているかのような感じで見学することができます。ちなみに、特別展とリンクして展示されている展示物もあるので、平常展といえども侮れません。

第1室 日本美術のあけぼのー縄文・弥生・古墳

埴輪と銅鐸が入口でお出迎えでした。縄文時代は、日本の美術の始まりでもありますが、日本という形が残されている最初の時代でもあります。芸術の始まりは文化の始まりです。

第2室 国宝

国宝はだいたい月ごとに新しい展示が行われています。現在展示されている国宝については公式サイトの展示紹介にも掲載されているので、それを見て訪れても良いかもしれません。

訪れたときは『法華経巻第六(色紙)』が展示されていました。法華経巻第六(色紙)は、平安時代に作られた仏教経典です。全8巻ありそれぞれの巻ごとに色が使い分けられているそうです。表面には薄っすらと金箔が乗せられているとても貴重なものだそうです。

第3室 仏教の美術―平安~室町

仏教にまつわる絵や道具が展示されています。

第3室 特集 藤原定家―『明月記』とその書―

その時々によって変わるのですが、中には有名なものも展示されていることがあります。特集は常設展の中でも目玉の展示です。今回展示されていた『古今和歌集』も有名な作品です。藤原定家は生涯の中で改訂をおこなっており、展示されていた嘉禄本とは嘉禄2年(1226年)に発行された版で、展示されていたのは1488年に写本されたものだそうです。

第3室 禅と水墨画―鎌倉~室町

水墨画として山水図が展示されていました。白黒なのに色が見えてくるようなとてもきれいな絵画でした。

5・6室 武士の装いー平安〜江戸

武士といえば、甲冑や刀は外せません。

第8室 暮らしの調度ー安土桃山・江戸

暮らしの調度品は皿や硯など日常生活に使われていたものが展示されています。

鳳輦

鳳輦(ほうれん)は天皇が特別な行事で行幸する際に乗っていた乗物です。現存する本物の乗物が収蔵されていることこそが、東京国立博物館が皇室との関係性を表す貴重なものだそうです。要するに皇室の収蔵品を預けられるほどの信用や格式のある博物館であるということを意味しています。

本館1階 ジャンル別展示

本館1階はジャンル別展示です。様々なジャンルごとに同じテーマの作品や道具などが集中的に展示されています。専門博物館が開館するなどの流れを汲んで、アイヌ民族に関する展示もありました。

平成館(考古展示室)

平成館は特別展用の空間と考古展示室があります。考古展示室は古銭や埴輪などが展示されています。

東洋館

東洋館はアジア諸国にまつわる収蔵品を展示する建物です。

文化体験コーナー

アジア諸国の文化体験コーナーがありました。骨の形でみる占いはすぐに手元で体験することができるため、特に人気がありました。

夢占いも万国共通の文化のようです。

コイン返却式のロッカー

館内にはコイン返却式のロッカーが設置されています。ロッカーはコイン返却式なのでもちろん見学途中での出し入れも可能です。多かれ少なかれ荷物を持って展示を見てまわるのは大変なので、入館したら最低限の荷物だけ持ってあとはコインロッカーに預けておくのがおすすめです。展示物も多くて展示室も広いので、コインロッカーを上手に活用するのが良いかなと思います。

おわりに

中に入る時には曇り空だったのが、外に出る頃には晴れ晴れとした日になっていました。かなりざっくりと若干飛ばしつつ見たい部分だけかいつまんで見ていたのですが、それでも約3時間ほど滞在していました。途中休憩を挟みつつだったので、実際に見学した時間は2時間ちょっとでした。

初めて訪れる方だと目安で何時間くらいあれば見て回れるか気になるかもしれませんが、すべて見て回るのは諦めて、最大2時間程度に収めることをおすすめします。すべてを見て回るには半日以上かかるという話もあるのですが、実際にはそこまで見て回るのは相当な集中力を要します。もしじっくりと見たいなら、複数日に分けて少しずつ見たほうがより楽しめるかなと思います。

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